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トップページ » アワユキ » ソリッドワールドについて色々考えてみる

ラストリボルトまで、残すところあと1週間となりました。
参加者の皆様、諸々の準備はお済みでしょうか。自分はまだブックを組んでいません。
殆ど使われないカードの使い道を考えてばかりで、構築まで入れない状態です。
そうやってカードを眺めている時、ふと「ソリッドワールド」が目に留まりました。
というわけで(どういうわけで?)、今回はソリッドワールドについて、適当に書きます。

基本性能

世界呪い/レア度R/G70
世界に“土地変性無効”をつける(6ラウンドの間、全ての領地は地形変化やレベルを下げる効果を受けない(領地コマンドを除く))

高レベル領地を保護する

相手の領地に干渉する方法として、最も一般的と言えるものは「侵略」です。
その対策として、防御アイテムや、侵略に強いクリーチャーがよく使われます。
侵略の他には「地変で連鎖を削る」や「領地のレベルを下げる」などがありますが、これらの方法は侵略よりは使われない傾向にあるため、対策が手薄になりがちです。
ソリッドワールドは、その2つの妨害への対策を、6ラウンドに渡って可能とします。

インパクトに欠ける

世界呪いと言えば、リボルトで新たに登場した要素の1つです。リビングアイドルェ・・・
ウェイストワールドやミラーワールドなどの世界呪いは、それを軸としてブックを組むこともできます。
しかし、ソリッドワールドは「軸」として使われることはなく「世界呪いを上書きするための世界呪い」として、稀に使われる程度です。
それは、ソリッドワールドにパワーがないためと言えます。
攻撃的な効果とは到底言えませんし、上で述べた通り「侵略より使われない妨害への対策」であるため、防御力としては頼りなさが残ります。
そして何より、ソリッドワールドが持つ最大の問題点が、このカードの採用率を物語ります。

地変効果を阻害する

カルドセプトで勝つために、最も基本的といえるのは「連鎖を伸ばす」ことです。
同じ属性の領地を多く確保すれば、それだけ連鎖を伸ばすことができます。
ダイスはランダムのため、狙った属性の領地を確保し続けるのは容易ではありません。
領地コマンドで地形変化もできますが、複属性でない場合レベル1でもG300と高額です。
そこで登場するのが「地変効果」です。アースシフトなどの地変スペルやマカラなどの秘術、四神龍の敵破壊時効果が、これに該当します。
これらの方法を使えば、領地コマンドよりも安く地形変化を行え、連鎖を伸ばせます。
ソリッドワールドが無効化する範囲には、この地変効果が含まれます。「自分が連鎖を伸ばすための行動」すらも阻害してしまうのです。

攻撃に転用する方法は

しかし、地変効果を阻害されるのは自分だけではありません。相手も同じです。
世界呪いは場の全体に影響を及ぼすので、当然と言えば当然ですが・・・
何はともあれ、ソリッドワールドの期間中は、全員の地変効果が無効化されます。
地変効果が無効化されることで、場にはどのような変化が現れるのでしょう。
ここで、自分が思いついた「地変効果の阻害が齎す変化」を、適当に挙げていきます。
いくつかについては「その変化を利用してできること」も書いていきます。

地変スペルが手札に残る

地変スペルを使っても何も起こらないので、地変スペルは事実上使用不可になります。
連鎖が伸びている中盤以降であれば、ディスカードすることも考えられますが、領地の少ない序盤に於いて、考え無しにディスカードするのは、憚られるのではないでしょうか。
ディスカードを嫌った場合、スペルを保持することになります。
アースシフトなどの属性が指定された地変スペルはコストがG100なので、レイオブロウで一掃することが可能です。
また、手札のスペルを参照するウィッチの秘術や、クレアボヤンスも有効に機能します。

領地コストを捻出しにくくなる

四属性のクリーチャーには、既定の属性の領地を持っていることが召喚条件のクリーチャーが多く存在します。
そのぶん強力なクリーチャーが多いですが、既定の属性の領地を用意できない場合、それらの召喚が遅れてしまいます。
これも中盤以降では問題になりにくいですが、序盤に於いて領地コストを持つクリーチャーを多く引いた場合、土地確保に後れをとることでしょう。

領地のレベル上げが遅れる

地変効果で地形変化ができないとなると、領地コマンドで地形変化するしかなくなります。
不屈を持たないクリーチャーは、ダウンを解除しないと地形変化できません。
その後レベル上げをしようにも、もう一度ダウンを解除する必要があります。
地形変化に多量の魔力を消費されますが、投資先がなく現金輸送するようであれば、ドレインマジックが刺さります。

クリーチャーと土地の属性が合いにくくなる

四属性のクリーチャーの場合、自身の属性と領地の属性が合えば地形効果を得られます。
属性が合うようにクリーチャーを配置する他、地変効果で属性を合わせることもできますが、地変効果は封じられています。
地形効果を得られていない状態であれば、容易に戦闘破壊できることでしょう。
ホーリーバニッシュで手札に戻したり、サンダースポーンで急襲することもできます。

自分は影響を受けたくない

繰り返すようですが、これらの変化は全員に、つまり自身にも起こることになります。
相手を遅らせたところで、自身も後れを取ってしまった場合、意味がありません。
自身はソリッドワールドの悪影響を受けないようにすれば、一歩抜きん出ることができる、というわけです。
優位に立つと妨害を受けやすくなるので、いいことずくめではないですが・・・
それを踏まえて上で挙げた変化を見ると、四属性を使うと悪影響を受けやすそうに見えます。
無属性を主体にすれば、ソリッドワールドの悪影響を軽減できるのではないでしょうか。
そこで無属性ブックを前提として考察したところ、相性の良さそうなカードを見つけました。
それがアーチケミックです。ダウン解除の手間こそかかるものの、破格のG50で地形変化を行うことができます。
ステータスはゴブリン並と貧弱ですが、ソリッドワールドの悪影響を軽減するという観点から見ると、これ以上ないくらい好都合なカードです。

結局強いの?

さて、自分がこれまで書いた記事では、この辺で考察したカードを搭載したブックを組んで、ライトフロアやカルスタで試運転していました。
しかし、冒頭でも取り上げた通り、今はラストリボルト直前。流石に余裕がありません。
余裕がないならそもそも記事書くなよって?それを言っちゃあお終いよ。
というわけで、過去にライトフロアで試運転したブックの紹介に留めさせていただきます。

このブックを試運転した時は、見事に1位を勝ち取ることができました。
さらに、この時対戦したお二方ともサブサイドを搭載しており、思わぬ形でソリッドワールドの強いところを発揮できたのです。
サブサイドが見えている状況でも、遠慮なくレベル上げができる安心感がありました。
その反面、終盤までソリッドワールドを引かなかったため、序盤の遅延はできませんでした。
寧ろ地変スペル0枚もあり、自分の立ち上がりが遅かった憶えがあります。
結局のところ「刺されば強い」に留まるマイナーカード、というのが自分の見解です。

おわりに

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
創作熱が高かったりバルカドの塔に挑戦したりで、カルドセプトから離れっぱなしでしたが、ラストリボルトに向けてモチベを高める一環として、久しぶりに記事を書きました。
今回もオフレポートは書く予定なので、楽しみにしていただけると嬉しいです。
それでは、今回はこの辺で失礼させていただきます。

この記事への反応

  • カマキリ (2019年4月24日)

    お疲れ様です。
    ソリッド×アーチケミックは思いつかなかったので、大変面白いと思いました。

    淡雪さんがおっしゃるように、ソリッドワールドは他の世界呪いと比較すると地味で自分に恩恵を持たせづらいカードだと思います。ですが、ほぼすべてのセプター、特に水走りのセプターに大きな影響をもたらすカードとして、今まで注目してなかったけど運用に興味がわきました。
    (特に現環境のラクーンにソリッドワールドは刺さるような気がします)

    自分がやるとしたら、バードメイデンやスピリットウォークなどの移動で領地を確保する手段、
    グーバクィーン、コンジャラーなどの秘術。
    あるいはチャリオット×不屈でクリーチャーを動かす方法をとると思います。

    また、遅延により侵略のチャンスなどが広がっていくので、ロングホーンなどの踏みマップでない限り侵略手段に富んでいるほうが優勢にはたらきそうでだと感じました。本来であれば広めのマップほど、走りブックが強くなるので、そういう点を加味して考えて運用してみると面白そうですね!!

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