レベル５を踏んでもらった人が大金を抱えた状況

ネガティブ呪いを必ずしもレベル５に打つべきとは限らない。という話

ディジーズを持っていて、レベル５に打ちたくなる気持ちはわかります。リフレクションやバイタリティがかかっていたら、それをディジーズで上書きしてやりたくなるものです。

とは言え、それをやったところで大勢は動くでしょうか。レベル５ならば地形効果でＨＰ＋５０。ディジーズの－２０を加味してそこを奪取できるのか。

土地の奪取には直踏みできるダイスや移動侵略できるクリーチャー、相手のアイテムを破壊するか、それを上回るＳＴの出るクリーチャー、先制、非先制も考慮するべきだしアイドルや応援の有無など面倒くさい条件をいくつもクリアする必要があります。タイミングも重要です。ディジーズのかかったレベル５が誰からも遠くにあるなら、もたついてる間にクリーチャー交換や呪いの上書きでディジーズはキャンセルされてしまうでしょう。

それならまだしも、ディジーズのかかったレベル５を落とそうと躍起になっている間に、踏みで手に入った大金を他へ投資されて達成されてしまうようではディジーズの打ちどころが正しかったか再考する必要があると思うのです。

 

この話の答えは

シニリティだろうとレベル１に打つ決断力を身につけよ。です。

 

踏みが入った状況をもう少し絞ってわかりやすくしてみます。

踏んでもらった人の土地の数が５つだとして、内訳は（１、１，１，１、５）

レベル５にディジーズを打ったとして、落せるかはわかりません。一方で、レベル１の土地の中から探してみれば、ディジーズで落とせる場所が見つかるかもしれません。自分で落せなくてもだれかに任せるので構いません。踏みが入って大金を抱えた人が出てくればその人を落とそうと団結できるはずですから。

 

しかし、レベル１を落とすために呪いを使うのはなんだかもったいない気がしてくるのが正直な話です。レベル５に打っておけばチャンスが巡ってくるのではないかと期待したくなりますし、それに何でレベル５に打たないんだよ、という周りからの圧力が怖くもあります。そのため、ネガティブ呪いは高レベルに打つのが定石だと考えてしまいがちです。

 

 

達成されなければ同じこと

ＤＳ版ほどの強さはありませんが、トランスが今でも猛威を振るうのは同じです。ＤＳ版カルドセプトでは、私のポリシーは侵略にありました。トランスで土地を減らして大金を抱えたセプターに対する最大のカウンターは土地を奪うことだと考えていたからです。侵略で奪う土地は高レベルの土地である必要はありません。どんな土地だろうと奪って連鎖を減らせば再投資の威力は下がるのです。

 

（１、１、１、１、５）とある土地のうち、レベル１の土地を２つ奪い、残り３つのうちレベル５をトランスさせてレベル１に再投資させたとしましょう。２連鎖しかない土地が２つレベル５になるでしょうが、そんなもん何が怖いのか。７０００Ｇには到底届かないのです。

当たり前のことですが、レベル５には投資できません。残った土地がたった２つになり、どちらもレベル５なら打ち止めです。土地がなければ手詰まりです。

３ＤＳ版ではランドトランスで土地を減らす光景は見なくなりました。しかし、侵略力はＤＳ版以上に豊富に用意されているように思います。なので、トランスで土地を減らしてくれない分手間はかかりますが、侵略は成功しやすくなっているので連鎖減らしを積極的に狙っていきましょう。

 

 

侵略力の増した３ＤＳ版では、安全な土地は少ない

大金を抱えて土地もそれなりに持っていたとしても、投資できる安全が確保されている場所はずっと少ないはずです。ＳＴ２００ガルーダがチャリオットで飛んでくる。隣にサルファバルーンがいる。プレイグなどでＨＰが削れている。タノバデコイがばら撒かれているなど、投資しても奪われにくい場所が限定される状況では、そこへ投資してしまったらもう手持ち魔力はだぶつき、消化されず、総魔力の伸びは鈍化するのです。

そうであるなら、わざわざレベル５を落とさずともそのセプターの伸び代はたかが知れているのでぶっちゃけほっといてもいいぐらいです。大金を抱えているセプターに何か妨害しなければ、などとは考えず、自分伸ばしに邁進しましょう。

 

さて、ネガティブ呪いをレベル１に使う意味が伝わってきたでしょうか。

呪いをかけることで、そこを安全ではない土地にする。その土地を投資しにくい場所にするのです。手持ち魔力の投資先を限定させる。あるいは投資先を失わせる。そのような効果をもたらすのは、すでに投資しきったレベル５ではなく、レベルの上がり切っていない土地なのです。ここを抑えられると、足踏みを強いられるのです。