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トップページ » ヨシ » 固定同盟について かめヨシコンビでカマキリカイチコンビに挑んだ話

昨年後半から私事でドタバタしてしまいカルドセプト出来ていなかったのですが、カマキリさんから固定同盟戦のお誘いを受けました。最初はお祭り感覚で参加しようと思っていたのですが、検討するにつれ面白くなってきてしまいました。いっちょ本気でリハビリやったるか! と、久々に本腰入れたカルドセプトをしてみることにしたヨシです、こんばんは。リハビリでフルマラソンするタイプです。

ブックを構築する前提

カルドセプト4人戦はエントロピーが大きく、相手のブックを予想したり対策したりすることが、必ずしも有効ではなかったり、対策を行った結果弱いブックになったりすることも珍しくありません。その点、固定同盟は基本的には1対1のじゃんけんですので、巷のカードゲームのように「このブックが来たらこう」「あの人はこのブックを使う」と考えることが、4人戦よりも高い価値を持ちます。4人戦特有の紛れの多さ、カルドセプトが有するある種の寛容さがない、キビシイゲームです。

なので、対戦準備の流れは下記のように行うべきだと思います。

  1. レギュレーションの理解
  2. 実用的なブックタイプの列挙
  3. 2.の中で最も有利が取れそうなブックを決定
  4. 特定のブックを使われた際の対策方の検討

4人戦でももちろん上記の流れに沿うべきですが、悲しいかな紛れが多すぎるため3~4の検討が必ずしも勝率に貢献しないイメージがあります。

しかし、固定同盟は1対1のじゃんけんなのです。「2.実用的なブックタイプの列挙」の際に、グーが1種類、チョキが5種類、パーが1種類思いついたのであれば、やはりグーを選ぶべきです。そして、どのチョキをどうすれば打ち漏らさないか、万一パーを出されたときの対策は何なのかを考えるべきです。4人戦では相手の勝ちの目を潰すと、潰れなかった第三者の勝率も上がってしまいますが、固定同盟では自分の勝率向上にダイレクトに繋がります。準備すればするほど勝てるんです。

以前タイマンをやったときにも感じていましたが、今回は3週間かけて1戦の準備を行ったので、より準備の重要性を感じました。

今回の対戦に向けての準備

ブックの大枠を決める

さて、今回の対戦の準備ですが、レギュレーションを決める提案ができる立場にありました。そのため「自分に有利なレギュレーションを選ぶ」という選択肢があるため、まずは「2.実用的なブックタイプの列挙」から始めてみました。

  • 無属性援護物量戦:ボージェス&ギア系で横に広く展開する、ディスクは消す
  • 火殴り:ティアマト・手札干渉・呪いで高レベルをぶん殴る
  • 水走り:守備的な水
  • 水マーシフルワールド&ホームグラウンド:マーシフルで戦闘を拒否して複属性のレベルを上げてホームグラウンドでフィニッシュ
  • 水クイックサンド:硬い水クリーチャーをクイックサンドで踏ませる
  • 水ミラーワールド:水系でミラーワールド構築
  • 地走り:いわゆる走り
  • 地殴り物量戦:援護多めでクリーチャー山盛りで横に広く展開する
  • よくばりセット:ティアマトもテュポーンも入れる
  • 金奪い系:ランドレやウィッチで手持ち魔力を削り倒す

これを眺めていて、コンパクトで配置に自由度があるマップで物量戦を展開すれば、相手がレベルを上げられない状況を作れそうだなと思いました。

インスタントに使われそうな火殴り耐性が担保できる(相手が準備して土地1個落とす間にコストをかけずに2個落とす)、カイチさんよくばりセット使ってきそうだからタスカー入れたい、予想していないブックに当たったときに融通効きそう、とじゃんけんマップの立ち位置も良さそうと判断。

淡々と勝つためにはより紛れをなくするために、環境が崩れにくくしたい。そのため、手札干渉を拒否して強みの盤面勝負に集中できるように、相手の世界呪いに被せられるようにミスティワールド入りの地ブックを採用することを目論みました。

そうなると横に展開しまくっても逃げ場があるような広大なブックはNG。ある程度配置と進行方向の自由度がないと、先上げされたレベ4とか踏みそうだからジャンクションとかだと微妙……。となると……。

こっから勝負は始まってるんすよ!!

ここでOKもらった段階でほぼ地ミスティを使うことは私の中で確定。そこから相方探しがスタート。ボイラーズさんも組んだら面白そうだと思うけど、ちょっとボイさんの強みとこういう質実剛健なブックの相性はフィットしてない気がする。地で横に着実に伸ばすような緻密さと押し引きが上手そうで、同盟勘がありそうな人といえば……。

かめさんでしょ。というわけでオファーをかけたところ快諾を頂きました。

昨年のカルドラリーグは途中リタイアで不甲斐ないところを見せてしまったので、ここらでセプト部育ちのロートルの実力見せつけてやらんとな! っしゃ、やったるで!

余談ですが、ボイラーズさんとも組みたいんですけど、今度いかがですか。

かめさんとの情報共有 ブックのブラッシュアップ

まずはたたき台をかめさんに提示しました。

 

 

コンセプトとしては、前述の通り手札干渉を拒否し盤面で勝つことです。

空中線(同盟にありがちな手札破壊合戦)をミスティで拒否して、盤面勝負に引きずり込み、レベルを上げられる場所を無くして相手を達成させないことを主眼を置きました。

基本的にレベル1をどれだけ制圧できるかが勝負なので、クリーチャー比率は下げない。物量を投下することが肝なのでドローもサボらない。

レベルを安心してあげられる状況を作るのが良くないので、盤面に打ち込む楔は多種準備。スクリーマー、ボーテ(兼ドロー)、バイミス、ターンウォール(重要。ナンバー8でカイチさんが危険なクリーチャーを入れてこないわけがない。厄介クリは基本的に置かせてからターンウォールで処理)と選り取り見取り。

横に横に展開するために手持ち魔力を使いたいので、レベルアップの優先度は普通のブックよりは低い。

そこに対してのかめさんのコメントと改善案がこちら。

 

  • ディスクは3枚入れたい。レベル1戦闘でアイテム読み合いを有利にするために、 手札にディスクを1~2枚保持したい。 ミスティ場では相手の手札アイテムへの干渉が難しく、常に相手にはアイテムを保持されるような状況が予想される。そういった意味でもディスク・グレアイはかなり有用と考える(ヌーンさんのタイマン火ミスティブックの強さがわかりやすい)。 ディスクはスクリーマと合わせて攻めにも使っていくため、1枚では絶対足りない。
  • ムシュ・テュポ対策にプリン・シグルドだが、場に出た横付けムシュ・テュポはターンウォールで対処できるし、 手出しのムシュに対してはMHP50/50以上のサイズ+地形効果1以上+ディスクボーテ、手出しテュポに対しては60/50以上のサイズ+地形効果1以上+ディスクボーテで対応できるため、プリン・シグルドは入らない。
  • 過去作と違ってダブルコストがガチのパワークリーチャーが多い。そして同盟だと二人分の領地コストでカウントするので、ダブルコスト持ちを多めにいれてもほぼ事故らない。レベル1戦闘を制するのはもちろん、12000Gの終盤戦を制するためにもクリの質は上げたいので、タスカー・ダッチェス・ブロンティー・ヨルムンガンドは大胆にがっつり入れたい。
  • 今作はダウンシステムにより前作の固定同盟以上に二人がかりでガンガン領地指示ができるので、秘術呪い+横付け+移動侵略がさらに強力。よってスクリーマーは戦術の中心に置きたい&相手にターンウォールされることも前提で多めに積みたいので3枚。
  • 不屈(ピクシーorワーベア)は複属性に移動→地変が1人の時と違ってかなりサクっとできるので絶対良い仕事するはず。場にいるだけで常に2人同時に使える天トラ要員(超重要)。
  • アムルは1枚は入れといても悪いことは無さそうです。場に出してアイテム不足の味方に交換で受け渡すという動きもできるのが便利です。
  • アーチンは1枚以上は入れたい。二人で要所要所で配置・交換することでターンウォール引けないときに、相手の動きをシャットアウト。
  • グローブはケットシーキラーではあるが、ブロンティーデスの応援もあって安定してレベル4以上のケットシーを落とせるサイズになってくれる自信ない。
  • ティラニーはどうか。正直ティラニーはお祭り感強いので、ケットシーのことだけ考えるならウッドフォークで良いような気も。
  • 「二人で1枚ずつ採用するほどでもないな・・・」というカードはどっちか1人だけ1枚いれる、という枚数の微調整ができるのが固定同盟の便利なところだと思うので、枚数決めるときにそういった選択肢もあることはお互い覚えておく。

 DMのやり取りより一部改変・抜粋

的確~~~~~~~!!! 誘って良かった~~~!!!!

特にディスク3枚と高スタッツはもともとぼんやりと考えないでもなかったのですが、きちんと理由を明文化されると「よし、もっと極端な形のほうがブックの強さが引き立つな」という気持ちになりました。ブックを人に見せる前の理由の精緻化が足りなかったことを反省しながら、ここはいじっていく方針に。

これ今だから言えるけど、アーチン2枚入れてるつもりだったのに、カクタスになってたな……。すいませんした。

仮想敵の検討

続いて、敵がどんなブックを使ってくるか、それに対してどこまでブックで対策するのか、プレイ中の方針をまとめて、かめさんに提示しました。

仮想敵 ブック上の対策・プレイ中の注意点
火殴り
  • ピンポイントに呪い&手札干渉&ティアマトなどで最高火力をだすのがうまいので、そこには付き合わない。具体的にはレベルアップ控えめを徹底。タテではなくヨコを徹底。
  • ディスクで処理すべきはシグルド・ムシュフシュ。
  • タスカー+ブーメランでティアマトに圧力をかける。
足止め
  • そもそも足止めクリが入りそうかチェック(火で防具アイテム山盛り、アイテム少なめであれば可能性高し)。
  • クイックサンドが入るかチェック(守備力高そうな水の場合ある程度注意か)。
  • クイサン対策にボーテックスやスクリーマーをいつでも打てるように配慮。
  • 硬いクリレベル上げ→ダウン解除してウィロウ、のカウンターにターンウォールを打てるように配慮。
よくばりセット(ティアマト・テュポーンどっちも入り)
  • タスカー+ブーメランが激大事。レベル1攻防でティアマト・テュポーンにインスタントにアイテムを強いれる。
  • タスカーやダッチェスなどのHP50組はレベル2にしてディスク+ティアマトのレベル1侵攻に備える。
水ミラーワールド
  • クリーチャーをブック構築段階で多少ずらしておく(本番では、カクタス、スピットコブラ、ブラックナイト、トロル、グリーンオーガ、ウッドフォーク、ピクシーが1枚採用となった)。
  • ボーテをかければレベルあげ出来なくはない。特にアーチンなら硬い。
  • 自分にターンウォール入れてストーンウォールレベル上げも視野。
  • おそらくメタモが入ってきて、ミスティワールド、ディスクが消される。ディスクはあまり保持せず勿体ぶらず使っていく。
  • タスカーとダッチェスは潰される前提で運用。(ケチらずおいて良い、死ぬ時は死ぬ。レベル1落とすための爆弾として使用していく)。
水マーシフル&ホームグラウンド
  • 1位になることを恐れない。
  • おそらくレベルダウン&焼きスペルを入れてこちらが割り切った走りが出来ないようにしてくるだろうが、レベル4にスペルを打たせてもよい。
  • ミスティ撃った瞬間に土地を1個2個殴り殺せるように配置に配慮していく。
ランドレ・ウィッチなどで現金攻撃型
  • 基本的にミスティワールド即打ちすれば問題はないはず。
  • 片方が大量に土地を持つとランドレの的になるので、土地数をある程度均等にする。
  • レベル4を1個だけ作っておき、いざとなったらラントラムーブ。
レベルダウン系スペル多いブック
  • サブサイド、アステロイドなど。
  • 基本的に防ぐ手立てがないので食らうがまま。ただ、レベ4に3発くらい打たれても問題ない。
  • 相手のレベルアップを許さないように高STの広い配置、キノコ秘術で圧をかけていく基本戦術を丁寧にすれば問題なさそう。スペル的には頻出でしょうが、我々のブック的に耐性ある。
焼きブック
  • あり得るとしたら、クラスターバースト、スウォーム、シャイニングガイザーあたり?
  • 焼き相手の基本戦略は1点上げ(交換しなければならない対象を絞る)なので、ガン焼きにあたった場合には、タテ上げしない方針を崩しても良い。
  • ワーベアをとにかく大事にして捨てない、ガイザー1発で処理されないよう、必ず合成してから出す。
  • 同盟戦は○チーム、△チーム……と交互に手番が来るのでHP50なら理論的には交換が間に合うはず。(シャニングガイザー2連発は喰らいにくい)

同盟戦では「○○のときに□□する」の認識が同盟相手とずれていると、足並みが揃いません。また、前述の通りで第三者がいないので、相手ただ一組のブックさえ当てればその分プレイの精度が高まるので、この検討はやればやるほどよいと思います。

私が今回の対戦準備で一番丁寧に行ったのはこの部分でした。結果的に想定していた仮想敵ブックとは当たりませんでしたが、プレイ中に「クイサンはなさそう」「ターンウォールやディスクの使い所は厄介なクリーチャーを潰すために」などを自然にチェックできた印象があります。人間想定していた出来事に対しての情報処理はさほどリソースを食わないので、この想定を広げていく作業はとても大事です。

ブックの最終形

それらを踏まえて、ブックの調整をかけた際のかめさんのご返信がこんな感じ。

  • 足止め系プレイングでの意識の共有が重要。 対戦中、うっかり意識が抜けないように注意。
  • タスカーとブーメランの組み合わせでプレッシャーかけられる範囲が大きく広がると感じた。
  • ミラワの検討は必要。あの2人ならやりかねない。以前通話で私・ヨシさん・ヌーンさん・かいちさん・かまきりさんで話してるときに、 かめ「ヨシさん、固定同盟ブックってふたりとも同じもの使うべきだと思います?私はそう思いますが」 ヨシ「基本的にそう思います」 という会話をしていたし、あの2人ならミラワブックを準備してくる可能性もそこそこあるような気がする。ティラニーがピクシーやドリアードやセージを入れづらくしているので、 私のティラニーもディスエレに変えてクリの幅を広げるのも良いかもしれない。
  • ブラックナイト使ったことないので採用するのが不安。

DMのやり取りより一部改変・抜粋

よく覚えてるな、確かにそんな話したわ……。

私のこれに対し「ティラニーは入っていい。MHP30以下は二人合わせて5枚程度で、十分カバーできる」「ブラックナイトは私だけ入れておく」と提示。紆余曲折を経て、下記のようなブックが出来ました。

ツイスト - yoshi_gmgn
アーマードラゴン1ブーメラン1ターンウォール2
リビングアムル1ムラサメ1フィロソフィー3
ウッドフォーク1スペクターローブ1ホープ1
カクタスウォール1マグマアーマー1マジカルリープ3
グレートタスカー4マグマシールド1レディビジョン1
シルバンダッチェス4ウォーロックディスク3バインドミスト1
スクリーマー3 ボーテックス3
ピクシー1 ティラニー1
ブロンティーデス1 ミスティワールド3
ヨルムンガンド2
ランドアーチン2
ロックトロル1
ワーベア2
クリーチャー24アイテム8スペル18
かめ・ヨシ vs カマキリ・カイチ
固定同盟対戦でかめが使用
このブックをRevoltPosseに送り、新たなブックの元とする→Branch this book
フィスト - yoshi_gmgn
アーマードラゴン1ブーメラン1ターンウォール2
スカイギア1ムラサメ1フィロソフィー3
リビングアムル1スフィアシールド1ホープ1
ブラッドプリン1スペクターローブ1マジカルリープ3
グリーンオーガ1ニュートラルクローク1レディビジョン1
グレートタスカー4ウォーロックディスク3ディスエレメント1
シルバンダッチェス4 バインドミスト1
スクリーマー2 ボーテックス3
スピットコブラ1 ミスティワールド3
ブラックナイト1
ブロンティーデス1
ヨルムンガンド2
ランドアーチン2
ワーベア2
クリーチャー24アイテム8スペル18
かめ・ヨシ vs カマキリ・カイチ
固定同盟対戦でヨシが使用
このブックをRevoltPosseに送り、新たなブックの元とする→Branch this book

なお、メタモを嫌ってアイテムを散らしてありますが、上記の通りヨシのブックにニュートラクロークを入れてしまっていました。ブラッドプリンやスカイギアが使うことを考えると、ヨシのニュートラクロークをマグマアーマー、かめさんのマグマアーマーをニュートラクロークとしておくべきでした。なんか抜けてた……。

対戦結果

こんな感じでした。

相手のレベルを上げさせない、土地を取らせないというコンセプトが噛み合って、結局最後の最後まで相手に2回しかレベルアップをさせずに完封といった感じでした。つえーな俺らのブック!

プレイ中の反省点としては、ブック構築・仮想敵対策に血眼になっていたため、基本的なカルドセプトの動きがおろそかになってしまった感があります。具体的には天然トランスの準備です。ヨコに広く展開してミスティワールド使うのであれば、天然トランスなんていの一番に見るべきところ。不覚……。しかしそのてのところはかめさんが丁寧にカバーしてくださり、実際マジカルリープをほとんど引けなかったのに1発決めてくれました。

相手ペアの最後のデカイミスはラッキーでしたが、絶対的な有利を得てからもかめさんと「この状況から負けるとしたらどんな手だ?」「ダウン解除はしておいたほうが硬い」「ボーテ超大事」などと相談しながら、万一の負けを予防する手を打ち続けることが出来ました。こういうところは同盟の醍醐味ですね。

まあ手合わせして感じましたが、勝つべくして勝ちましたわ。我々の事前準備の厚みが圧倒しましたわ。ブックとプレイの屋台骨の太さが違った。カアーッ、固定同盟楽しいーっ!!

冗談はさておき(本気のニヤケ顔をしながら)、久々のカルドセプトは準備期間から対戦中まで、楽しく過ごさせていただきました。組んでくださったかめさん、対戦していただいたカマキリさん、カイチさん、ありがとうございました。ぜひまたよろしくおねがいします。

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