2016年7月7日にリボルトが発売され、間もなく5年となります。
しかし公式の動きが無いのは勿論、セプターも殆どがカルドセプト以外のことに勤しみ、カルスタも最近は閑古鳥が出入りする状態です。
限界集落となったカルドセプト界隈、このまま廃れてしまうのでしょうか。
そんな中、いつものようにトゥイッターのタイムラインを眺めていたところ、カルドブログの現状を憂いている意見が眼に入りました。
確かに、今年に入ってからは記事がほぼ上がっていないですよね。
今年最初に開催されたオフ会がつい先日。特にオフレポートが盛り上がりを見せるカルドブログにとっては、厳しい現実です。
毎週新たな記事が上がれば、そんな中でも活気を取り戻・・・ん?
こ、これはもしや煽られてる!?
参加してないオフ会のオフレポートを書くから・・・^q^
そこまで言うなら見せてやるよ・・・毎週投稿、いや、毎日投稿をなぁ!!
というわけで(?)、今回は毎週投稿の上を行く毎日投稿を、リボルト発売5周年当日の7月7日まで実施しようと思います。
この記事を上げているのが7月1日なので7日間、ちょうど1週間ですね。
不測の事態にならない限り、この期間は毎日1つずつ記事を上げます。
とはいえ「書きたい時に1つのネタを、極力掘り下げて書く」が普段のスタイルである都合、7つのネタを用意して7日間も持たせるのは至難の業です。
そのため1つ1つの記事は薄い内容となり、当日となる7日目には特別な記事が・・・ということもありません。ご了承ください。
さて、1日目となる今日のテーマは配置クリーチャー強化です。
ステータスの基本的なこと
クリーチャーのステータスは、基本的にカードに記載されたものを使います。
デジタルカードゲームで時折見られる手札やデッキ(ブック)にある状態で強化、というのはカルドセプトにはありません。
そのため、カードに記載された状態からステータスを強化したい場合、まずマップに配置する必要があります。
その後ステータスを強化するスペル効果を用いることで、クリーチャーを強くすることができます。
但しどれだけ強化しても手札に戻ったり、ターンウォールなどで変身すると、強化情報は全てリセットされます。
ST強化について
まずはST強化を掘り下げていきます。なおここで言うSTは「基本ST」と同義です。
基本事項
STを強化すると、戦闘相手に与えるダメージが増え、敵を倒しやすくなります。
侵略で活躍できるようになりますが、当然移動侵略になるため、防御型を持つクリーチャーのST強化は、あまり効果的ではありません。
グルイースラッグやランドアーチンを相手にする場合、移動侵略を遮断されるので意味がありません。
リビンググローブやスペクターのように、戦闘中のSTを置換する場合も無意味です。
賞金首や移動不可の呪いがある場合は領地コマンドでの移動が封じられ、防魔壁の場合はチャリオット等でも動かせません。
なお先制を持つクリーチャーの場合、先制を対処できない相手の侵略を抑制する副次的効果が付きます。
ST強化の方法
さて、そのSTを強化する方法ですが、キメラやワーベア等「自身の効果で自身を強化する」ものを除くと、なんとフェイの秘術しかないです。
条件に合えばロードオブベインの秘術でも強化できますが本体が重く、最大50止まりです。なので特別な狙いが無い限りフェイに頼りましょう。
このことから「防魔持ちはST強化できない」と考えて大丈夫です。そもそも防魔持ちは拠点とした方が強いですからね。
ST強化による相性
どんなクリーチャーもHPが0になれば破壊されます。そのため、ただ闇雲にSTを強化するだけでは、スペルフェイズと秘術コストの使い損となってしまいます。
どうせ強化するのであれば、より効果的なクリーチャーを使いたいものです。
そこで「ST強化と相性の良いカード」をいくつか挙げます。
強打持ち
最も分かりやすい好相性のクリーチャーは、強打を持つクリーチャーです。
STの上限は100ですが、強打が発動する場合は実質150となり、生半可な防御力で防げない侵略要員が完成します。
特に火属性に多くフェイも火属性のため、自然にブックを組める点でも優れています。
自身のSTを参照した効果持ち
自身のSTを基準として有利な効果を発揮するクリーチャーを強化すると、その効率を上げることができます。
サムハインをST100にした日には、戦闘終了時効果により全てのクリーチャーを倒せる、名実ともに死神へと変貌します。
ローンビーストは防御力が上がるだけでなく、前述の強打も持ちます。フェイと同じ火属性、その相性は言うまでもなく抜群です。まさにビューティ&ビースト。
バンディット
与えた戦闘ダメージに応じて、相手セプターから魔力を奪う効果を持ちます。
そのSTを強化すると魔力奪取効率が上昇し、より凶悪な嫌がらせをすることが可能です。
尤も、ヘイトの高さは言うまでもないので、恨まれるのは必然です。
パウダーイーター
領地コマンドで移動すると増えるクリーチャーですが、増える際にそのステータスを引き継ぎます。
強化してから移動することで、カード本来のステータスからは想像できない大型クリーチャーを、次々に量産できます。
戦闘能力不可
変わったところでは、ウォーロックディスクやボーテックスともコンボが可能です。
最大までSTを強化できた場合、HP50までならレベル5でも確定で落とせ、相手からすれば脅威となります。
しかしこの運用は殆どのクリーチャーが可能なので、コンセプトに欠けるところはあります。
ST強化の注意点
但し、ST強化は良いことだけではありません。状況次第で不利になることもあります。例えば、相手のST参照クリーチャーです。
ケットシーやラハブを相手にする場合、STを強化すると無効化の対象となり、逆に倒せなくなります。
シグルドの即死対象にもなり、HPが高いクリーチャーはさらに無効化もされます。
デコイやスパイクシールドのような、反射にも弱くなります。
アングリーマスクを持った相手が生存した場合も、余程のことがない限り返り討ちです。
簡単に纏めると「ST強化はテクニカルな戦法」です。
ダウン解除の手間、地変やレベルアップを犠牲にしたりが必要な、ターンウォールで破綻する諸刃の剣ですが、型に填ると面白いことになります。
HP強化について
ここからはHP強化に触れていきます。「MHP」のことと思ってください。
基本事項
HPを強化すると相手の攻撃に強くなり、拠点性能を高めることができます。
元からHPが高いクリーチャーをさらに強化するのも強いですが、HPが低い代わりに優秀な効果を持つクリーチャーを強化するのは、より有効な一手となります。
特にHP30のクリーチャーの場合、5強化するだけでもアーマードラゴンや魔法陣から出る焼きの一発退場を防げ、ティラニーへの耐性も得られます。
HPが高いことが仇となるカードも当然ありますが、基本的にメリットの方が大きいので「HP強化による損はあまり無い」と考えて問題ありません。
HP強化の方法
僅かしかなかったST強化方法に対し、HP強化方法は色々存在します。
基本的なところではリチェノイドの秘術やグロースボディ、それらのお株を奪うファットボディがあります。
コマンド成長の呪いがついていれば、領地コマンドで地変やレベルアップをする度HPを強化できます。
タイニーアーミーは多くの防魔持ちクリーチャーが抱える悩み、低HPを一度に克服します。
極端な話マスグロースの存在から、HP効果無効を持たない限り全てのクリーチャーが、最大までHPを強化可能です。
HP強化による相性
HPを強化する欠点らしい欠点は、精々「直接的な自分伸ばしに繋がらない」程度です。
ターンウォールを恐れないのであれば、どのクリーチャーもHP強化は効果的です。
しかし、どうせなら付加価値が欲しいので「HP強化と特別相性が良いカード」を挙げます。
再生持ち
削り侵略を徒労とする再生は、HPが高いほどその効力を増します。
特に地属性の諸悪の根源ことシルバンダッチェスは、アイテム破壊効果も相まって難攻不落の拠点を築くことができます。
受けたダメージを参照する効果
ゼラチンウォールのHPを強化すると、本来のステータスでは受け切れなかった攻撃にも耐えられるようになり、そのうえでより多くの魔力を還元できます。
ゼラチンアーマーがあるので、防具を使える全てのクリーチャーも同じ動きができます。
強化値が頼りないアングリーマスクも使いやすくなり、本気の侵略すら遮断する可能性を持ちます。
ダメージを軽減する効果持ち
ガスクラウドとナイトエラントがこれに該当します。
通常攻撃によるダメージを半減するため、実質2倍強化するようなものです。ナイトエラントの場合は反射ダメージも与えられます。
道具を使えるクリーチャーの場合は、ワンダーチャームも効果的です。
ゴールドグース
「これが活きる場面=折角育てたHPが水の泡」なので弱いですが、最大まで強化した場合は達成型密命もビックリのG700を還元できます。
保険としては無くはないですが、いたって普通に勝ちを目指す場合、この手法を主軸にしてはいけません。
ネタでやるのであればビジランテがオススメです。能力で戦闘中のHPを減らせ、還元の成功率を上げられます。
HP強化の注意点
ST強化と違って良いとこ尽くめ・・・のように見えますが、ここで敢えて1つ、HP強化の明確な弱点を挙げます。
それは、カルドセプトに於ける重要戦術「トランスと噛み合わない」ことです。
HPを強化する暇があったらトランスを狙う方が良い、というのは勿論ですが、折角強化したクリーチャーをトランスしては骨折り損の草臥れ儲けです。
HP強化を重視する場合、嵌め戦法を取ると良いかもしれません。
おわりに
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
「7日間に分けて記事を書くから、1つ1つは物足りないかもよ!」と忠告しておきながら、終わってみれば結局いつも通りの量を書いてしまいました。
流石に毎日この物量を目指すとなると息切れと皆様が胃もたれを起こしそうなので、明日からは簡潔に済ませると思います・・・多分。
何はともあれ、今日はこの辺で失礼させていただきます。