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最終更新日:2019/11/19

【序章】

始まりの朝

あれは、忘れもしない、たしか4月から6月の、昼から夜くらいのこと。

ツイッターの表アカウントにDMが届いた。
ウェザリングさんからだ。
熱い思いのこもった長文だった。

ななめ読みしたところ、「リーグ参加したい?」ということらしい。

おっ、と思った。

すぐに返信した。
要約すると、その返信内容は「はい。」だ。

私の戦いが始まった。

残り火

前作カルドセプトでは、多色ブックばかり使っていた。

人と違う構築をしたかったし、まだ誰も足を踏み入れていない領域をひとりで掘り進めるのが楽しかった。
そしてそれなりに戦えるものをつくれた。

カルドセプトリボルトでも、発売以後一年くらいは多色ブック構築を検討した。

が、結局、箸にも棒にもかからず棄却した。
前作の多色構築は強みが48手くらいあったが、今作では弱みの方が108個くらい上回る印象だ。

その後は、単色ブックばかりを使った。
実績のあるセプター達の構築をよくパクった。

単色ブック構築で得た知見をもとに、再度多色構築に挑みたいという気持ちはずっとあった。

リスト

カルドラリーグ参戦の打診があった時、他の参加者については触れられていなかった。

「そのリーグで戦えたらいいなぁ」と何人かのセプターが心に浮かんだ。

サンダーさん、ひでちゃん、saikoさんの3人。

思いが通じたのか、蓋を開けたら3人ともいた。
まあ、良かった。

十六夜

カルドラリーグ参加者として実力のあるセプターの名前が並んでいるのをみて、テンションが上がる。

ただ、アールさんとヌーンさん、はりうたさんの名前がなかったことを少し残念に感じたのは覚えている。

またどこかで戦いましょう。

 

【第零章】始動

二度目の朝

あれは、忘れもしない、たしか4月から6月の、昼から夜くらいのこと。

ツイッターの表アカウントにDMが届いた。
カルドラリーグ参戦者のとあるセプターからだ。
熱い思いのこもったポエムだった。

好意的に解釈すると、「リーグに向けてチームで検討とかスパーとかせんか?」ということらしい。

おっ、と思った。

すぐに返信した。
要約すると、そのアンサーポエムの内容は「はい。」だ。

私の戦いが始まった。

プロレス

カルドラリーグ開催が周知され、参加者コメントが公開された。

カルドセプトがculdceptだった時代から続けている、いわゆる古参と呼ばれるセプターの多くは、他者を煽り、自身を鼓舞する気持ちを前面に出すコメントをする。

一方、比較的歴の短い、若いセプターは、礼儀を重んじたコメントになる傾向がある。

そのギャップを見てほくそえむ。表現の違いはあれど、盛り上げたいという気持ちは一緒だ。

だが、その違いを明確に指摘し、かつ、盛りあがるように、礼儀を持って煽り返すセプターがいた。
キセノンさんである。

素晴らしい。
大好きな言動だ。
自分もそうありたいと思わされた。

ボーリング

招かれたチームにはすでに何人か招集されていた。

カルドラリーグ参戦者は、招待してくれたセプターと私の二人。

スパーに協力してくれるその他メンバーは、実力に全く遜色ない、というか、クソ強いセプターしかいない。

このようなチームを即座に作りあげた彼を尊敬するし、また招待してくれたことに改めて感謝する。

ただ、チームメンバーのひとりであるちゃおらんさんは初日にコメントしたきり二度とでてこなかったので「役に立たんなー」と思った。

 

【第一章】スパイダー

航海訓練

初陣スパイダーに向けた連日スパーが始まった。毎晩毎晩ボコられつづける。

リーグ不参加の某セプター超強いんですが。

スパーでの勝率5割こえてるんですが。。

毎試合毎試合、誰かしらが彼に高額地を奪われて泣いてるんですが。。。

どんどん自信がなくなってくる。。。。。

またどこかで戦いましょう。とかカッコつけて言ってる場合じゃなかった。

みおつくし

第1節スパイダーに向けて準備したブック「水脈標」。

バインドミストとヘイストにより航路を確保し、(自分だけは)安心安全の楽しい船旅を、との願いを込めた。

中盤までに必要な連鎖を確保し、終盤は高額地侵略を盾に盤面の有利をとって押し切ることを狙う。

多色ブックでは自領地で地形効果を得られないケースが多く、その弱点をカバーする方法、とくにウォーロックディスクで殴られることへの対策が必須である。
「水脈標」ではリビンググローブ、グレムリンアムル、チェーンソー、トパーズアムルといった侵略要素を手札に抱えることで、不用意にウォーロックディスクを浪費できなくなる状況をつくっている。

海の魔物たち

初戦の対戦相手は、サンダーさん、セサミさん、テッドロアさん。

サンダーさん
数年前から個人的に注目していたセプター。
前作のオフ対戦で初めてあったときは何人か殺してそうな印象を受けたが、リボルトでの再会時には柔和な雰囲気になっていた。
なにがあった。

セサミさん
グンマー帝国の雄。
どこのオフ会にも必ずいる。
いつもにこにこ穏やかな表情だが、その瞳は笑っていない。

テッドロアさん
“神”とも称される独特の世界観を邁進する詩人。
彼との対戦は互いに邪魔しあう展開になることが多く、やりづらい。
環境相。

船出

チームのスパーでメンバーが使っていて有効だったカードをいくつか真似して採用していた。

もっちーさんのヘイスト、かよさんのトパーズアムル、はりうたさんのグレムリン。

試合では、かよさんとはりうたさんの力でセサミさんのレベル5を奪うことができたが、試合結果としては手順的に勝ち目なしの惨敗。

ヘイストの強みに気づけたのが本戦直前で、使い方を確立できなかったことが悔やまれる。

ヘイスト強い強いって言うなら、もっと早く教えとけよー。

テッドロア

手順的にはサンダーさんが勝つ展開だったが、その直前にドレインマジックを引き撃ち、ゲートにたどり着いたテッドロアさんがこの試合の勝者となった。

ぐぬぬ。

帰港

私は序盤中盤のいくつかのミスにより盤面の領地構築が遅れ、相手を止める方向に舵を切らざるを得なくなったのが苦しかった。
バイミスを提示し続けるという展開にできなかったな。

5試合の中で最も悔やまれる試合だった。

 

【第二章】ゴールドバグ

邂逅

チームに新たなメンバーが生えてきた。
初戦スパイダーで私とともに散った、サンダーさんだー。

第2節ゴールドバグにむけたスパーから早速結果を出し続ける。
常にゴールを見据えた手のすすめかた、伏せ方と走り出し方が本当に素晴らしい。
彼の参入によりチームのスパーが一段と引き締まり、レベルが跳ね上がった。

私は、数年前からサンダーさんに注目していたからね!

はいかぐら

第2節ゴールドバグに向けて準備したブック「灰神楽」。

グーバとパウダーイーターを空き地に撒き散らし、タイニーアーミーとランドドレイン、ランドトランスを絡めて所持魔力1,200Gからのトランスを狙う。
達成シナリオもそれにともなうブック構築も既存の概念と全く異なるモノとなり、今大会5戦の中でもっとも満足度の高いブックができた。

あの派手な対戦相手連中にぶつけるには、これ以上ないモノになった。

戦場の侍たち

第2節の対戦相手は、ヨシさん、ボイラーズさん、かめさん。

ヨシさん
数多のファンを持ち、常に注目を浴び続ける花形セプター。
ぱんだ夫妻の結婚報告にかき消されたラストリボルト優勝や、女神杯の伝説的ダイス2は記憶に新しい。

ボイラーズさん
DC版オンライン公式全国大会優勝者。
理論と経験に裏打ちされた奇抜なブックを自在に繰る底しれぬ存在。彼との対戦では予想や対策が意味を成さない。

かめさん
異世界のワールドチャンピオン。イケメンでリア充。カルドセプトまでうまい。
設定もりもりの主人公キャラクター。

焼け野が原

試合序盤から、順調にグーバとパウダーイーターを撒く。快調な滑り出し。

ランドトランスがボイラーズさんにメタモルされる。
レディビジョンをヨシさんが提示し続けているため天然トランスも難しい。
ブックの片翼がもがれた。

もう一方の翼、タイニーアーミー収入の連打で押し切る方向に活路を開こうとしたが、「灰神楽」の守りの要スフィアシールドもボイラーズさんからメタモルされる。これはきびしい。
ヨシさんとかめさんの地ブックに入っているシルバンダッチェスをさばけなくなった。

下手に動くと高額地を奪われるのが目に見えるため、様子をみる。

ボイラーズ

配置の面で苦況に立っていたかめさんが、周回のために高額地が林立する地帯で素ダイスチャレンジ。

通行料を得たボイラーズさんが、この試合の勝者となった。

夏草

私の敗因として明らかなのは、提示されたレディビジョンに対する打開策を何も取らなかったこと。

メタモルするとか、一発食らう前提で動くとか、やりようはあった。

負けは完全に自責の納得感。5試合の中で最も楽しい試合だった。

 

【第三章】ラクーン

風読み

カルドラリーグの参戦者16人のうち、(いい意味で)やっかいだなぁと思う相手が3人いる。

ボイラーズさん、ウェザリングさん、アイルトンさんの3人。
それぞれのセプターから、よくわからない環境(世界呪いとか)で封殺されたことがある。

このうち、ウェザリングさんとアイルトンさんが次の対戦相手だ。
対戦相手に合わせたブックの調整はあまりしないほうだが、第3節ラクーンのブックは色々我慢して丸く仕上げることにした。

くもいじ

第3節ラクーンに向けて準備したブック「雲居路」。

地上の動向に惑うことなく、敵からも捉えられず、栄光に繋がる橋を架ける。

連鎖を作る色を自由に決められる、多色軽量ブック。
特殊な環境においてもできるだけその影響を受けず速度を維持できることを目指した。
とくにミラーワールドとナチュラルワールドは強く意識している。

リボルトの多色ブックの一番の(唯一の)強みはリビンググローブをアイテムとして計算できることである。
「雲居路」は、その強みを生かしてアイテムを減らし、走る方向のカードを取り入れている。

達成プランの多様性と速度が両立できることをチームでのスパーで確認した。
試合に臨む際はかなり自信があった。

空の生き物たち

第3節の対戦相手は、ひでちゃん、ウェザリングさん、アイルトンさん。

ひでちゃん
さわやか・真面目・好印象・高い向上心とコミュ力、素晴らしい人間性をもつ。
バランスを取るためにあえてスベリ芸を続けているようだ。

ウェザリングさん
カルドラリーグ主催。
カルドセプト界隈に対する貢献度の高さは随一。
一方で、対戦となると、よくわからない世界呪いなどが、なんかめんどくさい。(いい意味で。)

アイルトンさん
多くの若人に慕われるおじ。
傍から見ていて(お前らアイルトンさんに対して失礼だろ)とハラハラすることもあるが、ご本人はあまり気にしていない様子。
アイルトンさん自身の言動にハラハラすることもままある。

号砲

アイルトンさんは、序盤からウェザリングさんに殴られ続けている。
土地を全く持てずツラそうだ。

ウェザリングさんは侵略力高めで、コストが重いためか、速さが出ていない。
領地数はある。

アイルトンさんとウェザリングさんがそれぞれ予想通りに世界呪いを使っていて嘲笑う。
私はとばっちりを受けないように、丁寧に手を進める。
ひでちゃんが抱えているディスビリーフのため宝石もほどほど。

ひでちゃんは干渉を受けず悠々と手を進めているように見えた。

雲耀

ひでちゃんが5連鎖を築き、9Rに宝石売りからレベル5を作成、10Rにディスビリーフによるレベル5トランス。

一気に走り出した。

ひでちゃん

ディスビリーフトランスのあとひでちゃんは、レベル5を2つ作成してリーチ。

ほか3人とも決定的な仕事ができず、ひでちゃんがこの試合の勝者となった。

何もさせてもらえずに試合が終わっていた。

私は環境に日和って手順を遅らせてしまい、ひでちゃんの速さに全くついていけなかった。

5試合の中で最も無力感を感じる試合だった。ひでちゃんが強すぎた。

このリーグで戦えたらいいな、とかカッコつけていってる場合じゃなかった。

チクショー

 

【第四章】カオスパレス

はりうた

3節終了後、ウェザリングさんより、ヨシさんの離脱とはりうたさんの参戦が通達された。

……ん?

……はりうたさん?

はりうたさんて、あのはりうたさん?

チームで、毎日スパー相手してくれてる、あのはりうたさん?

大会参加者じゃないのに、はりうた無双してめちゃくちゃ勝ちまくってるはりうたさん?

ウェザリングさんがアナウンスするまで、全くその素振りを見せなかった。

なんと口の固い男よ。

信頼というのはこうやって積み上げていくのだなあと、口の軽い私は思う。

ヨシさんの離脱は残念だが、私はもう戦ったのでまぁいいや。

神さま

テッドロアさんは初めに、枯れた井戸に再び水を湧かせた。

そしてセプターたちを召喚し、彼らの集う庭を創った。

もっちーさん、はりうたさん、かよさん、サンダーさん。
呼び出されたセプターたちはみな優れた強者である。

テッドロアさんは、3節終了時点で3戦全勝の単独トップ。

チームのセプターたちは、彼を ”神” と崇めた。

神もまた、まんざらでもない様子であった。

異端審

我らが神に背き、神を追う不届き者、唯一の2勝者はカマキリさんである。

だが、カマキリさんが神の座を脅かすことは絶対にありえない。

なぜなら、次節第4節では、私がカマキリさんとあたる。当然私が勝つ。

そして、(ありえない話だが、)万が一、カマキリさんが第4節で3勝目を挙げたとしても、最終第5節ではチーム1,2の勝率を誇るはりうたさんとサンダーさんが彼を迎え撃つ。
その2人を相手にカマキリさんが勝つことは不可能だ。

悲しいかな、カマキリさん。

あなたはもう詰んでいたのだ。

にしきかむろぎく

第4節カオスパレスに向けて準備したブック「錦冠菊」。

夏夜に咲く大輪の花火をモチーフにしている。

宝石屋のあるマップでは、宝石の即時売買※1がとにかく強い。

※1 宝石の即時売買
宝石屋を通過して宝石購入し、敵領地に止まり通行料を支払う。

その際、所持魔力をマイナスにすることで、買った宝石をすぐ手放す。
即時売買により魔力が500G増えるので、周回よりもよほど重視すべきで、そのチャンスは可能な限り広げておきたい。

所持魔力をマイナスにする際、宝石の価値よりコストが安いクリーチャーが手札にあると、その実現可能性が大きく高まる。
「錦冠菊」は、サルファバルーン(20G)がその役割も担っている。

また、スピットコブラ、シャイニングガイザー、クラスターバースト、ネクロスカラベ、バーニングハート、リビングボム、リビングアムル、チャリオットといった多彩な奇襲も意識している。

たまちょんさん、16bitsさん、そしてカマキリさん。皆まとめて、夜空に打ち上げてやるわ。

宵闇の来訪者たち

第4節の対戦相手は、たまちょんさん、16bitsさん、カマキリさん。

たまちょんさん
王様の化身。
あらゆる戦略をこなす実力者。
最近は自ら武器を担いで民を粛清して回る事が多い。

16bitsさん
16bitsを笑わせたら優勝、といわれるほど神聖視されているが、実は人並みによく笑う。
でも昔はもっと可愛げがあったんだが。

カマキリさん
リボルトでその実力が開花、覚醒した奇人。
いつの間にこんなに手に負えないほど強くなってんだ、という驚きが一番ある。
神にあだなす敵。

火種

15Rに16bitsさんがレベル5天然トランス、同15Rに私もレベル5天然トランス。
3000G弱の魔力を持つ16bitsさんと私。

カマキリさんのターン、ドレインマジックをドロー。

即座にアイコンチャットで赤セプター(aprio)から吸うように指示する16bitsさん。
くそ、やられた。

ぐああ。

カマキリさんのドレインマジックは私に飛び16bitsさんは無傷。
16bits、貴様は許さん。

導火

16bitsさんのターン、ドレインマジックをドロー。

魔力を捌ききれていない私に再度ドレインマジックが飛ぶ。

ぐああああ。

16bitsさんはダイスをふって魔法陣へ。。

ドレインマジックを引き当てる。。。
魔力を捌ききれていない私に再度ドレインマジックが飛ぶ。

ぐああああああ。

狼煙

レベル5トランス後のドレインマジック3連発被弾による怒りで、自我が崩壊した。

、、、、もう、、、殺スしか、、ナイ、、、

まずは16bits、お前じゃ、、、

夏祭り

どーん。

たーまーやー。(たまちょんさんのシイニングガイザ)

どーん。

かーぎーやー。

へっ、きたねえ花火だ。

カマキリ

たまちょんさんと私が16bitsさんの達成を止めた後、場から干渉要素がなくなった瞬間があった。

その隙を突いてカマキリさんが駆け出し、魔力を捌ききれていない私に再度ドレインマジックが飛ぶ。
そのままゲートに駆け込み、カマキリさんがこの試合の勝者となった。

祭りのあと

録画を見直してみたら、試合を通してドレインマジックとランドドレインあわせてooooGも吸われてた。ツラみ。

5試合の中で最も心あったまる試合だった。

 

あ。

カマキリさんに勝たれちゃったw 神さまメンゴメンゴwww マジでサーセンwwwww

 

続く

この記事への反応

  • ひろよしひろよし (2019年10月7日)

    つづき読みたいです。

  • カイチカイチ (2019年10月15日)

    まだかな まだかな

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