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私が対人を初めて間もないころ,カード構成は大体クリーチャー25枚アイテム10枚スペル15枚でした.しかしある日気づきます.

皆のブック,クリーチャー少なくね?

実際,他のセプターにブックのアドバイスを求めるとほぼすべてのセプターから「クリーチャーが過剰,減らしてドローを入れた方がいい」と言われました.(いやそんなドロー入れたら邪魔だしクリーチャー減らしたら事故るでしょ……)と思いつつもその通りにすると,懸念していた手札事故発生率は変更前と大して変わらず,しかも体感できるレベルでブックの快適さが上がっているではありませんか.

この時の私は「減らした分のクリーチャーを追加ドローで引けるから問題ないんだなー」くらいしか考えてませんでしたが実際この時私のブックに何が起きていたのか,何がブックを快適にしたのか.改めて考えてみました.

概要

ドローソースはブックを圧迫するか

何が起こっていたかは実際に同じくらい同じカードが引けるブックの,ドロソが入っていないバージョンと入っているバージョンを比較するとすぐわかります.

『ビー』

『ビードロー』


2つのブックのうち上のブックは私が3分で雑に組んだ地ブック『ビー』(クリーチャー20枚,アイテム10枚,スペル20枚)で下のブックはビーとそれぞれのカードが任意のラウンドで引ける期待値が等しくなるように組んだ地ブック『ビードロー』(クリーチャー15枚,アイテム8枚,スペル23枚,余裕4枚)です.余裕という見慣れないカードがありますがこれは何も起きないカードだと思ってください.

ビーは50枚全てが単独で効力があるカードです.一方でビードローは8枚をドロソに,4枚を何の役にも立たない余裕カードに割り当ててるので言うなれば38枚で構成されているブックです.

50枠フルで使っているブックと38枠しか使っていないブック,一見すると後者は弱そうに思えます.しかし,先ほど述べた通りビードローはビーとそれぞれのカードが引ける期待値が等しくなるように組んだブックです.つまりビードロー38枚はビー50枚と同じくらい試合中に引くことができます(100枚中2枚が当たり98枚がハズレのくじから1枚引いて当たる場合と100枚中1枚が当たり99枚がハズレのくじから戻さず2枚引いてどちらかが当たる場合の確率が等しいのと起こっていることは同様です).そのため2ブックは試合中では(ドロソのコストが余分にかかることを除き)等しいものです.

しかも,ビードローは4枚の余裕を残しています.今回は例のため無意味なカードで4枚を埋めましたが実践ではもちろんこんなことをする必要はなく,マナなり足なり好きなカードを入れることができます.つまりドロソを入れることで4枚多くのカードを入れることができるようになったことがわかります.

結論

追加ドローカードは単体で効力を発揮することはありません.しかしブックを圧迫することはなく,逆に疑似的にブックの枠を増やす効力があるといえます.あるカードの投入枚数を変えずにドロソを追加すると引きやすくなるのはもちろんのこと,ドロソを追加することで引きやすさを維持したままそのカードの枚数を節約することができるためです.

 

ただし,これだけでは事故率が変わらなかったことは説明できましたが私が「快適だ」と感じた理由が説明しきれていません.その説明はまた別の記事で行いたいと思います.

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