今回の女神杯で最初に検討を始めたのはアンカーでした。
レギュレーション上、アンカーを勝たなければ決勝には進めず、アンカーさえ勝てれば、決勝に進める可能性があったからです。
また、宝石屋という今作から取り入れられたルールについても、多くのセプターの理解はそこまで進んでおらず、強いと言われるようなブックタイプすらも明らかになっておりませんでした。
アンカー突破こそが、女神杯の肝だと思っていました。
「ペリドット」 - cepter16bits | |||||
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リビンググローブ | 1 | ウォーロックディスク | 1 | アースシフト | 3 |
カクタスウォール | 2 | スフィアシールド | 1 | オブリタレート | 2 |
ジャッカロープ | 1 | ダイヤアーマー | 1 | ギフト | 4 |
シルバンダッチェス | 3 | ニュートラルクローク | 1 | クレアボヤンス | 3 |
ドリアード | 1 | ネクロスカラベ | 1 | セフト | 1 |
ランドアーチン | 3 | マグマシールド | 1 | ドレインマジック | 2 |
ロックトロル | 3 | フィロソフィー | 3 | ||
ワーベア | 4 | ヘイスト | 1 | ||
マジカルリープ | 4 | ||||
メタモルフォシス | 1 | ||||
ランドトランス | 2 | ||||
クリーチャー | 18 | アイテム | 6 | スペル | 26 |
女神杯予選用ブック | |||||
マップ: アンカー | 人数: 4人戦 ゴールGP: 8000 | Posse Book ID: 750 | |||
作成日時: 2017-04-10T15:05:41.103+09:00 更新日時: 2017-04-10T15:05:42.989+09:00 |
1 宝石のルール
詳しくはwikiを見てください。
ちなみに、公式の攻略本の記述が間違っている(カルドセプトではよくある)ので、そちらはご注意を。
2 1週目に石を6~8個買う
石はきちんと資産伸ばしが出来れば、最終的に価値が200Gくらいになります。価格の安い最序盤に6~8個購入することが出来れば、レベル5を一つ作るだけの現金が引き出せます。サブプランとしてランドトランスを入れてはいますが、打つことが前提ではありません。
1週目に石を6~8個購入するためには現金が400G以上必要です。
初手にリープがあれば、Nゲート右隣の複属性土地に着地して、N>E>Sと周回ボーナスを得てから宝石屋に入ることが出来ます。
また、クレアボヤンスは、スペルをたくさん持つ相手を選択できるので、150G以上の収入を期待できます。
自分はこれらの方法で、「価値が上がるであろう」石を買うことが基本になります。
ちなみに、AI相手の最短では高額地侵略なし・踏ませなし・トランスなしで15Rを叩き出します。
3 オブリタレートは義務
逆に、相手に石を買われてしまった場合のキャンセル手段として、オブリタレートは必須です。上に書いた方法を色が被った相手に先にやられてしまった場合、地上戦だけで何とかするのは、事実上不可能です。
先にやられるかどうかは、序盤のほんの数ラウンドのドローとダイスで決まってしまいます。
色被りの相手が先に石を買ってしまった場合は、オブリタレートで売り払わせつつ、タイミングを見計らって石を購入する必要があります。
石をメインの増幅手段に使えない場合でもサブプランのランドトランスは大事です。(石を持った状態でオブリタレートを使うことで、手持ち魔力をマイナスにして、スペルターンで天然トランスを行うことが出来ます。オブリタレートと石分のコストは発生しますが、スペルトランスと違って80%で売れます。)
4 不屈クリーチャーを4枚以上
レベルを少しずつ段階を踏んで上げることで、石の価値を劇的に高めることが出来ます。1から5に上げた時は40Gしか増えませんが、1>2>3>4>5と上げることで100Gも上げることが出来ます。石を10個持っていたら600Gもの差が付くことになります。
こうした動きをするのであれば、不屈クリーチャーは必須です。
また、宝石屋を絡めたランドトランスを行う場合にも、複数のレベルアップの選択肢があると便利なので、ここでも不屈クリーチャーの出番です。
5 ドレインマジック提示による防衛
上記のような行動を織り込むと、レベル1戦闘でアイテム削りを行うよりも、自分の領地のレベルを上げた方が効率が良いため、レベルアップを優先し、侵略を控えるようになります。
ドレインマジックを提示することで、それを促すことも可能です。
もちろん、最低限の防衛力は必要ですが、土地は3個でも勝負に十分絡めるでしょう。
6 属性など
ブックのパターンを考えた時に、不屈クリーチャーの頭数やコスト・能力などを考えると火はあまりにも魅力がなく、採用するには疑問符が付きました。
ただし、色が被るかどうか・反対属性の相手がいるかどうかは資産伸ばしに大きな影響を与えるため、3つの属性のブックを持ち込んで、相手次第で選択を変える予定でした。
実際に、予選3戦目のアンカーを免除になったため、卓をすべて回ってプレイヤーの属性をメモしておいて、準決勝のブックを決めていました。
宝石マップはルールが直観的には分かりにくく、あまり遊ばれていませんが、これまでのカルドセプトとは全く異なるプレイングを要求されるとても面白いマップだと思います。
もっともっと遊ばれて、新しいブックタイプが登場することを期待します。