元ネタがわかるものだけ書いてきます。違ってたらスマンソ。
【アンバーモス/小説・映画『ジュラシック・パーク』】
スピルバーグ監督による映画版が特に有名だが、マイケル・クライトン氏の
同名のSF小説が原作。琥珀の中に封じ込められた蚊が吸った恐竜の血液から
DNAの復元に成功し、ワニの未受精卵に注入することで恐竜そのものを復活
させた。もちろんその中にはティラノサウルスも含まれている。
【ゴブリン/民話・伝承】
大元はヨーロッパ各地に伝わる妖精や妖怪の一種で、醜くて小柄なイメージを
持たれている。昨今RPGにもよく登場するが、どれもこれも『D&D』のせい。
【サイクロプス/ギリシア神話】
ギリシア神話に登場する単眼巨人キュクロープスの英語読み。目からビームは
出さない。神話では主にオデュッセウスにフルボッコにされるが、ルドンの
例の絵画を見て、印象が変わった人も多いはず。
【ゾンビ/民間伝承・各フィクション】
大元は西インド諸島に伝わる民間伝承で、死後に蘇った死人。蘇った後は
自発的意思が無く奴隷として扱われるなどといった話が各国に伝わり、様々な
ゾンビ系フィクションが発表されることで、現在のパニックホラー系の
イメージが確立した。日本でも主人公が美少女にゾンビ化させられたり、
ゾンビマニアの主人公が作った薬を飲んだ美少女が事故死した後蘇って
居候生活をするなど大活躍中である。
【デコイ/呪術】
相手に自分を殴らせて、同じダメージを本人に与えるという手法を取って
いるが、人型の人形を呪いたい相手に見立て、これを害することで呪い先に
同様の被害を与えるといった、世界各国に伝わる呪術に該当すると思われる。
でも何でデコイ自体がピンピンしてるんだ…?
【ドッペルゲンガー/都市伝説】
名前自体はドイツ語だが、目撃情報が世界中にある、もう一人の自分が別の
場所で第三者に目撃される現象。対峙してしまうと死ぬとも言われる。
魔法生物という設定自体はオリジナルだろうが、姿を自在に変えて悪意ある
目的を達成しようとする「シェイプシフター」に該当する存在も、世界各国の
神話や伝承で多く見られる。
【トロイホース/ギリシア神話】
ウイルスでも戦艦でもなく、その大元であるギリシア神話のトロイの木馬
そのもの。能力も実に神話通りで、どういう仕組みかも説明文で完結している。
こいつでトロイアは壊滅したが、槍を投げただけで罰があたったラオコーンは
可哀想。
【バルダンダース/フィクション】
世界各地の架空の生物が数多く紹介されているホルヘ・ルイス・ボルヘスの
『幻獣辞典』にその名が確認される存在。ぷよぷよやFF13をやった人なら
「バルトアンデルス」と書けば分かるだろうか。
【リトルグレイ/都市伝説】
いわゆる宇宙人のイメージの一つ。人間と変わらない姿やタコ型といった
イメージからこの姿が印象付けられたのは、やはり両手を掴まれた写真や
解剖フィルム映像のインパクトが強いからだろうか。相手を攫うという能力も
そもそも宇宙人に攫われて人体実験を受けたといった証言ないし自己申告や
UFOが目撃され、後日レーザーで切断された痕のある家畜の惨殺死体が発見
されるキャトルミューティレーションが元ネタ。これも都市伝説の類である。
【ワーウルフ/民間伝承】
ヨーロッパでかなり古くから伝わる伝説的怪物だが、変身や殺害の条件などの
多くは後世のフィクションによるもの。説明文ではウイルスによって感染させる
ように書かれているが、某吸血鬼バスター映画ではそのウイルスにわざと感染
することで吸血鬼を撃破していた。
水月両断破連発はゲームバランスが崩壊する。