【アレス/ギリシア神話】
ギリシア神話における「偉い神様ズ」であるオリュンポス十二神の一柱で
戦神。同じく戦争神のアテーナーが都市の平和を守る為の戦いを司るのに
対し、アレスは暴力と破壊を司っており、性格も粗野で乱暴。
【ウィルオウィスプ/怪奇現象】
青白い光を放つ火の玉。世界各国で目撃されている。日本でいうと鬼火。
【カトブレパス/架空の生物】
ギリシアの大プリニウスが著した『博物誌』に紹介されている牛、或いは
ヌーのような外見の架空生物。頭を重たそうにしており動きも遅いが
見ると即死する「邪眼」を持つとされる。石化は後世の後付け設定。
【キメラ/ギリシア神話】
説明文だと人工生物とあるが、神話ではテュポーンとエキドナの子。
見た目はイラスト通りで、火を吐く。ガルアーノ許すまじ。
【ケットシー/民間伝承(アイルランド)】
アイルランドに伝わる猫の妖精。二本足で歩き、人語を話す。犬の妖精は
クーシーと呼ばれるが、そっちは知能が犬並。リーブさんなどいない。
【ケマゾツ/マヤ神話】
マヤ神話に登場する蝙蝠の姿をした魔神。地下世界「シバルバー」の住人で
入ってきた英雄を罠にはめ首を切り落とすが、後に復活した英雄に討たれる。
女神転生シリーズが好きな方には「カマソッソ」と言えば分かるだろうか。
伏せのポーズに入ったら地変属性が弱点になるぞ。
【ゴーレム/ユダヤ教】
ユダヤ教に伝わる、泥で作られた人形。額に文字を書いた羊皮紙を貼って
動かしたり止めたりするが制御が難しく、よく暴走する。
【コボルド/民間伝承(ドイツ)】
ドイツ版ゴブリン。贈り物を用意すれば家事の手伝いなどもしてくれる。
元素「コバルト」の由来にもなっている。犬っぽい顔という特徴は
やっぱり『D&D』のせい。
【サラマンダー/精霊】
錬金術師パラケルススが著した『妖精の書』に登場する四精霊の一体。
名前は「サンショウウオ」の意。ファイアドレイクと同一視されることも。
【ジェネラル=カン/人物(中国)】
『三国志』に登場する蜀の武将、関羽。大変な人気を誇り、後に「関帝聖君」と
いう名で神格化されており、現在でも中国人から熱心に信仰されている。
なので間違っても「カンヌ」とか「関☆羽」とか茶化さないようにしたい。
【シャラザード/人物(イラン)】
『千夜一夜物語』にて、国王の気を紛らわす為千夜に渡り物語を語った
王妃シェヘラザードのこと。
【ソン=ギョウジャ/架空の猿(中国)】
孫=行者。『西遊記』に登場する孫悟空。怪力乱神を振るう荒神だったが
釈迦如来に封印される。500年後に観世音菩薩の温情で三蔵法師の従者に
なることを許される。髪型をよく見たら既にスーパーサイヤ人になっている。
【ドモビー・ドモボーイ/民間伝承(スラブ)】
スラブ人の伝承に伝わる、家を守る精霊。暖炉や地下室に住む。ドモビーは
ドモボーイの奥さん。
【パイロマンサー/架空のキャラクター(任天堂)】
任天堂の世界一有名な配管工のイタリア人。ダメージを受けて縮んだ後も
火の玉を出せるのは何故なんだろう…
【バルキリー/北欧神話】
説明文では破壊神メドロスの使いとあるが、実際は北欧神話の主神オーディン
に使える複数の戦女神。勇敢な戦士の魂「エインヘリヤル」を探しに地上に
降りるのだが、その際よく人間と恋に落ちる。ワルキューレとも。
【バロウワイト/フィクション】
映画化もされたトールキンの『指輪物語』に登場する「塚人」。こちらも
やっぱり『D&D』によってアンデッドモンスターとして広まった。
【ファイアードレイク/民間伝承(ケルト)】
ケルトの伝承に登場する火竜。洞窟や火山に住んでおり、溶岩の中を泳いで
進む。かっこいいので紋章のモチーフにもなる。なぎはらえー
【ペリ/妖精(イラン)】
イランに伝わる妖精。火から作られた翼ある人間の姿をしており、人間と
結婚することもあるという。シーアークで口説いては忠誠度MAXにして
財宝にして売り飛ばす極悪サマナーが後を絶たない。
【ヘルハウンド/民間伝承(イギリス)】
黒妖犬と呼ばれる、赤い目に黒い体の大きな犬のような不吉な存在。水が
苦手という設定はどう考えても例の病気。
【ボガート/民間伝承(イギリス)】
ボーグルとも呼ばれる、家に住むいたずら好きの霊。いたずら自体はどれも
可愛らしい程度のものだが、決して名を与えてはならないとされる。
【マンティコア/民間伝承】
大プリニウスの『博物誌』などで紹介されている、蠍のような尾と蝙蝠の翼を
持つ人面ライオン。ベンガルトラがどういう経緯か怪物のように伝わった結果
とも言われる。
【ミノタウロス/ギリシア神話】
ギリシア神話に登場する牛頭の怪物。ダイダロスの作った迷宮(ラビリンス)に
幽閉され、食糧として少年少女が送られることになったがテーセウスに倒された。
本来の名前は「アステリオス」。シャドウラビリスのペルソナである。
fira (2012年9月28日)
ケマゾツは、カマソッソだったのですか。気がつかなかった……
ネットだと、ケツマゾとか言われてて 気の毒です。
yoshinki (2012年9月28日)
パイロマンサーは任天堂のあの御方が元ネタだったのですね!
JOSYUA (2012年9月30日)
>フィラさん
この界隈でケツマゾ言ってるの、主に私ですけどねww
>yoshinkiさん
私もDS版全国大会で他のセプターさんに聞いて初めて知りました。
ちなみに初代はセガサターンから出たので「ヘッジホッグ」ってクリーチャーもいました。
初めまして (2015年5月19日)
フレイムロードはルイス・ボルヘスの「幻獣辞典」にちょろっと炎の大将軍として記述があります。
読むまでは閻魔大王かとも思ったのですが、ちゃんと元ネタがあるようです。