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トップページ » アワユキ » ブラックアウトについて色々考えてみる

現状の最新作、リボルト。早いもので、その発売から5回目の年明けを迎えました。
世間的にも界隈的にも、全く先行きの見えない現状。光明が差すことはあるのでしょうか。

・・・という前置きに追い討ちをかけるかのように、今回考察するのは暗転を意味するカード「ブラックアウト」です。
リボルトのストーリーにも出てくるこのカード。なぜ今更考察するに到ったかというと、今年の初カルドセプトで使用したブックに搭載していたためです。
というわけで今回は、そんなブラックアウトについて適当に書きます。
今回は短め(個人の感想)なので、普段自分の記事を物量で敬遠している方にも読みやすいと思います。

基本性能

単体呪い/レア度N/G40
対象敵セプターに呪い”通行料無効”をつける(2ラウンドの間、通行料を取れない)

がっぽりを未然に防ぐ

カルドセプトに於いて戦況が加速する要因は、大まかに2つあります。
1つはトランス。もう1つは高額領地を誰かが踏むことによる収入、所謂「がっぽり」です。
1人が抜きん出るだけのトランスに対し、がっぽりは踏んだ人の転落も同時に起こります。その結果枯渇した場合、その人はある意味脱落者となります。
ブラックアウトはがっぽりを予防することで、脱落者を出さないことに貢献します。

戦況を変えるポテンシャルは無い

かと言って、ブラックアウト自身にリソースの増減や駆け引きをする力はありません。
通行料による魔力の変動が起きないということは、戦況が変わることもありません。
また対策カードというのは、ドレインマジックのように自分伸ばしもできるものでない限り、弱い傾向にあります。
自分が対策カードを使ったのに得をするのは第三者、という場面は非常に多いです。
ブラックアウトもご多分に漏れず、がっぽりを回避できるのは自分だけではありません。

他の意味を持たせたい

そんな「守り」のカードであるブラックアウトを敢えて使うなら、やはり複数の意味を持たせたいところです。
通行料がG0になるだけの効果に、幾つもの働きを期待することはできるのでしょうか。

結論から言うと無かったら記事を書かないので、可能です。
ここで自分が思いついた、ブラックアウトの活用法をいくつか紹介します。

直踏み侵略の難易度を下げる

例えばランドアーチンのような移動侵略を拒否する拠点の場合、攻略するには移動侵略無効をどうにかするか、直踏みするしかありません。
直踏みを狙う場合、いくら落とす可能性のあるカードが揃っていても、確定で落とせない限り失敗した時のリスクが大きく、二の足を踏みがちです。
そこで事前に領地の持ち主にブラックアウトをかけておくと、たとえ落とせなくてもがっぽりのリスクはありません。
択ゲーも強気に仕掛けられるようになり、もし落とすことができれば当然、自分が勝ちに近付くことができます。

ドリームテレインを不発にする

ドリームテレインは自分以外が通行料を得た際、その半分の魔力を自分も獲得できる、現環境で大人気の収入スペルです。
がっぽりで多大な魔力を得た人ではなく、ドリームテレインで魔力を得た第三者が達成、という事態に直面した方も、少なからずいることでしょう。
これを使って収入を得るには、当然ですが通行料の発生が必要になります。
ブラックアウトはその通行料を0にする呪いです。元が0であれば、その半分も0です。
第三者がドリームテレインで得をしなくなり、たなぼたの勝ち抜けを阻止できます。

他者の有利な呪いを消す

ブラックアウトにしかできない芸当というわけではないですが、そもそもドリームテレインを解除することもできます。
場の状況次第では、ドリームテレインはドレインマジック以上の収入を提供するスペルです。
その供給源を断つことで、結果として何百何千という魔力の獲得を阻止することもできます。
たったG40にそれだけの仕事ができれば、十分と言えるでしょう。

ドリームテレインへの解答?

この記事を書くに到った理由はもう1つあります。それがまさにドリームテレインです。
ひでちゃんさんの記事でも取り上げられていますが、現状ドリームテレインはあらゆる場面で登場、活躍するスペルです。
冒頭で触れた今年の初カルドセプトの際に、このドリームテレインをどう対処するかを考え、その結果白羽の矢が立ったのがブラックアウトだった、というわけです。
特にマップが踏みやすいシンプルサークルだったこともあり「踏み回避」「第三者のドリームテレイン収入阻止」「そもそもドリームテレイン阻止」の全てを担えるこのカードは、とても好都合なカードでした。4位で終わったけど^q^
自分もドリームテレインを使う場合、当然おこぼれを貰えなくなる場面も出てきますが、他者のそれを妨害するには最もクセが少なく適任、と言えるのではないでしょうか。

おわりに

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
よくあるデジタルカードゲームのようにカードの追加が無いリボルトでは、環境の変化も乏しくなりがちです。
ドリームテレインが標準装備となった現環境を、少しでも変える可能性を見出したい。そんな思いも込めて書きました。
最終的に「ブラックアウトについて」というより「ドリームテレインについて」になった感も否めませんが、今回はこの辺で失礼させていただきます。

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