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トップページ » 美影 » カルドセプトはなぜ競技として成立しづらいのか

 

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日誌|カルドセプト ビギンズ

 

こちらではゼファーさんがカルドセプトの競技として扱うことの難しさが説明されています。

運が絡むゲーム性に1×1×1×1の4人対戦なため1~4位という順位に意味づけが大事なのではないかというお話です。

 

カルドセプトは1位が優勝でそれ以下の順位は意味のないように感じれますが、それは1戦だけで終わってしまうからだと思われます。

運が絡むのに、1戦で大会決勝を終えた優勝者にインタビューしても返ってくる概ねの感想は「運がよかったです」しか聞くことはないでしょう。

それに2位や3位を狙う意味すらなく、1位を引きづり落とすだけになるゲームになりがちなのがこのゲームに怒りを沸く瞬間でもあり、辞めてしまう原因にもなっている。

 

そこで自分は、様々なゲームでプレイしてきた知見を皆様に広めて、これからの競技について検討していくためにこの記事を書きましたので見てください。

 

順位に意味づけするには


 

結局、順位に応じたポイントで差をつけるしかないです。

 

例えば自分が今プレイしているオートチェスと昔は評された、オンライン対戦ゲームの一つであるTFT(チームファイト タクティクス)というものがあります。

このゲームも類に違わず、運が絡み続けるゲームなのですが世界各地にプロが存在しており、世界大会も開催され続けています。そこは企業努力の部分が多いとは思いますが…。

 

基本的にこのゲームは8人のバトルロイヤル性なのでカルドセプトの2倍の人数でプレイしています。

普段プレイしているランク戦では、上位4名に生き残った瞬間(カルドセプトなら2位)、最低保証でランクポイントが増えるように設計されてます。

しかも順位が高ければ高いほどポイントが多く貰えますし、低ければ低い分マイナスされます。

その為、ランクの対戦ではまず最低上位の4位(カルドセプトなら2位)を狙うところから始まります。

 

それゆえに立ち位置によって戦い方が分かれます。

上振れた人はより多くのポイントを貰うために1位を狙い、厳しい出目の人は8位よりかは6位でマイナスを少なくし、5位でマイナスを受けるよりかは4位で少しでもポイントを増やす戦いへと各々の思いの上で戦場が動きます。

 

似たようなゲームだとマリオカートもこのような感じです。

オンライン麻雀もそうでしょう。

 

これのいいところは1位を蹴落とすことに固執しなくなることです。

 

マリオカートをプレイしたことがある方なら理解できると思いますが、

1位に行けそうって思い、赤コウラを投げて1位を蹴落とそうとした瞬間に3位から赤コウラが飛んで来たり、ショートカットでキノコを使って1位に踊り出たら青コウラ(通称トゲ)が飛んできたりだとか。

結局、妨害したところで自分の順位が下がってしまうならば意味がないですし、だからと言って1位を野放しにしちゃうとすぐにゲームが終了してしまう。なら最後の最後まで我慢するなど。

そこの駆け引きを大事にするべきだと思います。

 

他人の妨害をして4位よりかは、自分がなんとか上位に入るようにする。みたいな考えが生まれることでしょう。

無論、配置されている邪魔なクリーチャーを妨害するなどの行動はカードゲームの部分もあるので無くなることはないでしょうが、”出来ることがないからとりあえず邪魔だし”みたいな無駄な部分は減るのではないのでしょうか。

 

あとそもそものブック構築自身も変わると思います。

1位は取れるけど下位率が高いブック。安定して2位、3位をとれるブックなどなどが生まれるかも知れません。

 

 

余談:実はマリオカートにもカルスタみたいなものが存在している

 

マリオカートでは理解している人達のレースとそうじゃない人達のレースだと全然違います。

先ほど説明した、赤コウラ1つとっても投げる投げない理由がありますし、青コウラがまだ見てないから1位には出ずに2位で様子見する。という戦略もあります。

理解していない人たちだと、とりあえず投げる。前に出る。やられてむかつくから投げる。といった無意識かつ感情的な行動が目立ちがちです。

 

まさにカルドセプトと同じで、意図が分からない妨害や子供の喧嘩みたいな報復のやり取りなど、被害が受けてない側から見てもヤバイことが起きることなどよくあります。

それが嫌だからこそマリオカートでは”ラウンジ”と言われるガチ勢が集まるDiscordのサーバーが存在しています。カルドセプトでいうカルスタみたいなものです。

そこではDiscord内限定のランクポイントを使用しており、対戦振り分けもしっかり行われています。

現在だと

  1. 対戦に参加表明する。
  2. 時間になったら上位から順に部屋分けがされる。
  3. そこで誰かがフレンドコードを張り、フレンド戦を行う。
  4. 結果を画像と共に報告する。(画像はスイッチの写真撮影機能を使ったり配信画面を使う)
  5. ランクポイントが反映される。

と言った具合に、非公式ではありますがしっかりとしたランク戦を今もされていますし、海外のプレイヤーも数多く存在して、非常に活発でグローバルなサーバーとなっています。

 

自分は技術が伴っていないため、どうやって作成したか理解できていませんが今ならAIを使えばできるのかも知れません。情報求む。

 

様々な大会のルールについて


  • TFTの大会ルールの場合

 

  • 予選

TFTの大会ルールの予選では、決められた回数の対戦した結果のポイント上位何名が2回戦進出、それ以下は敗退みたいな足切り型です。

 

ポイントは1位8pt、2位7pt、3位6pt…~ 8位1ptと順に決められております。

 

例:ランダムに振り分けた部屋で2戦を2回行い、4戦の合計ポイントが上位24名以内なら2回戦に進出確定。

 

これならば初戦1回で敗退して帰宅という甲子園みたいな悲劇にならずにすみますし、最低でも4戦はできます。

また、滑り込みで2位を取ることにも意味がついてきます。

上位に入るためにも平均的に高い順位を取らなくては生き残れなくなるので、4位より3位、3位よりかは2位をとろうと意気込むこともできます。

 

  • 決勝

決勝戦ではチェックメイト形式といわれ、先ほどのポイント制を使い、定められた規定のポイントを達成した後に1位をとると優勝というルールです。

 

例:20pt取った後に1位を達成したら優勝など

  • 1戦目、2位:7pt。
  • 2戦目、6位:3pt。
  • 3戦目、1位:8pt。
  • 4戦目、7位:2pt
  • 合計で20pt達成
  • 次から1位で優勝。

 

カルドセプトなら

  • 1戦目、1位4pt
  • 2戦目、2位3pt
  • 3戦目、4位1pt
  • 4戦目、2位3pt
  • 10pt達成
  • 次から1位で優勝

 

これのいい所は最初の一回で1位を取っても続くので、見てる人も参加している人もすぐ終わることもなく、たった一回の1位だけだと運だけとは言えない状態になります。

悪いところは、いつ終わるか分からなくなることです。

最大は全員が特定のポイントを達成したら、確実に次の試合で1位の人が優勝になりますが、それまでに決着がつかなかった場合、何時間かかるかは想像以上になることは必然。

 

それに、決勝戦では高い順位を平均的にとり続けなくてはいつまで経ってもチェックできないので1位をとっても優勝できないですし、もしチェックした人がでた試合は皆で談合して蹴落とし、優勝をさせないようにしつつ自分は上位を取り、次は自分が1位を取って優勝できるように持って行く。といった戦略などが多発します。

よく見るカルドセプトの風景かもしれませんが。

 

カルドセプトの場合、1位に対する妨害が手厳しいものになりがちなのでマリオカートのように1位だけ順位に応じたptより高めに設定するのもありかもしれません。

マリオカートの順位得点の例

  • 3位→10
  • 2位→12
  • 1位→15

 

似たようなゲームであるオンライン麻雀(雀魂)の例

 

1位が大幅増で、3位は小ないマイナス、4位は終わっている。

 

 

  • マリオカートの大会ルール

 

最初の1~3回戦までは8レース(基本は12レース)でその部屋内の上位○〇位が進出確定の流れで1日を終了。

二日目は4回戦目から12レースで始まり、決勝戦も行う長丁場な戦いに。

 

個人戦もあるのですが、2×12チームとか、3×8チームなどに別れて合計点数を12レース終了時に一番高い人が優勝するが基本的です。

 

これの良い所は、終わる時間がだいたい決まっていることです。

走る回数は決まってるので大会運営者からすれば助かりますが、決勝戦の参加者に目なしが出現することが問題です。

そして、その目なしの気分次第で優勝から引きずり降ろされる可能性があるのが一番の懸念点でしょう。

これもカルドセプトでもよくある光景。

 

結果的にどうするのか


 

さて、ここまで読んで頂いたいたならば理解していると思いますがそうです。

 

とにかく対戦回数が必要です。

 

TFTも1戦40分程度を使いますので、世界大会の予選などでは3日(1,2日は予選。3日目は決勝)に分けて開催されています。

マリオカートも12レースすれば35分程度プレイしますし、だいたい土日の2日を利用した大会が開催され続けています。

 

なので時間と体力がまず必要になります。

 

運が絡むゲームなので、得てして対戦回数を増やさないと実力の収縮がつかなくなるので、しょうがないものではありますがカルドセプトの人口と年齢層的に果たしてこれができるのかという話。

もっと若い人が増えるならいいけど…。

 

 

 

本気のガチで実力が出せる大会をやる。と決めているのであれば最低でも2日ぐらいしっかり使った大会を開くべきだと個人的には必須だと思います。

例えば64名の参加ならば3戦ごとに足切りして12名に、2日目で12名から4名にし決勝戦を行うようにするとか。

 

現実的にはオンライン前提にならざるを得ないでしょう。

しかし競技として発展させるならばこの形は避けられないと思います。

 

皆さんは果たして一瞬の花火か、苦労の駅伝か、どちらが好きですか?

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