フォッグ+レベラー
フォッグ+バジリスク
どちらがいいか。
大きな差を上げるとすれば、レベラーは拠点になるという点です。
バジリスクに限らず、侵略を目的としたクリーチャーは移動侵略を想定するため、今いる土地のレベルを上げることはしません。自身を拠点化しません。侵略でその土地を離れるわけですから当然です。しかし、レベラーはそうではなく、レベルを上げても、隣のクリーチャーに移動侵略を仕掛けることができるのです。それはクリーチャー破壊を目的とした侵略ではなく、レベルダウンを狙った侵略だからです。相手を破壊せずにいれば、レベラーは自分の土地に戻るので、自身の拠点を放棄することはありません。これはレベラーがガルーダやナイトではなく、ナイキーやウェンディゴと同じ役割を持ったクリーチャーであるためです。
破壊を目的とせず、嫌がらせが主目的。
フォッグ+レベラーを主軸にするなら、同じ風属性のスレイプニルが併せやすい。
しかし、風被りでガルーダとぶつかると厄介なので、それほど風クリーチャーは入れられません。風単よりも、G・イールやバンディットを組ませてもいいでしょう。
「ミスト」(by 石の中にいる) | |||||
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コロッサス | 1 | カウンターシールド | 2 | クインテッセンス | 3 |
シェイドフォーク | 1 | シャドウアーマー | 1 | チャリオット | 1 |
バンディット | 2 | ダイヤアーマー | 1 | ティラニー | 1 |
サルファバルーン | 1 | ニュートラクローク | 1 | テレポート | 3 |
パイロマンサー | 1 | パワーブレスレット | 2 | ドレインマジック | 2 |
G・イール | 2 | ブーメラン | 1 | ピース | 2 |
ウェンディゴ | 1 | フォッグ | 3 | ||
スレイプニル | 3 | ランドドレイン | 4 | ||
ナイト | 2 | リフォーム | 1 | ||
ホーリーラマ | 2 | リムーブカース | 1 | ||
レベラー | 4 | リリーフ | 1 | ||
クリーチャー | 20 | アイテム | 8 | スペル | 22 |
40ラウンドかかるブックです。たっぷり楽しめるでしょう。
上記の早見表4ページ目に通行料とフォッグ後の通行料を記載しています。
コンセプトで想定するのは
・フォッグ+レベラー
・クインテッセンス+レベラー
・フォッグ+クインテッセンス+レベラー
・クインテッセンス+ウェンディゴ
こんなところです。
地価100 レベル4 5連鎖を見てみましょう。
通行料は1056
ここにフォッグがかかれば通行料は528
レベラーで踏めば176
クインテッセンスを打ち込んでおけば80
1056の通行料が「80」になります。
フォッグなしで、クインテッセンス+レベラーの場合は160
こちらのコストはレベラー100+フォッグ30+クインテッセンス60=190
はっきり言って、ドレインマジックで吸われた程度の被害です。これなら高額回避のために進路を変える必要はありませんね。
レベラーが手札に戻り、フォッグによるドローも期待できるので、手札の消費もわずかです。
このコンボの最大の長所は通行料の抑制ですが、もう一つは破壊を目的としない点です。
防御側のクリーチャーは、破壊されないためのアイテムを抱えるものです。
カウンターシールド、ネクロスカラベ、グレムリンアムル、ダイヤアーマー
お分かりでしょうか。まるで意に介す必要のないアイテムばかりです。フォッグ+レベラーの前には、無いに等しいアイテムですね。こちらはレベラーが生き残りさえすればいいので、防御アイテムを使います。いうなれば、防御アイテムで攻撃するわけです。レベラーのMHP60はかなり丈夫な方です。アイテムが必要ない場合もあるでしょう。
カルドセプトのセオリーは、「破壊されたくないからレベルを上げる」
このセオリーが強まるほどに、レベラーの存在価値が増していきます。
※このブックでシェイドフォークが強い理由
メインアタッカーとしても使われるシェイドですが、このコンセプトでは連鎖切りが目的です。高額拠点はレベラーが踏めばいいので、STの出るシェイドはよわっちいやつを刈っていけばいいのです。連鎖を切られるだけならシェイドに弱い者いじめをしてもらって盤面に放置されていてもらった方がいいと考える人がいるかもしれませんからね。
フォッグについて
使いどころは、一通の進路先にある高額土地です。保持しつつ、素ダイスで越えようとするタイミングで使うのでも構いませんが、他者が素ダイスで越えなければならい高額土地にかけてもいいのです。なぜなら、フォッグなしの通行料を得たセプターがレベル5を作りやすくなるからです。こうなるとクインテッセンスが打てなくなりますし、そのまま上がりも早まります。それならば、他者間でやりとりする通行料もできるだけ低い方がいいのです。
自分のクリーチャーの呪いを上書きする
シニリティやプレイグなど、嫌な呪いを上書きすることもフォッグの役割です。フォッグが影響するのは通行料のみ。
踏み侵略を促す
踏み侵略を躊躇するのは、破壊できない時の通行料です。しかし、相手のクリーチャーやアイテムを削ることができれば光明が見える。という場合なら、踏み侵略にいかざるを得ないのです。その一押しをするのがフォッグです。
ユニフォーミティ、ドリームテレインと比較すると
この2つはセプター呪いなので、フォッグとかみ合わないということはありません。ご自由にブックに組み込んでいいと思います。