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はじめまして。キセノンと申します。

先日行われた「仙台カルドセプトリボルトオフ」に初めて参加してきたところ、仙台オフ上層部から不当な圧力をかけられた(上の画像参照)ため、僭越ながら参加レポートを書かせていただくことにしました。長くなりますが、読んでいただければ嬉しいです。

※予定外に長くなったので、前半・後半に分けます。この記事は前半です。

 

-1回戦目:vs二日酔い

別件のためオフ前日には仙台入りしていたものの、その日に居酒屋でしこたまアルコールを煽って泥酔していたため、ホテルでまともに睡眠を取ることができなかった。コンディション最悪の状態でオフに臨もうとしていたわけで、カルドセプトを完全に舐めていたといえる。ただ運良く頭痛や体調不良を引かず寝坊もせず、プレイングは明らかにまずかったものの結果的には順調な滑り出し。

 

0回戦目:vs牛タン

事前に約束していたsaikoさん、ひできさんと初の顔合わせ。仙台名物の美味しい牛タンのお店まで連れてきてもらった。仙台といえばやっぱこれだね。

集まった3人とも、かつて某国民的RPGの対人戦を熱心にやっていた時期があったため、会って始めのうちはその話題が多かった気がする。そのうちカルドセプトの話題にもなったはずだが、そのタイミングで出てきた牛タン定食が感動的においしかったので話があまり頭に入ってこなかった。少しでもスキあらば有用な知見を他人から引き出そうとする熱心なセプターとはまるで大違い。

大阪から遠征してきた自分は仙台付近の土地勘がなく、オフ会場の場所も全くわからないので、仙台オフ常連のお二人に相乗りして会場までついていく。できるだけ無駄なリソースを使わず目標を達成するのがカルドセプトの最も賢い勝ち方であるわけで、セプターとしては当然の行動。(ごめんなさい本当に助かりました。その節はありがとうございました)

 

1回戦目:バトルワゴン(タワー)

どうでもいい個人的な話を何行も読まされてようやくカルドセプトの話を見ることができる閲覧者の方々には大変申し訳ない。もしよければ最後までお付き合いいただきたい。

 

最初の対戦相手は、自分と同じく近畿から遠征してきたひろよしさん、仙台勢の玲音さん、そして主催のぱんださん。

この試合の様子はぱんださんが既にカルドブログの結果記事に動画をアップしてくれているので、わざわざ私が文章化するまでもないが、一応の差別化として試合中の自分の考えを中心に書いていきたいと思う。

こちら↓が私の使ったブック。

見ての通り攻撃的な火ブック。以前カルスタのゴールドバグ大会で使っていたものをベースにしている。バイミス+司令塔の存在と、現金干渉の両はさみで手を遅らせるつもり。でも見当が足りない部分が多いかな……

 

対戦開始の挨拶もそこそこに、まずは4人の手札を確認。

「ひろよしさんとは被りか~、ぱんださんはいつもブックだし多分でしょ… えっじゃん。玲音さんは……」

ここで私は絶望のあまり天を仰いだ。4人の持っているクリーチャーカードがことごとく赤い。まるで血にまみれた戦場のよう。そう、この卓は属性4被り。それも、手札を見る限り、ST高め・武器マシマシ・焼きトッピングという、全員が全員極めて攻撃的な構成になっているように見えた。

恐ろしい集団心理である……! そう! 全員! 司令塔を踏むつもりなのである!

これでは誰もまともにレベルを上げられず、フルラウンドも視野に入った長期戦になることは間違いない。少ないレベル1土地を奪い合い、行き場のない現金をドレインマジック等でかっさらう展開になるだろう。まともに高額地を守る手段があるとすれば、ブックに2枚入っているボーテックスぐらいか……? いや、これだけ火がいれば誰かはバーナックルやバインドミストを採用していて、ボーテックスもまともに機能しないだろう。さて困った。どうやってこの場を切り抜けよう?

ともあれ試合が始まる。

 

序盤、私は大きめのダイスを出しつつ右ループを回り、土地をなめらかに確保できて順調な滑り出し。自分のブックにはティアマトだけでなくフレイムデュークも4積みしているし、もしここから多少出遅れても地上戦で挽回できる算段はある。ただ他の人のスペルが怖い……

ひろよしさんも司令塔付近の複属性土地や、マップ右ループの土地をいくつか押さえていい感じの展開。手札にはサブサイドやバインドミストといった嫌なカードが見えるので要注意対象。レベルダウンとバイミス侵略のはさみ撃ちを狙っているのだろうか?

玲音さんは初手のフレイムデューク2枚とリビンググローブ1枚以外にクリーチャーが来ず、土地が取れなくてなかなか苦しそう。後半引くであろう武器+フレイムデュークの侵略から身を守るのは難しいので、余計な恨みを買わないようにしばらく泳がせておくか、それとも徹底して妨害しゲームから弾き出すか……

ぱんださんはシグルドと一緒になぜかパウダーイーターが入っている。なんだかよくわからないが、このブックはやばそう。ティアマトやフレイムデュークを即死させられるのが怖い。そしてしばらくするとシャイニングガイザーもドロー。ナイトエラントシャラザードをレベルアップするプランも怪しくなってきた。いったいこの卓は俺にどうしろというんだ。

 

当初の予想通りほとんど誰もレベルを上げず、ラウンドだけはどんどん進み15R付近。未だ全員の総魔力が2000に達しておらず、手持ち魔力は3桁後半~4桁ぐらい。各レベル1土地では、ウォーロックディスクでシグルドを倒す、ムラサメでナイトエラントを斬る、先制+ナパームアローでシグルドを撃退、ちょっと目立ったセプターにお試しでランドドレインを撃ってみる、といった不毛な地獄絵図が展開されている。手札はバイミスバイミスサブサイドガイザーガイザー…… そしてまさかの玲音さんの手にはデスリーチ

なのに! 私以外に誰もドレインマジックを引かない! 不気味すぎる。最近のドレマ枚数を減らす流行に乗っかっているのか? 単にブックの底に眠っているだけか? 司令塔で敵を侵略するつもりのブックでドレインマジックを甘えるのは怪しい気がするが……?

 

20R付近。手持ちが2000Gを超えた私はとうとう痺れを切らし、ひろよしさんの手にサブサイドが見えているが強気にレベル5を作る。自分の連鎖の数は十分・他の2人はかなり遅れ気味・サブサイドを撃たれたとしても、場にはレベル3土地がいくつかあったのでどこかでトランスを決めれば十分取り返せる、たぶん! どん! という気持ち。

この頃他の卓ではとっくに試合が終わっており、観戦するギャラリーが周りに集まって好き勝手なことを言っている。やってるこっちは必死だというのに気楽なものだ。次の卓で当たったら絶対倒してやるからな! と思ってプレイしていた(別に怒ってたわけではないです)

 

無理やりリビンググローブを上げてレベル5を2つ作り、総魔力が7900を超えたところで当然のサブサイドが飛んでくる。ここまでは織り込み済み。ここから他の人の妨害をかいくぐり、ひろよしさんと速度勝負をしなければならない。いよいよ場が煮詰まってきた……

すると運良くぱんださんのレベル3を踏み、レベル5土地を天然トランス。これで連鎖が4に落ちるも、このまま全力投資で目標までたどり着ける見込みが立った。これはいけるんじゃないか?

ただ、上げたい土地には危険なクリーチャーが横付けされていたり、ぱんださんがブックからシャイニングガイザーを引いてくる可能性があるので油断はできない。早く試合を終わらせないと……(記憶が曖昧だったので「もう4枚引きましたよね?」などと適当なことを言って引ききったかどうか情報を探っていた)

 

最終盤。私はバーナックルとナイトエラントをレベル5に上げ、目標魔力に到達。速度面で競っていたひろよしさんは運悪く玲音さんのレベル5を踏んでしまい撃沈。よし! ゲートまではあと3歩。このまま勝たせてくれ…… 頼む……

シャッター侵略等の妨害を耐えきり、いよいよ自分の手番。ダイス3以上なら勝ち…… 3以上なら勝ち…… 3以上なら…… 3……

ダイスを振る……

……

…………。

2

 

 

いやいやいや、カルド芸人するために仙台まで遠征しに来たんちゃうねんで。ふざけんなよまじで。ほんまに。

ま、まあええわ。次の手番が無事に回ってくれば勝ち……

ぱんださん「あっ」

 

……とうとう最後のシャイニングガイザーをドローされ、レベル5のナイトエラントを容赦なく吹き飛ばされてしまった。

 

そこからは頭が真っ白になってしまった。

その後、玲音さんが先程のレベル5通行料を元手に増資し、真っ白になった私が適当に撃ったバイミスのおかげでぱんださんのレベル5を奪取、そのまま勝ちきった。序盤あれだけ出遅れていたのにすごい……

 

動画を見返したところ、私がぱんださんのパウダーイーターに無駄にバインドミストを撃っていなければ、玲音さんが直踏みでそこを落とせなかったのでまだ走り勝てるチャンスがありそうだった。私はバイミスなしでもグローブ+ムラサメでパウダーを倒すことができたからである。ダイス運が少し悪かったとはいえ、最終的には自分の安直な手のせいで負けてしまった。大いに反省するべきだ。

 

 

長くなりすぎたので、残りの試合のレポートは次回の記事にします。

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