カルドブログ

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前回の記事の続きです。2回戦目から。

今回は余計な前置きなしで真面目に書きます。

2回戦目:アンカー(ノーマル)

長時間に及んだ1回戦で敗北し完全に心を折られた状態であったが、気持ちを切り替えようとがんばって卓を移動。

2回戦の対戦相手はひでちゃんさん、まも~さん、はかせさん。

まも~さんとは対戦経験があまりなかったので手の内はよくわからない。他の二人とは何度も対戦したことがあるが、二人ともテンプレートから外れた、それでいて強力なブックを使いこなし、幾度となく辛酸を嘗めさせられてきた、油断ならない相手だ。絶対倒す。

私が使用したブックはこちら↓

テレコムさんのジャンクション大会のブックや、セプコさんがTwitterにアップしていたブックの構成を大いに参考にさせていただいた。領地の防衛は援護を中心にしてアイテム数を極力削り、収入カード等の直接手順を進める(&石を多く買える)スペルを多く積んだ形。

今回のオフでは唯一の宝石マップ。カルスタでは何度か大会が開かれていたような気がするが、ことごとくサボっていたため宝石戦の経験は少ない。それゆえオブリタレートのような宝石干渉カードの使用経験が少ないので、純粋に走り切って勝つブックのほうがまだ戦えるだろうと考え、普段より収入カードマシマシにしたこの形を選んだ。防衛は援護を中心にすればアイテム数を削って収入にスロットを割ける、と考えて色は地。普段なら辛い地被りも宝石の高騰を利用すれば食い下がれるかな?

宝石マップだと収入カードとして1周めクレヤボヤンスが強いという話を耳にしたことはあるが、うまくブック構築できる気がしなかったので今回は最も素直と思われるマナ・ランドドレインを選択。(でも確かにマナよりクレヤボヤンスのほうがいいかもなあ。それにこれだけ収入を積んでおいてドローがギフトのみなのは考えもの。急ごしらえだったとはいえ検討が甘い)

 

試合開始。

自分の初手にはクリーチャーたくさんとマジカルリープ。Nゲート左の地土地にリープで飛んでランドアーチンを配置。そのままNゲートを通ってマップ右側を回りつつ、いい感じに土地を確保することに成功。宝石も地を5個ほど買えて盤石の状態。勝ったな(確信)

まも~さんはデゥームデボラーをメインにした火ブック。秘術やチャージステップで小金を稼いで石に投資するつもりだろうか。協調して地宝石の価値を上げてくれたらいいな。今後来るであろうティアマトの脅威は地ブックには効かないので高みの見物ができそう。

はかせさんはマイコロンブック。ホームグラウンドやタイニーアーミーが通ったときの爆発力がすごいので、石を買い始めたら要注意、というところだろうか。ただ全体的に土地配置がうまくいっていない様子……

ひでちゃんさんはよくある感じの火ブック。……かと思いきや、マッドハーレクインハイドスプラウトリングなど不穏なカードがいくつか出てくる(あとから聞いたところスペル使用型ライフフォースブックだったらしい)。まあティアマトは大丈夫でしょ…… クリーチャー配置はあまりうまくいってなさそうで、何にせよ自分が一番有利な状況。このまま逃げ切りたいところ。

 

中盤戦。ひでちゃんさんが持っていたミラーワールドをまも~さんが即セフトしたり、はかせさんが土地を取れないなりにゼラチンアーマーで頑張って稼いだりしている一方、私は土地配置・宝石売却・増資を全て順調に進めることができ、特に大きな妨害を受けることもなく、総魔力は早くも7000を超える。1回戦での地獄のような場が嘘のようだ。流石に他の対戦相手も焦りだすが、援護でしっかり守っている私の土地にはほとんど手が出せない様子。アイテムを削っているせいで本気で侵略する要素がいくつも出てくると怖いが、これはいけるんじゃないか……?(フラグ)

しかしここで、油断して盤面をよく見ていなかったのを咎められてしまう。周回をしようとマップ左側のゲートへ向かったのはいいが、そこにダウン解除されたひでちゃんさんのスプラウトリングが配置されているのを見落としていた。ひでちゃんさんはすかさずスプラウトリングを変身させてオールドウィロウ誕生。そのラウンドに周回完了させて一気にレベルを4まで上げてきた。やられた…… マジカルリープなど通行料を逃れる手段は持っていない。やむを得ずレベル4通行料をお支払い……

これでかなり達成が遠のいてしまった。アースシフトを引ければまだ伸びる見込みがあるとはいえ、宝石はすでに売ってしまったし、マナやランドレも当てになるかどうか……

 

終盤戦。なんだかんだ言いながら総魔力を7600ぐらいに戻したものの、先程のウィロウのせいでやむなくトランスし失った連鎖数が響いて伸び切らない。周回ボーナスが入れば達成できそうだが、周回完了まではかなり歩数が要る。まも~さんやはかせさんも追いついてきて逃げ切れるかどうか怪しくなってきた。連鎖…… 連鎖が欲しいです……

はかせさんがアイテムほぼ0の状態でフェイトを一気にレベル上げし、強気の逃げ切りを狙ってきた。しかしそこへひでちゃんさんが素ダイスでその土地を踏み、フレイムデュークの強打で落とす。かわいそうだが死んでもらうぜ。くらえ! 必殺の剣!(自分は何もしてないけど)

次は自分の手番。ここで運良く地属性の空地に止まるダイスが出て、右側のゲートめがけて走り、意気揚々と手札にあったウッドフォークを置いた。これで連鎖が伸びたおかげで目標魔力に到達し、ゲートまであと1歩となってリーチ。しかし……

ぼく「(やべえミラーワールド忘れてた)」

そう、まも~さんの手にはひでちゃんさんから奪ったミラーワールドがまだ握られていたのだ。これを発動されると、私のレベル5ウッドフォークが落とされてしまう。幸いそのレベル5の隣接地は、はかせさんのダウンしたラハブと自分の土地だったので、ダウン解除されるか誰かが直踏みしなければ大丈夫なはず…… 頼む……

三人「これは無理だな~……」

ぼく「(よし! 誰も気付いてない! 周りも余計なこと言わないで!)」

結局ミラーワールドは撃たれずこのままゴールで勝ち。いくつものひどいミスを運で取り返した形になってしまった。プレイがいい加減すぎる……。

3回戦目:バイパス(ノーマル)

対戦相手は、くうねるさん、星野さん、†抑制神リズガフレン†(CPU)。

くうねるさんは初めて対戦する方で、手の内はわからない。セプター同士なら言葉よりもカードで語らないと。どうかよろしくお願いします。

星野さんは今いろいろな意味でカルド界最注目(?)の乗りに乗っているセプター。このオフでも既に2連勝していて、さすがの実力といったところ。彼女とは何度も対戦しているが、最近は走り重視(偏重とすらいえるかも)で堅実にプレイすると言ったイメージ。

リズガフレンさんにはストーリーで散々苦しめられ…… なかった。焼きとか使ってませんでしたっけ?

私の使用ブックは↓こちら

一本道マップなので、レベル3程度のドワーフマイナーをいくつか作って通行料を狙うブック。シフトをサクヤでサボったり、踏みを避けるためにラマを入れたりしている。

対戦後の検討で、バイパスではフォームポータルが強いのではないかという話になったが、秘術クリーチャーとの相性もいいので2枚ぐらい入れておけばよかった。ブックのいいところを全然書いてない……

それからブックの元々のコンセプトではないけれども、足たくさん+サクヤの組み合わせはトランス後の連鎖リカバリが効きやすくて他のブックでも使える形かもしれない。研究できるかな……

 

試合開始。くうねるさんは、星野さんは、リズガフレンはなんだかよくわからない。

序盤はくうねるさんがマカラをどんどん引いて配置し、いい感じの展開。星野さんは1周めダイスが悪く地の土地に止まれない。私は割と順調だったが、一本道ではなく分かれ道のところに土地を取らざるを得ない形に。通行料頼みじゃなくて普通に走りきるしか……

中盤。くうねるさんはマカラの秘術コストが響いたのか、連鎖はあるが現金があまりない。星野さんは連鎖は少なめだが現金は多い。私は4連鎖レベル4土地が1つ、しかし通行料は期待できない位置。収入サボってるからこれからがきつい……

と、ここで星野さんの手にはリビンググローブ+グレムリンアイの黄金コンビが。リズガフレンが適当に上げた地属性レベル4に目をつけ、マジカルリープで踏んで落とす。これで星野さんが一気に伸び、そのまま踏みも入ったりして追いつける気配がなくなり、実質的にゲーム終了。あまりに早いエンディング……

CPU込みの対戦では、CPUの土地を奪える程度の侵略力があるブックがいいのかもしれない。(教訓)

 

対戦後にお互いのブックを見せ合って”””意見交換”””を行ったのだが、星野さんがくうねるさんに採用カードの意図などを散々質問し、くうねるさんがタジタジになっていてちょっと怖かった。向上心はわかるが、問い詰められる側はちょっとかわいそう。モチベーションが同程度の相手でないと、意見交換は穏やかに行うのが難しいなあと感じてしまった。私もせめて気圧されないようになろう(?)

 

4回戦目:ゴールドバグ(ノーマル)

最後の対戦相手は、めかゆいさん、りくさん、アイルトンさん。

めかゆいさんはカーが大好きらしく、あまりの強さにこの前の試合でアセンブルをセフトされるほどの実力。なんて恐ろしい……

りくさんとは何度か対戦した記憶があるが、Twitterアイコンがランドアーチンなのに水ブックを使っているところしか見たことがない。伝家の宝刀ランドアーチンは出てくるのか。

アイルトンさんは関東から車を飛ばして遠征者を何人も引率してきたらしい。本当にお疲れ様です…… 疲労がプレイに支障をきたさないことを。

私が使用したブックは2戦目と同じ(!)。

ゴールドバグでは水がとても強い(どのマップでもそうでは?)のは知っていたが、イマイチ自信のあるブックがなかった…… それなら純粋に使い慣れたブックのほうがマシかな? という感じ。ここまでで最も雑な採用理由…… もう少しゴールドバグ対策を練り込んでくればよかった。まあランドレやスクリーマーはこのマップ特に強いだろうしなんとかなるでしょ。

 

試合開始。

りくさんはごく普通(おそらく)の水、アイルトンさんは同様に。めかゆいさんは初手から”””七色”””のクリーチャーたちと密命1枚が手札に見える。これはまさかの初手アセンブルか?! と思いきや密命は捨てられてしまう…… よかった。一方、私は進行方向を間違えて地の土地を取り損ねる…… 序盤からこれは痛すぎる。連鎖1つで最終的には1000Gぐらい違うんだぞ。気をつけろよ俺。

他の三人が順当な場所にそれぞれクリーチャーを置いていく中、めかゆいさんだけは「これは置けないなあ~」などと言いながら、4色揃った手札から何も出そうとしない。この人、本気だ……!

 

中盤戦。アイルトンさんと私は順調に資産を伸ばしていくが、同じ地ブックということで「いつ殺しに行こうか」と水面下でお互いスキをうかがっている(ような気がした)。めかゆいさんも遂にアセンブルを引き、ルーンアデプトを絡めて連発の態勢に入る。りくさんは土地取りがうまく行かず出遅れている様子。りくさんが引いたシャッターが容赦なくめかゆいさんのアセンブルに飛ぶ。かわいそうだが仕方ない。

アイルトンさんがさりげなくシルバンダッチェスを手札に戻し、チェーンソーと合わせて拠点を倒しに行こうと狙っているのを見て、私がレベル5の土地をセージ+ネクロスカラベの態勢に交換したりと、まさにカルドセプトといった感じの駆け引き。私もアイルトンさんの拠点にスクリーマーの秘術をかけ、ウォーロックディスクをドローするのを待ったりしていた(が結局引けず)。結果の出る派手な戦闘もいいけど、こういう静かなにらみ合いも醍醐味だよね。

 

にらみ合いの結果、りくさんを除いた3人が7200G程度に到達し、周回ボーナス等を絡めれば達成圏内。いち早く周回を終えた私が一気にレベルを上げて勝負に出、目標魔力に到達。ゲートまでは4歩。やったか……?!

しかし、やはりそうは問屋が卸さない。アイルトンさんが私のレベル1土地を侵略し、アイテムを吐かせにかかってきた。連鎖を切られてしまうと届かなくなるので、やむを得ず援護で守る。このままだと手持ち魔力が苦しいが、手番が回ってくればなんとか…… めかゆいさんはアセンブルのおかげでかなり伸びてきたが、私を妨害する手段はない様子。これはいけるでしょ……

ここまでずっと4位だった。りくさんの手番。手にはチェーンソーとギフト。4枚ドロー…… カイザーペンギン、アクアデューク、ウォーターシフト等を引いてきた。

ダイスは…… 9。行き先は…… 私のレベル5シルバンダッチェス。難攻不落のように見えるが…… あれ?

「オイオイオイ」

「死んだわ、俺」

なんと、先程のアイルトンさんの侵略のせいで現金が足りず、手札のダイヤアーマーが使えない。カイザーペンギン+チェーンソーの130点を耐えられないのだ。\(^o^)/

そのまま、りくさんが奪ったレベル5土地にウォーターシフトを撃ち、一気に目標魔力を超えてゴールし大逆転勝利。おめでとうございます。もうやだ……

 

「俺はこんな試合するために仙台まで来たんじゃないんだぞ!!」(現金不足で総魔力を3000G溶かした人の顔)

 

煮え切らなかったので、会場の残り時間でフィラさんたちとジャンクションで対戦。これはなんとか勝てました。やったね。

5回戦目:二次会

仙台オフ恒例らしいタイ料理屋さんで二次会。惨敗を忘れさせてくれるとても美味しい料理だった。ごちそうさまです。

普段面と向かってすることがないカルドトークで盛り上がれて本当に楽しかった。特に、私を勝手に一目置いてくれているらしいかよさんとは直接お話できてとても嬉しかった。今回のオフでは対戦できなかったこともありなおさら。ただ、軽はずみに「仙台オフまた来ますね」と発言したところ「ほんとですか?!」と身を乗り出して念押しされたのはちょっと怖い。隣に来ていたぱんださんからも「私たち二人に挟まれたら諦めたほうがいいですよ」とニコニコしながら言われる始末。仙台オフ、怖くない? 心配しなくてもまた来るよ!

 

 

全体として、最初から最後まで、とっても楽しいオフ会でした。主催のぱんださん、対戦してくださった皆さん、お話してくださった皆さん、本当にありがとうございました。この日を味わえたというだけで、カルドセプトやっててよかったです。本当に。

ところで、不当な圧力をいただいたお二人のオフレポも首を長くしてお待ちしておりますので、気が向きましたら、よろしくお願いします。

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