【アスピドケロン/架空の生物(北欧)】
北欧に伝わる海獣。亀や魚のような外見で背中に苔をはやし、浮島のように
移動するという。ホルヘ・ルイス・ボルヘスの『幻獣辞典』にも紹介されている。
【アヌビアス/実在の植物・エジプト神話】
サトイモ科の植物。熱帯雨林の水辺に生息しており、アクアリウムでも比較的
人気の水中観葉植物。ただしその外見や死との関わりといった設定は、エジプト
神話の冥界神アヌビスが由来。ミイラ製作のパイオニアでもある。
【アプサラス/インド神話】
インド神話における水の精だが、日本人には天女といった方が伝わるだろう。
拡散メガ粒子砲は命中率が高く脅威。
【アマゾン/ギリシア神話】
ギリシア神話に登場する女性だけの戦闘部族。実在した部族をやや大げさに
して神話に取り入れたとされる。ゲームでは槍を使うが、得意武器は弓。
ア~~~マ~~~ゾ~~~ン!!と叫んでも最近のヤングは反応しない。
【アルガスフィア/実在の植物】
北海道の阿寒湖に生息する特別天然記念物マリモ。直径30cmぐらい成長する。
【アンダイン/精霊】
サラマンダーと対をなす、四精霊のうち水の精霊である。ウンディーネとか
オンディーヌと書いた方が伝わるだろうか。でもこんなのに案内されても…
【イエティ/UMA】
モスマンやニュージャージーデビルといった未確認動物のうちの一頭。
ヒマラヤ山脈にて目撃される謎の雪男である。子分になれクポ。
【カロン/ギリシア神話】
冥界のアケローン河の渡し守。カロンに彼岸まで運んでもらう為、死者の
埋葬の際に渡し賃を弔う習慣が向こうにもあった。日本だと六文銭。
青白く汚らしい老人の姿をしているとされるが、どうせならボインボインの
ぐうたら死神に運ばれたいものである。
【クラーケン/架空の生物(北欧)】
アスピドケロンと同一視されることもある巨大な海の魔物ゲソ。タコやイカの
姿で描かれることが多いゲソ。大抵海上にひょっこり現れては船を襲うのだが
今作ではG・イールの絵がまさにそれにあたるのではなイカ?
【グレンデル/巨人(北欧)】
北欧の叙事詩『ベオウルフ』に登場する人食いの巨人。英雄ベオウルフに
片腕をもがれ、逃げた先はもっと怖い「母ちゃん」。息子の仇打ちに出る
母ちゃんだったが、息子ともども返り討ちに。
【ケルピー/民間伝承(イギリス)】
イギリスに伝わる水陸両用の馬。旅人を親切に背中に乗せようとするが、その後
沼や湖に潜り溺れさせてしまうという。似たような馬にアハ・イシュケがいる。
【シーボンズ・ハイド(シーモンク)/民間伝承】
どちらもシーモンク族という設定だが、初代に登場したこのシーモンクとは
ヨーロッパの民話に登場する魚人でビショップ・フィッシュとも言われる。
ただシーボンズの外見・名前からは日本の海坊主を連想される。
【ダゴン/カナン神話・フィクション・クトゥルフ神話】
大元の大元は旧約聖書にも登場する、カナン神話の海神・豊穣神。人間の
上半身に魚の下半身で描かれる。ダゴンを信奉していたペリシテ人は
サムソンの怪力でダゴン神殿を破壊され全滅している。
ただカルドセプトのダゴンの由来は後世に生み出されたもう一柱のダゴンに
ある。それはアメリカの怪奇小説作家ハワード・フィリップス・ラヴクラフト
御大がアマチュア小説の同人仲間向けに執筆した『ダゴン』に登場する
海魔である。後に伝説となる怪奇小説専門パルプ雑誌『ウィアード・テイルズ』
にも採用され掲載されたこの作品は「ああ、窓に!窓に!」という最後の
言葉だけが妙に独り歩きしているが、海上に突如現れた腐臭ただよう小島の
中央に立っていた石碑を調べていたところにいきなり巨人が出現し、必死に
逃げ帰ってきた男の残した手記という形をとっており、巨人の正体については
最後までまったく明かされていないのだが、後の作品にてこの「ダゴン」の
名が再登場することになる。それが『インスマスを覆う影』の「ダゴン
秘密教団」である。海から来たものどもとの異種交配を繰り返し、町人の
ほとんどが「深きもの」(カルドでいうマーフォーク)となった港町で
暗躍している宗教団体であり、同名のイラストが初代カルドセプトの画廊に
あることで、この繋がりは確定された。その後の作品でも幾度もダゴンの
存在は仄めかされており、現在はクトゥルフ勢力におけるマーフォークの
親玉的存在としてラヴクラフティアン等に認知されている。タコのような
ゲーム中のイラストからはむしろクトゥルフそのものを彷彿とさせるが、
とにもかくにも海産物が死ぬほど御大が嫌いだったのが理由。
ニャル子さんでは背中にマストを立て、ルルイエランドまで平泳ぎしていた。
【ネッシー/UMA】
おっさん淑女なら誰でも知っている、イギリスのネス湖にて複数の目撃情報が
あるUMA(未確認動物)。遠くから撮影されたと思われる写真のシルエット
からは、絶滅した首長竜を連想される。スネ夫の家の庭に現れたことも。
【バンシー/民間伝承(イギリス)】
イギリスに伝わる妖精の一種。寿命が縮むほどの絶叫をしているのではなく
実際にはこれから死者が出る家に姿を現し死を知らせるという。
空き地でリサイタルを開いても安全である。
【ヒドラ/ギリシア神話】
ギリシア神話に登場する多頭有毒の怪物。首を斬ってもすぐ切り口から
生えてくる(イラストでも再現されている)ので、斬った後すぐに松明の
炎で切り口を燃やすことで再生を防いで倒したのが、能力の由来である。
【ベヒーモス/架空の生物(ユダヤ)】
旧約聖書の中で、神が創った偉大なる傑作とされる巨大な生物。カバや
サイの姿で描かれることが多いが、今作の場合陸生のクジラのように見える。
【ボジャノーイ/民間伝承(東欧)】
東欧に伝わる水の妖精。水が遮られたり制御されるのを嫌い、水車や水門を
破壊する。人間を水中に引きずり込み、奴隷にしてしまうという。
【ムジナ/妖怪(日本)】
日本の妖怪。アナグマやたぬたぬを指す場合もある。人を化かすのが非常に
得意とされる。たぬたぬ冬毛もっこもこ。
【メガロドン/絶滅種】
数百万年前に生息していた、全長10m以上もあった巨大ザメ。大口を開けた
歯・アゴの化石が有名で『メタルブラック』のロゴにもなった。
【メデューサ/ギリシア神話】
ギリシア神話に登場するゴルゴン三姉妹の三女。頭髪が蛇になっており、
見た相手を石化させる邪眼を持つ。ペルセウスに首を刎ねられ、最終的に
アテーナーの「アイギスの盾」の中央に収まった。タイムマシンから
飛び出してくるシーンは少年時代のトラウマ。
【リバイアサン/架空の生物(ユダヤ)】
ベヒーモスと同じく旧約聖書にて神に創られた巨大な海魔。最強の生物であり
性格も凶暴。てつきょじんに効果的なダメージを与えられる。
【リリス/悪魔(メソポタミア・キリスト教】
元はメソポタミアに伝わる夜魔。後世にアダムの最初の妻で、楽園から逃げ
サタンの妻になった不貞の象徴のように扱われる。
ShinYoh (2012年9月29日)
ラ……
ラストクローラーは、何なのでしょう? やはりアレですか? ランラン、ランララランランランラ、ランランララランですか?
あと、てつきょじんにはオーディン派でした。記事毎回楽しみにしてます。
sawatake (2012年9月30日)
カルドしてる人たちにはア~~~~マ~~~~ゾ~~~~ン!!は判ると思うけどなぁ。
たとえイビブラでイチコロだとしても、うちの拠点はアンダインです。カロンと共に地獄のへ水先案内人にしたいものです。(カロン使わないけど)
masoppu (2012年9月30日)
ダゴンの項目だけ記述が詳しすぎなイカ?
JOSYUA (2012年9月30日)
>森陽さん
サイズが違いすぎるし消化液なんて無かったんで違うでしょうねぇ…名前英語だし、元ネタとか
あるんでしょうか?
Ⅴだとグングニル率高くてリバイアサンにしてました。最後の経験値狩り場ですからね。
>さわたけさん
やっぱりまだまだおっさん淑女率が高いでしょかねww アンダインも連鎖組めば安定しますんで
私も初代から愛用してます。
>まそっぷさん
御大に関わることだと、すぐ長くなってしまうんだゲソ