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リボルトで新たに追加されたドローカード「ギフト」.コスト付きで2枚引ければ上等だったカルドセプトにおいて最大で4枚ドロー,1位でなければ無料(なんならゲインが増える)というぶっ壊れとしか思えないドローカードです.カードパワーだけで見れば強力無比なこのカードですが「ギフトは必須級だ!」というセプターだけでなく「ギフトは好きになれない」というセプターも居ます.どうしてこんなにも意見が分かれるのでしょうか.今回はこの点について考えます.

ギフトの正体

追加ドローには手札補充による以下のような恩恵があります.(詳細

①手札枚数増加

②使用可能カード総数増加

③有効カードの使用回数増加

④有効カードの入手高速化

ギフトが必要な理由

リボルトにあっては③と④が重要であり,ギフトは③と④に大きく寄与します.というのもリボルトではブック枚数がこれまで通り50枚であるのに,試合展開はかなり高速化しました.この展開の速さについていくためにはとにかくカードを大量に引き,短時間で有効カードを多く使用でき,有効カードを素早く入手する体勢を整えることが必要です.そしてギフトは(その強力無比なドロー力により)この高速化に対応しなければならないという需要を最も手早く満たせるカードと言っても過言ではありません.ギフトが必須級とされる理由の大きな根拠はここにあります.

ギフトが不必要な理由

ではギフトが使いにくいと感じるセプターが存在するのは何故でしょう.これはリボルトの高速化とは別の特徴である大怪獣バトルピーキーカード(必要だけど大量には要らないカード)が関係しています.

リボルトでは神龍や公爵に代表される侵略できるし拠点もこなせ,更に目立ったデメリットもない大怪獣が当然のように跋扈しています.更に領地コマンドをどこからでも使えるようになったことで移動侵略も格段に発生しやすくなっています.よって大怪獣の侵略に常に警戒しながらことを進める,または大怪獣が大怪獣を迎え撃つ大怪獣バトルはリボルトの日常茶飯であり,これに備えるためにアイテムを複数保持することは何ら珍しいことではありません.

更に,リボルトでは密命やトランス,重干渉(場合によってはアイテムや先述した大怪獣も)に代表される高コストで汎用性が低い代わりに大きいリターンが見込めるピーキーカードが多く存在します.これらは決してロマンやネタではなく,現実的な達成プランに組み込まれる程度の実用性を持ちます.寧ろこれらが持つ高いカードパワーを発揮させられるかどうかはリボルトでは重要な戦略要素です.

そして,この大怪獣バトルとピーキーカードがもたらした結果が手札枠の圧迫です.アイテムを最低2枚は保持したい,ピーキーカードを出番まで待たせておきたい,予備のクリーチャーまで持ちたいなら既に余剰の「状況に合わせて入れ替えられる手札枠」は2枚しかありません.この状況に最も相性が悪い恩恵が①と②,つまり手札補充による恩恵です.保持したいカードが多いために常に手札が限界枚数に近く,一度に大量に引いたなら一度に大量に捨てる必要に迫られる場面が頻発するのです.つまり,手札枠が圧迫されがちなリボルトでは,大量に手札を補充しても枠から溢れ手札補充が行われにくい環境なのです.

ディスカードトリガー,ギフト

手札の自由枠が2枠の場合,大量ドローは恩恵③により2枠の質を向上させます.しかしその質の向上には手札補充の恩恵がない,大量のディスカードが発生するという但し書きが付きます.手札補充の恩恵がないことは前章でわかりました.では,大量のディスカードはどのようなデメリットになるでしょうか.

元々カルドセプトはブックを引き切っても敗北にはならないためブック内のカードが減ること自体にデメリットはありません.更にリボルトは1試合が短いため何もしなくともそもそも引けないカード=捨てたも同然のカードが発生しやすいという都合があります.どうせ使えないならより有効なカードを残した方が全体としては有利です.この観点からなら大量のディスカードはさして大きなデメリットではありません.

一方で再び大怪獣バトルとピーキーカードの存在を思い出してみます.大怪獣バトルに備えてアイテムは取っておきたい,ピーキーカードも引けないと手順が進まない.引くためには大量に入れたいですが他方,展開の早さに対応するためにドローは増やしたいものです.ドローを増やすと大量に入れたカードは大量に来てしまいます.しかしアイテムもピーキーカードも持ってはおきたいですが大量には要らないため,枚数を減らした方が他のカードを持ち込める量が増えます.結果,ドローを増やしピーキーカードを少量入れることが理にかなった構成になります.

しかしこの”理にかなった構成”なるドロー戦略はブック内のピーキーカード投入数が少ないために,それらを一度ディスカードすると次に引ける確率が低い構成になっています.結果ディスカードのリスクが上がり「今は要らないんだけど捨てられない」というストレスは増大します.つまり本来手札枠を有効活用するための大量ドローが,ディスカードのリスクが高まったせいで,手札枠の圧迫を加速させる効果をも持ち始めてしまうのです.特にこれが顕著なのが他でもないギフトです.都合の悪いことにギフトは期待できるドロー枚数が多いだけでなく,試合中盤以降のギフトで大量ドローできるタイミングが「趨勢が決まりつつあり,ピーキーカードを持ってはいるがまだ行使できず持っておきたい出遅れ状態」であることが多く,これはつまり試合中もっとも手札枠がカツカツの状態であることが多いのも特徴です.ギフト=使いにくいと感じる主たる理由はこのあたりにあるのではないでしょうか.

 

結論

A1.リボルトは速い展開のために大量のドローが必要

A2.展開が早くどの道手札に加えられない手札が発生しやすいためディスカードのデメリットも小さい

B1.リボルトは環境的に保持したいカードが多いため手札補充の恩恵が小さい

B2.大量ドローは必要だが試合が短く保持したいカードをディスカード出来ない

→大量のディスカードが発生する大量ドローは汎用性のあるカードの使用回数を却って減らす

ここで,高速展開とギフトの相性の良さ,ひいては行動機会を利益に変換する際の最大効率(A1,A2)を重視するとギフトは必須級カードになります.

手札枠の圧迫とギフトによる大量ドローとの相性の悪さ,ひいては行動機会を利益に変換する際の機会損失率(B1,B2)を重視するとギフトは汎用性はあるが効果の低いカード使用回数を減らしてしまう過剰なディスカードトリガーになる.

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