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いまさらカルド熱再燃その2 (2024年5月19日)

リボルト発売からもう8年も経ったんだなあと思う今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。いやもう誰もやってないでしょうが。私はリボルトの狂ったカード郡に圧倒されつつも日々ちまちまと一人でプレイしています。

さてAI相手にティアマトとかムシュフシュとか鬼積みして蹂躙しまくるプレイをしていると「火属性も強くなったよなあ」と感慨深いものがあります。というわけで第二投稿は各属性の評価と特に名作だと思うクリを書き連ねていこうと思います。

■無属性
五属性で唯一地形効果を得られない属性。というよりこの属性は「属性」として認識されていないような記述もちらほらと見かけます。Ex系では地形効果を得られないのが本当に致命的で、セカンド系だとそれはある程度緩和されましたがバニシングレイとかエレメンタルラスとか無属性絶対殺すぞカードが充実していてなかなか無属性一色ブックというのは組みづらいものでした。

ではリボルトではどうか?というと、バニシングレイがなくなった代わりにアーマードラゴンとかいう同族絶対殺す竜が実装され、さらに過去のエース級もST/HPのインフレについていけなくなった感があり、以前よりも無属性の活躍の場が狭まったように感じます。というよりリビンググローブとリビングアムルが圧倒的過ぎて逆に無属性全体ではしわ寄せを食らう形で出番が減少しているようにも感じます。イメチェンしたボージェスさん全然出番ないです。以下は無属性で名作だと思うクリーチャー紹介です。

・クリーピングコイン
最初の頃によく使ってた。どうやっても儲かるというのが頼もしい。ただカードが充実してくると戦力にはならないので自然と入れなくなった。残念。セカンド系であったらまた違っていたかも知れない。

・シャドウガイスト
Ex系のシャドウを進化させた感じ。特別強いわけではないのだけど先制と不屈があるので防御アイテムを使わせるための移動侵略に便利。ただアーマードラゴンが居ると一瞬で蒸発するのが悲しい。

・ハーフリング
一時期「ばらまきクリはこいつでいいんじゃね?」と思ってよく使ってた。ただ防魔持ちはリリーフやチャリオットも使えなくなるので本当にただばらまくだけの役割でしか使えない事が多かった。地形効果が得られるとはいえリボルト環境でHP30はなかなか生き残れない。

・バンディット
今も昔も優秀なばらまきクリ。あるいはマジックボルトの避雷針。昔のセカンドにはメフィストフェレスという焼かれる事を前提としたクリが居たけどあれよりこっちのほうが便利だと思う。

■火属性
リボルトで最初なにに驚いたかというとファイアービークに象徴される火属性全体の大幅な強化でした。リボルト以前のカルドセプトをやっていた人なら共感して頂けるかも知れませんが、カルドセプトでは通例的に火属性が弱かった。イヤもうホントに弱い。昔のEx攻略本には「重めの侵略クリ属性」みたいな事が書いてありましたけど「どこが侵略属性か」と言いたくなるくらい弱かった。

それがリボルトで超大幅強化された時は素直に驚きました。リボルトは全体的にクリの強さがインフレ気味ですが、それでも体感で3倍くらい強くなったように思えます。Exのホロビッツのところでバンディクートとガスクラウド四積みして最終拠点がソーサラーという悲惨な運用は過去のものとなりました。というよりリボルトのフロギストンを見て「え?火属性って強打が売りだったの?」と思ったのは私だけではないはず。強打クリなんて居たっけ?ジャガーノートとか?というか火属性の売りって報酬だと思ってた。以下は火属性で名作だと思うクリーチャー紹介です。

・フロギストン
特段強いわけではないのだけど上記のように「火属性の売りは強打!」を象徴したクリとして印象深いです。というかゲンがこれを使って侵略してきて100ダメくらい食らって拠点を落とされた記憶がある。リボルトのいいところは「各属性最弱クリ」に相当するフロギストン・アクアリング・スクワリン・ブリッツレイブンが「必ずしも絶対に弱いわけではない」というところだと思っています。

・キングバラン
序盤のティアマトと言ってもいいくらいのスーパークリ。過去のカルドセプトから切り替えきれてない頃だとST60/HP50は目を見張るほどの圧倒的強さだった。慣れてくると100G重すぎってなってブックに入れなくなるんだけどね。こいつのせいで同じ火バニラのミノさんとかレッドオーガがかなり早い段階で選択肢に上がらなくなるという問題もあったりする。

・ネビロス
自分じゃ全く使わないけど「カルドセプト的で好き」なクリ。対戦で使われてこいつの真価は「相手に強制的にアイテムを使わせる事」だと理解した。ただ残念な事にアイテムカードってそんなに入れないから「カードドロー能力でアイテム補充して再度侵略」とはならないのよね。それに不屈もないし強打はいろいろ居るしでなかなか使いづらい。

・シェラザード
通称マーニャ。セカンドからデビューした火属性のエース。安くて援護持ちなので使いやすい。Ex系のソーサラーと変わらなくね?とか思ってるとセプターの呪い解除という忘れがちな能力でピンチを切り抜けたりする。

■水属性
実は私はリボルトの水属性の扱いが苦手。アクアデュークという鉄壁の守護神が居るけどどうもうまく扱えない。リボルトの水属性は運用に長けた人じゃないと難しいように調整されているのかも知れない。昔対戦でスペクターローブを羽織ったデュークがティアマトの拠点を落としたとか、ラハブの拠点にティアマト抱えて突撃したらノーアイテムで見事に撃退されたとかあるので苦手意識があるのかも知れない。

水属性といえば売りは無効化。ヒュドラとかマイコロンで再生もあるけどやっぱり無効化が売り。対戦相手としては最初は地味だけど気がついたら手の施しようがなくて負けが確定してたという展開が多い気がする。でも中にはオドントティラヌスとかリリスとかいうアタッカーも居るので完全に防御よりとも言い切れない不思議な属性。というかグレンデルがリストラされたのは納得いかない。以下は水属性で名作だと思うクリーチャー紹介です。

・リリス
眠れる神々ブロックの怪物どもを例外にすればぶっちぎりのスーパーアタッカー。領地もアイテムもない状態から4位でのギフト一発で先制80ダメとか出たりする。強い。というか何度かティアマトを素手で屠った事もある。強い。水クリを入れるならまず採用しています。

・マカラ
領地確保用クリの水属性版。火のコンジャラー、地のドリアード、風のブリーズスピリット(通称ブス)と同系列の別解釈。「自分の属性の土地に飛べなければここをそうすればいいじゃない」というのがカルドっぽくて好き。

・グルイースラッグ
通称フタ。ランドアーチンというライバルが居るので軽く見られがちだけど移動できるというメリットでわりと重用してる。ただやっぱりアーチンと違って拠点にはしづらい。HPたった10違うだけでもずいぶん違うものだなあと。

・トリトン
水の中堅。多才な半魚人。巻物強打能力ばかり見ててカードドロー能力を見落としてた時期があり、ある時に侵略で使ったアイテムと同じアイテムをドローしたので「え、なにこのクリアイテム復帰[手札]があるの?」と勘違いした事があった。救世の神都あたりまでは採用率が高かったけど眠れる神々だとAIのグレムリンアイの採用率が上がってきて、さらにチリングブラストやバーニングロッドも投入が難しくなって自然と使わなくなっていった。

■地属性
私は自分ではあまり地属性を使いませんが「カルドセプト最強属性は地属性」だと思っています。まず地属性と言えば援護。この援護能力というのが強い。Ex系統だとグレムリン最強だったのであまり目立たなかったけど、クリをアイテムとして使えるのでブックの圧縮が容易になるという戦略的な部分で強い。

さらに地属性クリには戦略的に強いクリが多いように思えます。例を上げるとまずバロン。リボルトでは全く誰も使わないクリですがDSネット対戦だと地属性の最終拠点として大活躍していました(地変スペルやレベルダウンスペルを撃たれても無効化できるため)。さらにスピットコブラとかシャンクラバーとか地味に有力なクリが多いイメージです。地だけに。

その援護能力を最大限に活かすとワイルドセンス四積みあと全部地クリというライフフォースブックより頭を使わないブックでも対戦で勝てたりする。ただリボルトネット対戦では地被りが発生すると凄惨な同族抗争が勃発するのでそれにドン引きしてあまり使わなくなった。毎ターン誰かが死んでるし。以下は地属性で名作だと思うクリーチャー紹介です。

・シャンクラバー
戦闘力ほぼゼロ。踏まれたらまず間違いなく死ぬ。でも防魔持ちだからマジックボルトは防げる。さらにこいつの秘術が地味~にすごく有効。最初に試しにラージウィンドウで使ったら殺気満々の大型クリに挟まれたけど秘術で移動侵略を防いで結局最後まで生き残った。さらにこれを使われたほうはそのまま土地レベルを上げるか交換するしかなくなるから非常に困る。秘術を使うときは「そうはいかんざき!(古)」と独白しながら行っています。

・グレートタスカー
某掲示板でグレートタスカー教なる新興宗教が発足するくらいの名クリ。誰でも考えつきそうで誰も考えなかった「先制クリ無効」という能力だけでティアテュポに対抗しうるまでに評価が上がったスーパークリ。そのシンプルな能力一本でのし上がった感が真に男らしい。実際めちゃ強い。領地コストひとつ必要だけど地属性所属なので援護クリとしても牽制に使えるのが本当に素晴らしい。

・ランドアーチン
恐らくカルドセプト全作品で最も評価が高い防御型クリ。移動侵略を防ぐという事はこいつを倒すためにはセプター自身が乗り込んで行かなくてはならず、そんな事をする以上は絶対に見落としはあってはならない。防御カードないな、よし!とか思ってリープ使ったら一番左にリビングアーマーが居たとかは誰しも経験があるはず。そして一度でもそんな経験があると絶対必殺と分かっていても乗り込む気にならなくなる。強い。

・スクワリン
各属性最弱クリの中で最も採用率が高いと思う。なにせ援護[全]。どんなブックでも入れられる。援護以外に特殊能力はないけどどこでも置けて何でも援護カードにできる。しかもお安い。ウッドフォークやセージが相対的にお高いのでピクシーが揃うまではこれが主力だった。

■風属性
グレムリン、ミルメコメオ、モスマンなどの歴代のエースクリを生み出してきた名門属性。属性としての売りは「先制」……なのだけど実は歴史的には使いやすい先制クリには案外恵まれていなかったりする(むしろリザードマンとリリスを擁する水属性のほうが使いやすい)。

今作ではカラドリウス、キリン、マスターモンクあたりの領地コストなしも出せてしかも強いクリが豊富。さらにみんな大好きマッドハーレクインの存在で防御面も大幅に強化された。ただそれでもファイアービークという水風絶対殺す竜の存在があまりにも大きく油断はできない。実際私がネット対戦で水風ブックにファイアービーク1枚だけ入れて参戦したらビークが見えた瞬間に他プレイヤーから総攻撃を食らってそのまま四位で終わった。ビーク強すぎ怖すぎヘイト稼ぎすぎ。以下は風属性で名作だと思うクリーチャー紹介です。

・カラドリウス
グローディスも大好きな神鳥。素の性能はただのハーピーなんだけどバイタリティと同等の秘術を使えるのが良くも悪くも売り。良い面はもちろん単純に強化されるからだけど、悪い面はエグザイルの餌食になること。さらにAI同盟だと誰が相方でもこいつの秘術を使いまくるのでこいつ自身はいつまで経ってもレベルが上げられないとかある。そしてこいつは唯一「敵味方クリ問わずに呪いを付与することができる」クリでもある。つまりクイックサンドを上書きできるという隠れた必殺技があったりする。

・サーペントフライ
8年前は見向きもしなかったけど今回やりなおしている時には非常にお世話になった。なにせ先制ST40でレア度N。侵略でプラックソードを使えば120ダメも出るのでめちゃ強い。これで火土地に置ければ常任クリまであった。

・キリン
今も昔も私にとって風属性のエース、なのだけど侵略クリとしては今ひとつ微妙なクリ。まず感応が発動してもST40なのでストームスピアを使っても90ダメ止まり。レア度Rなのでプラックソードの恩恵は受けられない。ボーパルソードやチェーンソーを使うならこいつである必要がない。アングリーマスクの使い手としては優秀だけどティアマト相手だとナチュラルにぶっ殺されるという。やっぱり防御用として使うのが一番か。

・マッドハーレクイン
風属性のスーパースターにしてビークに次ぐ高いヘイトを持つピエロ。多分最もシャニングガイザーを食らったクリだと思う。地土地に置けない点以外は完璧と言ってもいいクリだけど使い手側の行動を縛るという問題もある。なにせこいつが居るなら自クリは隣り合わせにしたほうが良いに決まってるので領地コマンドフェーズをクリ連結に消費しがちになる。実際ネット対戦を始めた頃はそのデメリットに気が付かずに展開速度で負ける事が多かった。

この記事への反応

  • fira (2024年5月22日)

    カードレビュー楽しく読みました! ありがとうございます
    特徴のあるクリーチャーを使うのは楽しいですよね^^

    カードレビューサイトということだとこちらのようなページもあります
    好きなクリーチャーを見ていくのも楽しいです!
    https://clib.culdcept.net/card/review.php

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