この文章を読んでいるあなたは、代々木アポーツ2024に参加する・興味があると思う。
https://twipla.jp/events/585948
だが、大会で使用されるバトルワゴン・タワーは、事前の準備なしに試合に臨むのは非常に危険なマップだ。
そこで、2024/1/29時点で、バトルワゴン・タワーで起こる現象について、情報共有したい。
ただ、残念なことに具体的な対策を示すことはできない。
どうしたら良いのか、八方塞がりの状況なのだ。
1.バインドミスト+司令塔
スタート地点近くの折返しに司令塔があるせいで
- 手札に適当な侵略クリーチャーとバインドミストをセットで持ち歩き
- 司令塔近くで敵の高レベル領地にバインドミストを行使
- 運良く司令塔を踏むダイスが出たら高レベル領地を陥落
という状況が容易に出現する。
司令塔を踏める確率は下記の記事を参照されたい。
https://blog.culdcept.net/yoshi/202401202203
2.そもそも火ブックが多い
水と地は分岐スイッチを跨ぐ必要があり、マジカルリープを初手で引きたい。
引けない場合の保険として、セフトやフォーサイトなどもあるが、ひと手間かかるのは事実でブック構築の難易度が上がる。
そのため分岐スイッチを跨ぐ必要のない火の方が、序盤のドローで事故になりにくい。
また、火の採用率が高い理由として、司令塔から高レベル領地をティアマトで落とした時に、連鎖に組み込んで一気に達成できることが挙げられる。
なお、風は存在しないものと仮定する。
3.片方の円環でタイマンカルド
左右の円環があるために、どちらにクリーチャーを展開することとなるが、
居座るプレイヤーの比率が1:3の状況であれば、基本的には1の方が有利である。
土地は取り放題、侵略される危険性は低く、通行料も払わない。
問題は2:2の状況だ。
右側(火風の土地)は火が2人同居した場合、棲み分けることは不可能である。
必ず、殺るか・殺られるか、のタイマンバトルに発展する。
(なお、風は存在しないものと仮定する)
仲良く土地を分け合って、連鎖を伸ばしてレベルを上げるよりも、眼の前の高レベル領地にバインドミストをかけて落とした方が良い。
もちろん、十分な連鎖と魔力があれば自力で達成することも可能だが、自分も右側で展開する以上、通行料の支払いを拒否しなければならず、高レベル領地を陥落させるのは至極当然の考え方だ。
そのため、火はティアマトを拠点にせざるを得ず、ティアマトを落とすためにシグルドが採用されやすい。
ティアマト関係の立ち回りで言えば、ヘルパイロンを出すとティアマトでティアマトを落とせる(落とされる)ようになるし、シグルドからの防衛目的でナパームアローも採用したい。
地も同様の力学が働き、同居した時にはグレートタスカー+ウォーロックディスクやシルヴァンダッチェス+ロックトロルのぶつけ合いが始まる。
同居できるのは水だけである。
4.結論:バトルワゴン・タワーではまともに走れない
司令塔+バインドミストが強いマップで、まともに自走する意味はどこにあるのか。
例えば、メタモルフォシスを入れてバインドミストを消そうにも、
- そもそもメタモルフォシスを何枚入れるのか(ブックが弱くならないか)
- バインドミストが見えていない状態でメタモを引いた時に手札に抱えるのか(手札が弱くならないか)
- そのバインドミストは自分に飛ぶのか(自分が他人のために動く必要があるのか)
- ホーリーワード6がそもそも強い(司令塔からホーリーワード6を使うと司令塔に着地する)
と、考えなければならない要素が山程ある。
マジックシェルターもレベルを上げるとスペルトランスは使えず、18R前後で上がり切るのは難しい。
走るのが難しいのであれば、自分が走ることは選択せず、司令塔を使ったバインドミストチャレンジに参加するべきだ。
30R(60分以上)プレイすることを前提としたブックが望ましい。
ブックは以下のページにまとめられている。
https://blog.culdcept.net/telcome06/202312232045
とにかく、事前の準備なしに当日にぶっつけ本番で適当な3分ブックを持ち込むと酷い目にあう、とだけ申し上げておきたい。