「コンセプトブックだから」を敗北の言い訳になるべくしない。
巷で交わされることが多いこの言葉。
負けて心が弱ってるときに縋りたくなる甘い甘い言葉に違いない。
もちろん罠だ。
自覚せずに使い続ければ、価値観の天地を逆転させてしまう。
勝ちたいわけじゃない、楽しめればいい、見せ場があればいい、研究できればいい。
そういう立場に自ずから立ちたい人間を肯定しよう。
だけれど、本当は勝ちたい人間、本当は勝ちたかった人間。
そういう人が価値観を逆転させてしまうと、厄介な重い荷物を背負い込む。
ねじれが、カルドセプトのモチベーションを奪う遠因になる。
年のせいにしてみたり、ブランクのせいにしてみたり、
あろうことか卒業したという妄言を吐いてみたりね。
勝てば官軍なのに、負けてもまだ官軍気取り。
なんてこった、みんな官軍だ。
もちろん、この文章はわたしを反面教師にしたい人の為に書かれている。
だから、 強いセプターになりたいと志すならば、
その言葉の効能を知っておくべきだ。