初心者さんへ
1枚目は周回ボーナス表です
Rボタンで「情報モード」→「セプター情報」→「対象セプター選択」で自分に合わせると右上に周回数、下部半透明のウィンドウに自分が配置しているクリーチャー数(合計は自分で数える)がわかるので、早見表から周回数とクリーチャーの合計でぶつかる数字を見ます。それがあなたの周回ボーナス(基本ボーナス+クリーチャーボーナス)です。
基本が200Gと250Gに別れているのはマップごとにどちらかの初期魔力が設定されているためです。初期魔力とは周回ボーナスの基本ボーナスを算出するのに使われる基礎値であり、セプターの試合開始時の手持ち魔力と同額です。
さて、周回ボーナスを出すには公式から出されている計算式があります
『 初期魔力+初期魔力の10%×(周回数-1) 』
初期魔力200、周回数7で計算してみます
200+200×0.1×(7-1)
これで出てくのは320という数字で、これは基本ボーナスの値です。
クリーチャーボーナスが加算された数字は出てきません。めんどくさいですね。
しかし、周回ごとの基本ボーナスは決まっています。早見表のクリーチャー0の列がそれです。これを覚えてしまえば計算式はいりません。あとはクリーチャーボーナス(クリの数×40)を加算すればいいのです
ざっと決めつけで言ってしまうと、カルドセプトの試合で周回ボーナスを気にする場面は自分がそのボーナスを貰ってそのままあがれるかどうかの時ぐらいです。周回ボーナスを投資に回す時も気にしますが、まあそれはいいでしょう。
さてそんなタイミングというのは1周目や2周目ではやってきません。大抵4~7周の間です。つまり基本ボーナスは4~7周の4つの数字、200の場合(260、280、300、320)250の場合(325、350、375、400)を知っていれば問題なしです。周回数を確認し、そこにクリボーナスを足す。
2枚目は土地へ魔力を投資したとき、どれだけ総魔力が上昇するかの表です。
総魔力とは、あなたが支配しているすべての土地の領地魔力と手持ち魔力の合算です(あと護符価値も)。魔力を土地に投資する前の時点であなたの総魔力がいくらなのか確認しておくとわかりますが、そこから必要投資額をつぎ込むと、それに応じた総魔力増幅が得られるのです。
投資額を把握しておくことで天然トランスを狙えるようになります。ダイスを振る前に、目の前にある自分の土地に対し、どれだけ投資できるか確認しておきましょう。
3枚目は護符価値の上昇を知るために必要な土地価値上昇の表です。
例えば地価80、4→5、連鎖5の数字1408で見てみましょう。
あなたが自分の土地にこの様な投資を行った時に、その土地に対応した護符を10枚持っていたとします。
1408の1%は14.08であり、端数を切り捨てて14。ここに護符の枚数10を掛け合わせると、140。あなたは土地への投資で得られる総魔力増幅とは別に、護符価値の上昇でさらに140G、総魔力が増えるのです。もし護符を100枚持っていたら1400Gの総魔力上昇です。
護符の素晴らしい点は、仮に自分じゃない誰かが土地投資を行ったとしても、その土地に対応している護符を持っていれば護符価値上昇による総魔力上昇の恩恵をあなたも受けることになるのです。これによって「護符の相乗り」という面白みがあります。
順序が前後しますが、ここから少し2枚目の総魔力増幅に絡むお話をします。地価上昇値から必要投資額を引くと総魔力増幅値になります。もしあなたが5連鎖している地価80の土地を、0Gで1→5にできたなら、あなたの総魔力上昇は2640Gとなります。2枚目の、該当する数字を見てみましょう。1440となっているはずです。それは、あなたがレベルを上げるために必要投資額として1200Gを支払っているため、差し引き1440Gの総魔力増幅となっているのです。ですから、0Gとは言いませんが、通常の投資より、もっと安い手段で土地のレベルを上げることができればそれだけあなたの総魔力は増えるということです。
クリーチャーの中に、シェイドフォークという奴がいます。60Gで攻撃力がとんでもなく高い奴です。こいつがなにもアイテムを使わず誰かのレベル5を奪ったとします。仮にあなたが持っている土地がすべて火土地で5連鎖、奪った土地が基本地価120の火土地レベル5だとします。その時点でその火土地の連鎖は6なわけですが(連鎖6以上は連鎖5と同じ)、あなたは60Gの支払いで3900Gの総魔力増幅を得ることになるのです。通常、基本地価120の土地を自分で1→5にするには1800G支払うため、総魔力上昇は2160G止まりです。ところがシェイドフォークで奪うことで通常のレベル上げより1740Gも得をしたのです。
これがカルドセプトにおいて侵略が生み出すパワーです。
4枚目~6枚目は連鎖が増えた時の地価がどれだけ上昇するかの表です。
地価80で、あなたが持っている5連鎖の土地がすべて1なら5連鎖の列を見て、176×5で880。さらに連鎖してない土地ももっていたら、連鎖1の列を見て該当するレベルの地価を加算しましょう。それがあなたの領地魔力です。
5枚目の地価100を見てみましょう。
あなたが持っている2つの土地がレベル4と5であったとします。それらが連鎖しているなら2連鎖の列を見ます。レベル4の地価1200とレベル5の地価2400を足して3600。これがあなたの領地魔力です。
では、ここにレベル1の土地を手に入れて3連鎖になった場合を見ましょう。
今度は3連鎖の列です。レベル4は1440。レベル5は2880に。そこに新たに加わったレベル1の地価180を加えて合計4500となります。
何が重要かというと、連鎖を増やすべきか、手に入れても連鎖しない相手の土地を奪うべきか。この判断を、自分が得をするかどうかで決めることができます。
そこで見るべきは()内の数字です。
先ほどの例で、あなたが2連鎖レベル4と5を持っていたとします。ここにレベル1の土地が加わった場合、2連鎖の時から900G領地魔力が増えているのがわかります。それは()内の240、480と加わるはずのレベル1の地価180を足した数字で出てきます。
この900Gの上昇を取らずに、相手の土地を奪いに行くなら、その土地の地価がいくらであるか考える必要があります。奪った土地が連鎖しないなら、レベル4(800)を奪っても得しません。連鎖しないレベル4を奪うより、連鎖を増やした方がいいわけです。
地価100で、あなたが火の3連鎖1・3・3と、水の2連鎖1・4を持っていたとします。それぞれの領地魔力は1620と1350。手持ち魔力が600ある場合、すべて足した3570が総魔力です。
さて、地変で総魔力が増えるか考えましょう。
以下がすべてのケースです
火1 300G → 火3・3(1200)水1・1・4(1800)=3300(300)
火3 500G → 火1・3(750)水1・3・4(2340)=3190(100)
水1 300G → 火1・1・3・3(2000)水4(800)=3100(300)
水4 600G → 火1・3・3・4(3400)水1(100)=3500(0)
=の数字は総魔力です。最後の()内は総魔力の中の残りの手持ち魔力です。いずれも総魔力を減らす結果が出ました。総魔力を減らしてでも地変するメリットを見出さなければ非常にリスキーであると分かります。
一応、火1を地変したケースで、具体的な魔力の変化を見てみましょう。
火1・3・3は(180・720・720)水1・4は(150・1200)
これが火3・3(600・600)水1・1・4(180・180・1440)になりました。火の領地魔力は420下がり、水の領地魔力は450上がります。そのうえで、地変に300G使っているので残りの手持ち魔力300を加えて3300。
今度は地変をインフルエンスで行ってみましょう。インフルエンス先は水4が最善です。手持ち魔力80消費で火1・3・3・4(3400)水1(100)=4020(520)
地変スペル凄い。
4枚目~6枚目の下部は自分の領地のレベルがいくつであれば目標魔力に達するかを示した表です。
7000Gを目標魔力に設定しています。表に示された領地魔力に、手持ち魔力と入城周回ボーナスを加算してちょうど7000Gを超えてゴール、という状況を想定した目安のため、いずれも7000G以下のモデルとなっています。
地価80の右B、C、Dを見てみましょう。6000Gに足りませんが、誰かのレベル5(1280)を奪うことで、その土地が属性違いで連鎖しなくても7000Gが見えてきます。落とせることが確定なら、移動侵略で連鎖1つ失っても狙ってみる価値はあります。
B、C、Dの右をさらにみていきます。これらはいずれも5連鎖からレベル1の土地1つを失って4連鎖になった場合を示しているわけです。左の5連鎖から750ほど領地魔力が減っているのがわかります。ということは、自分の領地と属性の合わない相手の土地レベル4(640)を奪うより、属性の合うレベル1の土地を取って連鎖を5に増やす方が得をすると言う見方もできるのです。
相手の進捗より早くモデルを完成させることを優先するなら、侵略で奪うべき土地がわかってきます。必ずしも最大レベルを落とさなければ、という発想は必要ではなくなります。
a ~ f に関して
いずれの最終モデルも領地魔力と手持ち魔力を合わせて7000Gを越えています(最後に連鎖を増やすための土地取りにいくら手持ち魔力を使うかにもよりますが)。
連鎖を増やさなくても余っている手持ち魔力をさらに投資することで7000Gが見えてきます。
以上のケースならば、砦を回っていなくても城へ直帰できる可能性が生じます。
なお、1つのマップに地価の違う土地が複数存在しているケースはごく当たり前なので、実際の達成モデルはもっと複雑に存在します。