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ザ ハンド (2014年6月27日)

バンディット VS バンディット

手始めに、この例を取ってザハンドを考えてみましょう。

ともにコロッサスを抱えている場合は勝負ありです。

しかし、侵略側がコロッサスではなく、サイクロプスだったらどうでしょう。防御側はやり返そうとコロッサスを乗っけてくるかもしれません。ここにザハンドです。侵略側の手札はサイクロプスとザハンド。防御側はコロッサス。果たして、防御側はコロッサスを使うべきでしょうか。防御側の目線に立って考えてみましょう。仮にコロッサスを使って侵略側がザハンドの場合、120Gの支払いでコロッサスを餌に使い、それを奪われて180Gの強奪を喰らってバンディットを失います。何もせずにザハンドを空振りさせれば、バンディットのみの攻撃で40Gの強奪でバンディットを失い、サイクロプスを乗っけてこられた場合は140Gの強奪でバンディットを失います。防御側にとってはコロッサスを奪われるリスクが大きすぎるかと思います。使う必要はないでしょう。一方で、侵略側は空侵略で相手を破壊できるので、ザハンドを使えば確定です。そうなると、ザハンドを温存するかどうかの選択になるわけです。

では、これがグレムリンアムルだったらどうでしょう。ザハンドではコロッサスが奪われ、被害が大きいのですが、グレムリンアムルなら被害はバンディットでの強奪40Gの被害です。コロッサスのコスト120Gを支払いますが、侵略側のグレムリンアムルを見せ札にした空侵略、もしくはサイクロプスに備えてもいいのです。

 

○バンディット VS レベル4シャラザード

侵略するバンディット側の手札にはサイクロプスとザハンド。防御するシャラザード側の手札にはコロッサス、ピラーフレイム、カウンターシールド、ファイアーアムル

○バンディット+サイクロプス 70/70 VS レベル4シャラザード 20/70

・シャラザ+何もなし = 140Gの強奪を受け、レベル4を奪われる

・シャラザ+コロッサス = 140Gの強奪を受けるも、バンディットを破壊

・シャラザ+ピラーフレイム = 140Gの強奪を受け、引き分け

・シャラザ+カウシ = 強奪を受けず、バンディットを破壊

・シャラザ+ファイアーアムル = 140Gの強奪を受け、引き分け。再生

 

○バンディット+ザハンド 20/20 VS レベル4シャラザード 20/70

・シャラザ+何もなし = 40Gの強奪を受け、バンディットを破壊

シャラザ+コロッサス = 180Gの強奪を受け、レベル4を奪われる

・シャラザ+ピラーフレイム = 100Gの強奪を受け、引き分け

・シャラザ+カウシ = 強奪を受けず、引き分け

・シャラザ+ファイアーアムル = 80Gの強奪を受け、引き分け

まず、上記10例でどちらでもバンディットを破壊できる組み合わせは存在しません。バンディット+ザハンドを破壊できるケースは「何もなし」のみ。それ以外ではカウシが無難に見えます。ピラーフレイム、ファイアーアムルはサイクロプス、ザハンドどちらであれバンディットの破壊に至らず、決定打に欠けますが、シャラザが破壊されることはありません。

ここで一旦、バンディット側の目線に立ってみましょう。ザハンドを持って侵略した場合の5例では、うち4例でシャラザ破壊か引き分けです。シャラザ側が何もなしというのは考えにくいので、分のいい駆け引きといえるでしょう。

となると、シャラザにしてみればザハンドを警戒してコロッサスは出せません。カウシを決定的な場面(イエティ、レイスなど)まで残しておきたいと考えるなら、バンディットの強奪を気にせず、ザハンド、サイクロプス両方に対処できる術を選択することが最善と言えるのです。

もし、バンディットがザハンドではなくグレムリンアムルを持っていたら、バンディット側の選択肢はサイクロプスのみです。ザハンドと違ってグレアムでは1ミリもシャラザを破壊する可能性は存在しませんから、これはシャラザにとっては容易です。

○条件を変えてみます

バンディットにボージェスの応援がある場合。シャラザ側はコロッサスを乗っける以外でバンディットを破壊することはできません。こうなると侵略側のザハンドと防御側のコロッサスがかみ合ってしまうことだけを避け、ザハンドを握るバンディット側の弾が尽きるまでしのぎ続けるしかありません。バンディットがサイクロプス、ザハンドのどちらで来ても凌げるピラーフレイム、ファイアーアムルが選択肢として上がります。

○シャラザにバイタリティがかかっている

シャラザのステータスに+20+20。この条件ではバンディット側がシャラザを破壊する手段がなくなります。シャラザはファイアーアムルを使えばST60の強打で90。ボージェスの応援を得たバンディット+サイクロプスを破壊できるのです。仮にバンディットがザハンドでアムルを奪った場合は、ボージェスの応援ありで引き分け。なしでバンディットを破壊。

○グレアムとの比較

侵略側にグレアムが見えている場合、グレアム不使用を想定してダメもとでも防御を試みるものですが、侵略側がザハンドの場合はこのセオリーが違ってきます。ザハンドが見えていることで、奪われても大丈夫なアイテムで防御することが要求されてくるのです。

ザハンドは、それが戦闘で選べる唯一の選択肢である場合は安定しません。奪えるアイテムが相手側の恣意で左右するためです。翻って、手の内に他の攻撃手段が併存している場合に役割を発揮し始めます。手札のクリーチャーも攻撃手段として用いることのできる援護ブックで活躍するかもしれません。援護ブックに軸を置くとすれば、グレアムとの比較がわかりやすくなってきます。侵略側のグレアムは、STが防御側のHPを上回っている場面で安定します。その反面、STが届いていないならグレアムという選択肢はなくなります。その点、ザハンドはSTが届いていない場面でも選択肢に上がってくるのです。

 

○コダマ 20/30 VS レベル3コダマ 20/60

STが届いていないのに、ザハンドが使える。この点が、グレアムとの決定的な差です。例えばコダマ同士の戦闘で、防御側がレベル3だったとしましょう。侵略側に足りないSTは40です。防御側はコダマの侵略に対して無効化アイテムは使えませんから、HPを上げるしか選択肢はありません。ここに侵略側の選択肢としてザハンドが上がるのです。グレアムと違って防御側の選択肢はさらに限定されます。ST40以上のクリーチャーを餌に使って奪われると、それが跳ね返ってきて破壊されてしまうのです。防御側のコダマはST30以下のクリーチャーか、ニュートラクロークなどを使うしかありません。仮に防御側の手札がコロッサス、ニュークロだとすると、防御側はコロッサスを奪われることを警戒して後者が選択肢となります。だとすると、防御側の反撃力はST20のみなので、侵略側のコダマは空侵略で構わないのです。

 

○ケンタウロス

上記の例では援護クリーチャーを取り上げましたが、巻物とザハンドの選択という仕掛けもグレアムにはない面白さです。ケンタウロスで侵略する際、手札に巻物とザハンドがあったとしましょう。巻物である理由はカウシやガセアスを掴まされる状況を排除するためです。

巻物を使えば相手のHPを上回る。防御側の相手は、それを凌ぐために何らかのアイテムを使う。それを見越してケンタウロスにザハンドを使わせてアイテムを奪う(うまくいけば相手を破壊)。戦闘終了時に奪ったアイテム、あるいはすかされて何も奪わなかったザハンドを自分のブックに戻す。このような仕掛けを想定するなら、ソウルブラストがザハンドとのゆさぶりに適しているように思います。

○ケンタウロス 30/40 VS レベル4グリマルキン 20/70

ソウルブラストで届く相手です。グリマルキンとしてはHP上昇アイテムでなければ防げません。ソウルブラストを凌いでも、一時的に消費させただけで再び引いてこられると何度も同じ侵略が繰り返されるのです。こうならないよう、グリマルとしてはケンタウロスを反撃で破壊したいところです。ケンタウロスのブック復帰が、ケンタウロスを破壊してしまいたいと思わせる効果に結びついているのです。さて、グリマルとしては奪われても大丈夫なST30以下のクリーチャーを用意したいところなので、マミーなどがよさそうです。

○アレス場ケンタウロス 50/40 VS レベル4グリマルキン 20/70

アレスが出てくると、マミーを奪われても破壊されてしまいます。グリマル側でザハンドを警戒しながらソウルブラストを凌ぎつつケンタウロスを破壊する手段はプロテウスリングの未知な可能性だけと言っていいでしょう。

○アレス場ケンタウロス 50/40 VS レベル5グリマルキン 20/80

グリマルのHPが高まれば、再びマミーで凌ぎつつケンタウロスを返り討ちにできるようになります。ケンタウロスとしてはこの状況で踏むわけにはいきませんから、テンペストやプレイグを打つしかないでしょう。

さて、グリマル側がザハンドを警戒するというのは、その土地が奪われるわけにいかない重要な土地である場合だけです。取られても構わない土地なら、何もせずケンタウロスの好きにさせるか、ザハンドで奪われて土地も取られるかもしれない大型クリーチャーを乗っけてくるでしょう。

 

○4位アベンジャー 70/70 VS レベル5ブラッドプリン 20/70

コロッサスに匹敵するスペックであるにもかかわらず、アイテム使い放題なアベンジャーはザハンドを使わせるのに好都合です。マイトダガーと併せてST150出るなら、プリンがダゴンを吸収しても陥落です。この場合はザハンドは無用ですが、アベンジャーが3位の場合、マイトダガーのSTは60なので、合計120。プリンにしてみれば相手のSTがどうだろうとMHPをMAXまで引き上げたいだろうから、ダゴンを出してきます。しかし、それをザハンドで奪えれば3位アベンジャー+ダゴンでレベル5プリンを破壊できます。プリン側にしてみればMHP上昇のついでに相手を破壊した方が都合がいいだろうと考えて、コロッサスやダゴンなんかを入れてるわけですが、それが仇になるわけです。2位アベンジャー+マイトダガーでもST80なので十分な破壊力です。この場合でもプリンはG・イールですら奪われるわけにはいきません。3位アベンジャーならキングトータスを奪われても落ちるのです。

 

○ルナティックコンボ

ウサギ+サキュリンで破壊が難しい援護クリーチャーに仕掛ける。サキュバスリングを使うと見せかけ、相手に反撃用のクリーチャーを使わせます。それを奪うのが狙いですが、ST20の援護側がサキュリンを使われた場合、ウサギを反撃で破壊するためにはST30以上の武器、巻物かクリーチャーを乗っける必要があり、ウサギにボージェスの応援があるならST50以上が必要です。ST50を上乗せするアイテムをウサギに奪われた場合、ウサギのSTは70になり、援護側はレベル4以下を取られることになるのです。

 

○パイロマンサー

素の巻物攻撃でHP30へ侵略できるので、それを守ろうとアイテムを使ってくるところをザハンドで奪います。相手がコロッサスを乗っけた場合、パイロはグレアムを使うわけにはいきません。攻撃が通常攻撃になってしまうので火力不足です。それがザハンドで奪うのであれば、コロッサスのSTを乗っけた通常攻撃になるので火力は十分です。

 

バジリスク

相手は即死に耐性を持つ無効化アイテムを使ってくるでしょう。それを奪うことでバジリスクの即死が不発であったとしても、相手の反撃を無効化し、レベルダウンまで発生させます。ダークマスターの応援がかかっている状況でカウシを出されても、返り討ちにはなりません。それどころかカウシやガセアスを奪ってから応援でSTが伸び、即死を狙えるのです。相手のSTが40以上の場合、グレアムで相手のカウシを割ったとして、即死が不発ならレベルダウンの前に返り討ちに会うため、ザハンドでカウシを奪う方がグレアムよりマシではないでしょうか。どうせ今作の即死は40%と期待できる数字ではないのですから。

 

○レベラー VS バルキリー

侵略側であるレベラーの手札はパワーブレスレットとザハンド。バルキリーの手札はコロッサス、ピラーフレイム、カウンターシールド、ファイアーアムルとします。

バルキリーがレベル4の場合、ファイアーアムルでST50の先制強打ならレベラーを破壊できそうですが、HPが80止まりであるためレベラーにパワブレを使われると破壊されます。また、ピラーフレイムでもST60となってレベラーを返り討ちにできそうですが、ザハンドで奪われるとレベラーのSTが70になり、レベル4バルキリーは破壊されます。コロッサスはザハンドで奪われるとまずいうえ、パワブレを使われると返り討ちにもできません。レベルダウンを甘んじて受け、土地を守るならカウンターシールドのみが選択肢となります。

バルキリーがレベル5の場合、ファイアーアムルでHPが90になるため、パワブレに耐えてザハンドで奪われても破壊されません。また、ピラーフレイム+バルキリーでもST60となってレベラー破壊が期待でき、仮にザハンドで奪われたとしても土地が落ちることはありません。しかし、レベラーがパワブレ、ザハンドどちらであれ使ってくるようなら、レベルダウンは免れません。ここで確かなことは、カウシを使う必要はないという点です。アムルでもピラーフレイムでもレベラーの破壊を期待できて、ザハンドで奪われてもバルキリーが落ちることがないのなら、レベルダウン確定のカウシより分のいい選択のはずですから。

レベラーにしてみれば、パワブレが強すぎるため、バルキリーからコロッサスを引き出すことができません。レベルダウンは可能ですが、ザハンドでコロッサスを奪って破壊するまでは望めないのです。

では、レベラーがパワブレを使ってレベル5を4に下げたとしましょう。バルキリーが使ったアイテムがファイアーアムルならレベラーの残りHPは45。ピラーフレイムなら60。第2ラウンドです。

レベラーの手札にはザハンドしかありません。必ず使ってくるのなら、バルキリー側の選択肢はカウシかアムルだけ。アムルを第1ラウンドで消費していたのならカウシのみということになるわけで、つまりレベラーにとって第2ラウンドは空侵略でいいのです。

 

○使う使う詐欺

ザハンドを使おうという場合、ザハンドを抜きにして相手を破壊できる手段が必要です。その手段があってこそ、相手は破壊されないようアイテムを出してくるわけで、ここにザハンドが割り込む余地が生じるのです。クリーチャー単体で出せるSTが相手のHPを上回ってなければ見せ札にすらならないグレアムよりも出番ははるかに多いと言えます。じゃあそこで本当にザハンドを使うのか。答えはNOです。ザハンドは使わないのです。

ザハンドは、相手の選択肢を狭めるため、手札にあり続ける方がいいのです。相手にSTの高いアイテムを使わせず、こちらは何度もソウルブラストや削り侵略を繰り返す。決定的な仕事をしてほしいならグレアムでしょうが、もっと多くの出番を期待できるのがザハンドです。

はっきり言って、ザハンドはブックに入れはするけど使わない。手札にあることで役割をするカードです。コストが110Gと高額ですが、使わないんだから0Gです。

使わないと決めて、じゃあ、手札にザハンドがある人は何を考えて動くべきなのか。今度はここが問題となります。見せ札として相手のカード選択肢に制限をかけていくのですから、使う使う詐欺を強調できなければいけません。ケンタウロスは非常に有効です。アイテムを何度も使いまわせることは周知されているので、手札にあるアイテムを軽く使ってくるだろうと思わせることは使う使う詐欺を強調してくれます。

カウシで返り討ちにあう奴で侵略するのも悪くないでしょう。こちらのスペックが50/50なら、相手にカウシは使われたくありません。生き残るにはザハンドを使ってカウシを奪うのが最善でしょう。カウシを奪いたくてしょうがない、みたいな移動侵略ならば、相手はそれを読んで何もせずに殴られるままにするでしょう。どうせザハンドを使ってくるんだったら、何も出さない方がいいと。そう考えるはずだから、こちらはザハンドを見せ札として温存するのです。これで削り侵略が成功するのです。

 

○おわり

ザハンドが威力を発揮する条件というのが、返り討ちを逆手に取ることだとわかります。バンディットの強奪やレベラー、バジリスクのレベルダウンはその条件を満たすのに役立っています。ザハンドがグレムリンアムルだった場合、逆手に取る、ということは不可能です。もちろん相手の選択肢に左右されるため、確定した結果を得られるわけではありません。それでもゼロをプラスに変える力を秘めています。ザハンドはゆさぶりをかけることのできるアイテムであり、たまにグレアムっぽいこともやってくれる器用なアイテム。そんな風に考えたら、ザハンドをどのように運用するべきか考える余地が生まれてくると思うのです。

もう一度おさらいすると、ザハンドが機能する状況は、相手を破壊できる手段がある場合です。それはバトルアックスでもいいし、メイスでもいいし、援護ならクリーチャーカードでも構いません。そして、それは相手に何かしらアイテムを使ってこられると守られる。そんな貧弱な侵略手段で構いません。むしろそんな状況でザハンドが顔を出してくるのです。

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この記事への反応

  • holstholst (2014年6月27日)

    ザ ハンドの強みは二択に持ち込めるところなんですよね。
    勝てば精神アドバンテージがものすごい。

  • nussansannussansan (2014年6月28日)

    ザハンドを2行でご説明くださってありがとうございます!

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