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トップページ » ぶるうす » あなたにも書けるカルドセプト小説【年末年始は9万字】

 今年、小説を自動で書いてくれるというAIのべりすとが誕生した。
https://ai-novel.com/

 最初の一、二文を人間が考えただけでAIが続きを勝手に書いてくれる。AIといえばカルドセプトのAIも挙動が怪しい。城前でフェアリーライトを撃つセレナやダイスの出目を知ったかのように行動するゼネス。さてこのAIのべりすとの実力を見てみようではないか。


■方法
 毎週、ニコ生で視聴者からカルドセプトにまつわる文を一、二個考えてもらった。それを元にしてAIのべりすとに続きを書かせた(「続きの文を書く」ボタンを押す。すると数行の文章を数秒から数分で生成してくれる。もの足りない場合は再びボタンを押す)。毎週ゼロから始めているので各話には関連性はない

■工夫点(オプション)
 勝手に書かせるだけでは支離滅裂になるので、第2話からはメモリという機能を使用した。メモリには物語の下敷きとなる基礎知識を書いておくことでAIがカルドセプトを理解してくれる(ことが期待できる)。
例)
カルドセプトは大宮ソフトのゲーム。
バルダンダースはカルドセプトのクリーチャー。
など

 第4話からは文章スタイルをスローペースに設定した。話が明後日の方向にそれないようにするためだ。しかしこのせいで第6話は遅々として物語が進まなくなってしまった。また今回は試していないが、物語の途中で人間が文章を挿入したり改稿したりすることで、軌道修正するということもできるようだ。是非諸兄もお試しあれ!

■感想
 おそらくAIのべりすとは誕生した瞬間からも日々相当進化していると思われる。より多くの本を読み込ませたりサーバを増強したりオプションが膨大に増えたりと。なので短期間ではあるが、話数が進むごとにだんだんとまともなカルドセプト小説に近づいてきているのではないだろうか。それは自分自身が試行錯誤しながらAIの使い方を覚えてきたというのもあるだろう。
 近い未来には新作カルドセプトのゲーム内シナリオをAIが書いてくれるということもあるかもしれない。

※以下、下線付き太字は人間が考えた文。続きがAIが考えた文。

■更新

2022/01/02 第7話追記 

【第1話】

激怒した、大宮ソフトに。
人々は奮起した。なぜカルドセプトの続きを出さないのかと。そして、ネット上には有志が結集し、かつてない規模の署名運動が起こったのだ。
「あー……」
そういえばそんな事もあったなぁと思い出す。
確かあれは去年だったか。
俺も当時はゲーム作りに没頭していて、署名活動など眼中になかったのだが、今考えるとよくやるよなと思う。
「でもさ、結局、どうなったんだっけ?」
「……」
「……」
俺の言葉に二人は押し黙った。
え?なんでそこで沈黙するの?まさか……。
「おい……まさか……」
「その通りです!先輩!」
「あんたのせいで、ゲーム完成しなかったのよ!」
俺は頭を抱えた。
ああ……やっちまった……。
「いや……違うんだよ……」
俺は必死になって言い訳を考える。
だが、何も思いつかない。というか、そもそも何が違うのか自分でもよくわかってないから当然だ。
「実はな……その時作ったゲーム……未完成のまま放置してる」
「……は?」
「ほら、だから言ったろ?仕事に夢中になると他の事がおざなりになるって」
「それじゃただのダメ人間じゃないですか!!」「全くね!」
うぐぅ。二人の言葉が胸に刺さる。
確かにその通りだけど、痛すぎるぜ……。
「まぁ、いいんじゃねぇの?」
すると横合いから声がかかる。
そこにいたのは、見覚えのある顔だった。
「誰だお前!?」
思わず叫んでしまった。
「酷ぇなおいっ!俺だよ!同じクラスの田上星矢(たがみせいや)!」
言われて思い出す。
そう言えば居たわこいつ。
同じクラスなのにあまり喋らないし存在感薄いから忘れていたけど

【第2話】

カルドセプトのサ終騒動。
私の名前はバルダンダース。本性はまだ無い。現在、私はとある理由で『魔王』と呼ばれている。
だがそれは事実ではない。
そもそも何故私がそんな二つ名で呼ばれる事になったかと言うと…… 事の始まりは約3か月前に遡る。
****************
***
俺の名はバルダンダース・デクステリア。通称:魔王だ。
いや、だったと言った方が正しいだろうな。今ではただのしがないサラリーマンだ。
それも所謂ブラック企業と呼ばれる会社の社畜だ。
残業代も出ないくせに仕事量だけは人一倍ある会社で毎日必死こいて働いてるよ。
だけどもう限界だ……。俺は今日この会社を辞めてやる! そう思いながら退社時間まであと少しというところで上司から呼び出しを受けた。
ああ、また怒られるんだろうなぁ……。心の中で深いため息を吐きつつ渋々上司の元へ向かう。
そこには部長がいたがいつもより眉間にシワを寄せているように見える。これは相当怒ってそうだぞ……。
何を言われるのかビクビクしていると開口一番こう言われた。
お前には来月から別の部署に異動してもらう。新しい職場では今まで以上に頑張ってくれと言われた。
は?異動ってどこへだよ!?それに今よりも頑張れだと?ふざけんな!! 怒りが爆発しそうになるのを抑えながらも何とか口を開く。
そっちの都合で勝手に異動させるなら退職金くらい貰っても問題ないですよね?それとも手切れ金のつもりですか? 俺の言葉を聞いた途端、部長の顔色が真っ青になった。どうやら図星らしい。
まあ当然の反応だと思うけどな。だって辞めさせてくれるどころか責任を取らされて給料下げた上でさらに働けなんて言う奴らのセリフじゃないもんな。
しかし次の瞬間、その考えを改める事となる。
何とその会社はパワハラ、セクハラ等々が横行しており社内の雰囲気は最悪らしい。
しかも社長以下上層部のほとんどが悪事に手を貸していたとかなんとか。
うわーお、そりゃヤバいわ。どんだけ腐った組織だったんだよ。
そこで今回の異動の話となったわけだが、実は他にも色々と黒い噂があるらしくこのまま放置するのはマズイと判断したみたいだ。
それで急遽人事部が動いて人員補充を行う事にしたのだが、その時たまたま目に入ったのが俺だったというわけである。
え、なんで俺なのかって?そんなの知る

【第3話】

ツインリングで戦ってみた。結果はこうだ。
ゴリガンとナジャランは必死だった。それはそうだ、俺も一生懸命だったからな。だがしかし。その二人より遥かに弱いのが俺である! まさに圧倒的! 圧倒的な差があったのだ!!(←誇張)
というわけだからもう一回やろうよ。今度はもっとうまくなるぜ! そんなゴリラたちの願いを俺は拒否した。もう飽きたし疲れたので今日は勘弁してくれと言ってな……いかん、なんだか悲しくなってきたぞ? ともかくそんな感じで今日という一日は終了した。また明日も来るんだろうなあ~。
ちなみにカルナさんのご両親とは初対面だったが特に問題は起こらなかった。どうやら娘には甘かったようだ。ちょっとホッとしたよ……。
ああそうだ忘れてたが。昨日のうちにカルナさんから電話があったよ、無事引っ越しできたって。今度挨拶に来ると言っていたので楽しみにしているところさ! **********
* * *
翌日 放課後になると昨日と同じく、またもサルがやって来た。ゴリは「じゃあまた後で」と言って先に教室から出て行く、その後すぐにゴリガンが入って来た。どうしたんだろうと思えば、「一緒に行こうぜ」だって。まあいいかと同行する事にしたよ。……で、着いた先は校庭の端にある飼育小屋の中であった。中には小さな檻があり、その中で何か動物がいるのが見えるのだが……うーむ、よくわからんね。ゴリと二人で中に入ると。そこにいるのが誰なのかはすぐにわかったよ。うん。見覚えがある。昨日もいた奴だよね?……確か名前は……「アルパカ」君。あれ?違ったっけ? ええい、この際どっちかでいい! ともかくこのアルパカ、何気に人気あるんだよな。昨日見た時はかなり怯えていたけど今は大丈夫みたいだ。
そして昨

【第4話】

第5元素、ただの床である。
今日もナジャランのナイトにやられた。「うーん」
俺は腕組みをして考えていた。
「どうしたんですか?」
と、ミクが聞いてくる。
「ああ、ちょっとな……」
俺は頭を掻いた。
ここ数日、カルドセプトで遊んでいるのだが…… 負けまくっているのだ! いや、俺が悪いんじゃないんだぜ? 相手が強すぎるんだよ! 特にナイトには勝てねぇ……。
なんなんだあのナイトは!? 攻撃魔法を反射するし、こっちの攻撃は当たらないし……。
「何か対策を考えないとまずいなぁ」
「ふむぅ……」
と、ミクが考え込む。
しばらく考えてから言った。
「マスター、今度わたしと対戦してみませんか?」
「えっ?」
「実はですね……」
ミクの話によると、最近になって対戦モードが追加されたらしい。
それで対戦すると対戦相手のレベルが表示されるようになるそうだ。
ちなみにミクのレベルは現在153だそうな。
この辺じゃ一番強いんじゃないか?
「なるほど、それなら戦えるかもな」
「はい!」
ということで次の日曜日、ミクとの対戦が決まった。
そしてその日が来た。
朝10時、駅前のゲームショップ前に集合ということになった。
約束の時間より少し早めに着いたので店内を見て回る。
ゲームショップって何気に面白いよな。
新作コーナーとか見てると楽しいもんね。
そんな事を考えているうちに時間になったようだ。
「お待たせしました~♪」と言って現れたミクの姿を見た瞬間、思わず吹き出しそうになった。
だってさ…… いつものゴスロリ服じゃないんだもの! 普通の女の子っぽい服装だった。
上は白ブラウスの上に紺色のカーディガンを着ている。
下はデニムスカートで黒のストッキングを履いてる。靴は編み上げブーツみたいな感じかな。
なんかこう……新鮮だわ。
「ど、どうかしましたか?」
と、聞かれた。
「あ、いや別になんでもないぞ」
と答えつつ、横目でチラ見していた。
「そうですか?」と首を傾げてる。可愛いなおい。
まぁそれはともかくとして本題に入ろう。
「ところで対戦モードがあるんだったな?」
「はい」
「どんなルールにする?」
「マスターが決めてください」
と言われてしまった。
うーん、どうしようかな……。
とりあえず最初は普通にやってみるか。
「じゃあ1ストック制にしてアイテムありにしとくか」
「わかりましたです」
という事で対戦モードを選択してキャラクター選択画面になる。
俺はナジャランを選択した。
ミクの方を見るとナジャランを選んでいる。
やっぱり好きなのか? 対戦が始まった。
ステージは草原になっている。
俺達は向かい合って立っていた。
『では始めます』
アナウンスが流れ始めると同時にカウントダウンが始まる。
3・2・1……GO!! 先手必勝! 俺はダッシュしながら呪文を唱えた。
「サンダーボルト!!」
よし!命中した! だがダメージはそれほど与えられていないようだった。
「くそっ!」
俺は舌打ちすると再び走り出した。
今度はミクも動き出している。
接近してくるミクに向かって剣を振り下ろす。
ガキンッ! 弾かれた!? ミクはそのまま俺に体当たりしてきた。
「ぐあっ!」
吹っ飛ばされて地面に叩きつけられる。
起き上がろうとしたところにミクが迫ってきた。
そのまま斬りかかってくる。
それを転がるように避けて立ち上がった。
また攻撃される前に魔法を唱える。
「ファイアーボール!!」
炎の玉が飛んでいく。
しかしあっさり避けられた。
ミクの攻撃が来る。
慌てて横に飛んだ。
ギリギリで避ける。
危なかった……。
このままだと負けてしまう。
何か手はないだろうか……。
ふと思いついてミクに向けて叫んだ。
「ミク!今から言う通りに動け!」
「はい!?」
返事を聞く間もなく指示を出す。
「右斜め前へ5歩、左斜め前へ移動、そこからジャンプしろ、以上だ!」
「えっ?えっ!?えーっと……」
戸惑っているミクを無視して実行させる。
ミクは言われた通り動いた。
そこに飛び込んで袈裟懸けに切りつける。ミクはそれをかわすと後ろに回り込んだ。
振り向いた所に突きを放つ。
それも何とか回避する。
更にミクの連続攻撃をなんとか凌いでいた。
そしてミクの動きが止まった瞬間を狙って叫ぶ。
「今だ!」
ミクは一瞬躊躇したがすぐに行動に移った。
「はいっ!」
俺の頭上から大鎌が降ってくる。
その一撃は見事にヒットした。
『勝負有り!』
その声とともにカウントが表示されて0になりゲームが終了した。
結果は…… 俺の勝ちだ!
「やったな!」
とミクに声をかける。
ミクは目をパチクリさせていた。
「あれって何だったんですか?」と聞いてきたので種明かしをする。
「あの時、ミクは俺の言った通りの場所に移動したろ?」
「はい、しましたけど」
「それで思ったんだ。もし相手がミクじゃなくて他の奴だったら、その位置で待ち伏せされてたら対応出来ないんじゃないかってな」
「あ……なるほど」
「だから、その前に移動させてしまえばいいと思ったんだ」
「でも、そんな事出来るんですか?」
「ああ、一応な」
「すごいですね」と感心している。「まぁ、たまたま思いついただけだけどな」
と謙遜しておく。
「いえ、それでも凄いですよ」
と褒めてくれた。
ちょっと嬉しいかも。
「ところで、何であんな戦い方だったんだ?」
と聞くと、
「だって、マスターの指示が的確だったので、それに従おうと思って」
と答えが返ってきた。
「いや、まぁそうかもしれないが、もっと他にやりようがあったと思うぞ」
「うーん、そうですか?」
「そうだよ」
「じゃあ次は気をつけます」
と言ってくれた。「まぁ次があるかどうかはわからんが」
と言うと、
「ありますよきっと」
と答えられた。
「そうかな」
「はい」
「なら良いんだけど」
「大丈夫です」
「わかった」
俺は苦笑して答えた。
「ところでミクは何でカルドセプトが好きなんだ?」
「えっ?それは……可愛いからです」
「それだけなのか?」
「あと強いからです!」
「ほう……他には?」
「他ですか……うーん……特に無いかな……」
「そうなのか?じゃあ対戦モードがあるゲームの中で一番好きなものはあるか?」
「対戦モードのあるゲーム?……うーん……ないです……」
「そうなのか?」
「はい、ありません」
「ふむ……そっか。じゃあさっき言ってたナジャランってどんなキャラだったっけ?」
「えっ?忘れちゃったんですか!?酷い……」
「ごめん、冗談だよ。覚えてるから教えてくれないか?」
「もう知りませんっ!」
と言いながら説明してくれた。
どうもカルドセプトには3種類のキャラクターがいるらしい。
1つはさっき対戦したナジャランというクリーチャー

【第5話】

いっけなぁ~い枯渇枯渇!私セレナ、どこにでもいる普通のセプター!
バハムート「最近出番ないのでサボっていいですか?」
今日は友だちのレオとアトラ山で対戦なの
ー! アトラ山には強いモンスターがいっぱいいるから楽しみなんだよね~♪ あ……れ?なんか嫌な予感するよぅ……気のせいであって欲しいけどぉ…… うわああああああ!!! なんでこんなにモンスターがいるんだよおお!! これじゃ勝てないじゃんかああ!!! やばい……これは死んだかも…… でも諦めるもんか!最後まで戦うんだからねっ! えぇ!?このタイミングでそんな攻撃されたらもう無理だよお!……あれ?急に敵の動きが悪くなったぞ?もしかしたらチャンスかもしれない!今のうちに倒してやるぜ!よし!倒した!これで残り一体!あと少しで私の勝ちだ!……ん?後ろの方から何か音が聞こえるような気がするんだけど……まあいいか。今は目の前にいる敵をなんとかしないと。
やったー勝ったー!さすが私ぃ☆……ん?またあの音が大きくなってるような……まさかとは思うけど後ろにいる奴こっちに向かってきてたりしないよね?うん。きっとそうだよね……。
ぎゃああああ!!!やっぱり向かってきてるしぃぃぃ!!逃げろおおおお!! ひょええええええええええええ!!! やっと撒いたみたいだけどまだ安心できないよ!早く下山しようっと!…………ふぅ……ここまで来れば大丈夫かな? それにしても怖かったなぁ……あんな怖い思いしたの初めてだったよ。
それにしても何があったのか全然覚えていないんだけど……確か私はアトラ山にいて……それで……そういえばあの時誰かの声を聞いたような気がするんだけど誰だろう?思い出せないや……とりあえず帰ろうっと! ーその頃のアトラ山ではー バハムート「そろそろ終わりますかね」
レオ「俺様の登場はまだなのか……」カルドセプトの世界へようこそ!ここでは様々な種族が暮らしています。あなたはどの種族を選びますか?
1:人間
2:エルフ
3:ドワーフ
4:獣人
5:魔族
6:機械
7:天使
8:悪魔
9:ドラゴン
10:その他(コメント欄にて)
ーーーーーー

【第6話】

シェイプシフターという悪魔があってな、
ミラーワールドというジャンクションで鏡の中に行けるんだが、その中にいると鏡に映った自分の姿になることができる。
ただしそいつは自分の姿をした化け物だから、攻撃されたらダメージを受けるし、もしも自分の姿をしているやつがいたら気をつけろよ?
「……」
俺は無言のまま、目の前にあるカードを一枚手に取った。
「……」
そのカードは――『シェイプシフタ―』だ。
俺の手札にはもういないはずのクリーチャーだった。
なんなんだこれは!? どうしてこんなものがここにあって、しかもデッキに入っているんだよ! いや待て……落ち着け……。
そもそもこの世界自体がおかしいじゃないか。
だってそうだろ? 俺たちはさっきまでゲームをしていて……それで……それからどうなったっけか?……ダメだ思い出せない。
でもまぁいい。とりあえず今はこの状況を理解しよう。
まずここはどこなのかって話だが……多分夢だろう。そうに違いない。じゃなかったら説明できないからな。……よし、落ち着いたぞ。冷静になれたぜ。
次は今の状況を整理する。
今の状況っていうのはもちろん、カードゲームの話じゃない。…………あれだよアレ。
えーっとつまり何が言いたいのかと言うとだな、要するに……
「うわあああっ!」
突然叫び声をあげた俺を見て、隣にいた女がビクッとした。
「ど、どうかしました?」「ああごめん」
思わず謝ってしまったけど、別に悪いことは何もしていないはずだ。うん、何も悪くない。……しかし驚いたな。まさか本当に異世界に来てしまうとは思わなかった。
改めて周りを見渡してみる。
そこは薄暗い部屋の中で、壁際には棚があり、そこには大量の本があったり、よくわからない機械が置かれていたりする。そして部屋の真ん中には机が置かれていて、その上にはパソコンらしきものが置かれている。
また、窓の外を見ると真っ暗だったので夜なのだということはすぐにわかった。……なるほどね。状況を整理したところでようやく理解できた。……どうやら俺は図書館にいるらしい。それもかなり大きな規模の。
「あの……」
再び隣の席に座っていた女性が話しかけてきた。
「ん? 何か用かい?」
「いえ、急に大声で叫んだものですから」「それは悪かった」……それにしても綺麗な人だな。年齢は二十歳くらいだろうか? 長い黒髪に整った顔立ちをしている。服装は白衣のようなものを着ていて眼鏡をかけており、いかにも研究者といった感じの女性である。
そんな彼女は心配そうな表情を浮かべながらこちらの様子を窺っているようだ。……ところで一体全体どういう状況になっているんだろうかねこれ? 確か俺はさっきまでカードゲームをしていたはずなのに、気がついたら知らない場所にいるわけだし。
もしこれが現実だとしたらあまりにも非現実的すぎるし、やっぱり夢だと思うんだけど……それならもう少し楽しい夢であって欲しかったものだ。なんてことを考えていると、彼女が口を開いた。
「大丈夫ですか? どこか具合が悪いとかありませんか?」
「ああいや問題無いよ。ちょっと考え事をしていただけだから気にしないでくれ」……というよりあんたがいきなり大声を出すようなことをしなければよかっただけの話だけどな。「そういえば自己紹介がまだでしたよね?……私は東雲千鶴と言います。よろしくお願いします」
「俺の名前は――」
名前を口にしようとした瞬間だった。まるでそれを遮るようにして彼女の言葉が続いたのだ。
「知っていますよ。如月さんですよね? ……私と同じ苗字ですし、それに名字が一緒であることを考えると家族の方でしょうか?」
「いや違う。親戚でもないと思うんだが……」
「ではお友達ということですね?」
「まぁそういうことになるかな。一応幼馴染みみたいなもんなんだ」
「そうなんですね。ちなみに私のことは呼び捨てにしてもらって構いませよ。敬語を使う必要も無いので気軽に接してくれて結構ですよ」
そう言って微笑む彼女だったが……正直距離感がよくわからんのだが……。
とはいえ本人がこう言っている以上は遠慮する必要は無いのかもしれない。「そうか。じゃあお言葉に甘えてそうさせてもらうことにするわ。……それで早速質問なんだが、ここはどこなんだ?」
「どこと言われましても……。ここは国立魔導科学学園にある図書室の一つだと思いますけど……。それがどうかしましたか?」
「いや実はな……」俺は今までの経緯を彼女に説明することにした。
すると彼女は少し考える素振りを見せた後、ゆっくりと口を開く。
「……つまりあなたは自分が誰なのか、ここが何なのか、どうしてここに来たのかわからないってことなんですね?」
「まぁ簡単に言えばそうだな」「ふーん……。でも困りましたねぇ。記憶喪失ってことですかねこれは……」
「みたいだな……あーマジかー……」頭を抱え込むようにして呟く。
「どうしたものか……」
「とりあえず先生に相談するしかないんじゃないですか? ほら、この学校の司書さんって凄腕らしいじゃないですか。だからきっと何とかしてくれるんじゃないかと」
「そうだな。確かにその通りだな」
俺は立ち上がり、部屋から出て行こうとするが、扉の前で一度振り返る。
「なあ、一つ聞いてもいいか?」
「はい何でしょう?」「俺の名前を知っているようだけど、どうやって知ったんだ? それに何故俺がここにいることだって知っていたのか教えてくれないか?」
「えっとそれは……」
彼女は一瞬言い淀んでしまったものの、すぐに笑顔を作り答えた。
「秘密ということでいいですか?」
「ああ、わかった。

【第7話】


「来年はカルドセプト25周年なんだってさ」
「何かイベントか新情報あるのかな?」
2人はそんな事を言いながらゲームを進めていく。
******
・第2章クリア(5ターン目)第2章を無事に終えると『次は最終章だ』とメッセージが表示される。
その言葉の通り第3章からは難易度が上がるのだが……
「この敵も倒せないわけじゃないけどめんどくさいよなー」
5体のドラゴンを相手にしながら、
「あ、そういえば次のミッションの報酬に魔銃あったっけ」
という感じでサクッと倒した後にミッションをクリアし、
「お?これクリアすればボス戦になるんじゃね?」
ラスボスである邪竜ファフニールとの戦闘に突入する事になった。
「なんかすげぇ強そうだよな……」
2人は今まで以上に緊張感を持ちながらも戦う事に……。
結果はというと、なんとか勝つ事が出来た。……ただ1つの問題を除いては……
「……えっと、エンディング画面が表示されたんだけどさ」
「……うん」
それはこのゲームのラスボスを倒す時に発生する最後のミッション、それは『ファフニール討伐:難易度Sランク以上達成』という物だった。ちなみにこれは全プレイヤーの中で2名のみ達成できる条件となっている為他のプレイヤーがこのステージに挑戦する場合は最初からやり直しとなる仕様になっていた。つまり、
「……俺達がクリアしたって事はもう……」
2人しかクリア出来ないという状況なのだ。
******……結局あの後、このバグのせいで配信停止になったんだよなぁ。……何回やってもこのミッションだけには勝てなかったから結構悔しかったっけなぁ。

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