没にしたブック案その2。
カードリストを見ていて、好奇心旺盛なセプター諸兄のみんなも一度は挑戦しようと思ったと思う。
フェイ&ローンビーストの、美女と野獣ブックだ。
ローンビーストのST分HPを伸ばす能力に、フェイのSTを伸ばす能力がばっちり噛み合っていて、こうやって使って下さいと言わんばかりのセット売りだ。
であると同時に、みんなも同じ壁にぶつかったものと思う。
『この2枚、2枚で自己完結してるだけで他の要素が一切かみ合わねえ・・・』
まずフェイの能力がSTアップということで、明らか侵略サポートのクリーチャーである。
が、しかしローンビーストは素のSTが20しかない保守的なクリーチャーで、強打があるとはいえ、そんなに侵略向きのクリーチャーではなく、ブックの方向を侵略に寄せると、ダメとは言わんが美女と野獣のブックというよりも美女と野獣が入ってるブックでしかなくなり、そういうブックに個人戦では全く役に立たないフェイ&ローンビーストを合計8枚も突っ込みたくない。
じゃあ防御に寄せるかというと、フェイの能力はSTアップなのでもちろんローンビーストに
しか効力を発揮しない上、いくらバフしてもフィールド上のHPは40なのでシャイニングガイザー一発で消し飛ぶ。ファットボディとか完全にアンチシナジー。っていうかそこまで防衛に寄せるなら赤にする意味って何よ。
ティアマト4積みするようなブックにフェイを1~2枚いれてST伸ばすようなことしてもオーバーパワーだし、ローンビーストのST伸ばして拠点化するような悠長な真似するならティアマトにそのまま拠点やらせるし。
領地コスト制限に引っかからないような走り系も、個々のコストが高いうえに領地コマンドで魔力浪費して全く不向き。
もうお前ら10枚ずつ入れさせろよくらいの、他カードとの相性の悪さである。
赤単と、せいぜい緑との混色くらいしかバリューのなかった僕の引き出しの狭さが悪かったのかもしれないが、NPCと5~6回戦って満足してお蔵入りにしました。