ビギンズ発売まであと一月余りとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は最近、先日サルベージされた(ありがとうございます)Cepter’s Noteに登録された自作ブックを眺めたりしています。思い入れのあるブックも多いので、当時の解説などを読んだりしていると懐かしさで時間が経つのを忘れてしまいますね。
で、そうして自分のブックを眺めていているうちに、ふと気づいたことがありました。
「なんかドローサポートをバイタリティ4枚だけで済ませているブックが、やたら多いな?」
| 「シニマトック」(by 機械科ボイラーズ) | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| シェイドフォーク | 2 | カウンターシールド | 1 | インフルエンス | 2 |
| デコイ | 3 | グレムリンアムル | 1 | シニリティ | 2 |
| アベンジャー | 3 | ストームコーザー | 2 | シャッター | 2 |
| サルファバルーン | 2 | ニュートラクローク | 1 | テレポート | 2 |
| ソン=ギョウジャ | 3 | ネクロスカラベ | 1 | バイタリティ | 4 |
| パイロマンサー | 2 | パワークラウン | 1 | ヘイスト | 4 |
| ファイアードレイク | 2 | ファイアーシールド | 1 | ホーリーワード8 | 4 |
| マトックテイル | 3 | リコール | 2 | ||
| クリーチャー | 20 | アイテム | 8 | スペル | 22 |
バイタリティはドローサポート兼クリーチャー強化と便利なスペルですが、別に土地呪いじゃないとダメな理由があるわけではありません。なんとなく便利なので、深い理由もなく突っ込んでいるだけです。ドローの性能だけなら、ホープの方が上です。バイタリティではなく、ホープではダメだったのか? 記憶の中にいる当時の私は、こう答えます。
「いや、ディスカードが増えるだけだからバイタリティの方がいい」
実のところホープを入れているブックもないわけではありませんでしたが、それはある程度カードの消費が激しいブックに限られていました。当時の私はよほどディスカードが嫌いだったようです。とはいえディスカードしたとしてもブック圧縮にはなっているのだから、引きたいカードを早く引ける確率は上がるはず。バイタリティをホープに代えたとしても、特に何も悪いことはないように思えます。しかし当時の私は、頑として「絶対にバイタリティの方がいい」と譲りません。
……んん? この頭の中のやり取りって、なんかあの問題に似てるな? アレですよ、アレ。そう、「ギフトを入れない理由をいくら説明しても、全く納得してもらえない問題」です。
ビギンズでもコストが安くなって続投が決定したギフト。その強さに疑いを抱いているセプターは、ほとんどいません。というか、私以外で「ギフトを入れたら弱くなる」などと主張している人は、見たことがありません。そもそも私の中でもギフトを入れない理由を言語化するのは極めて難しくて、説得力のある説明が出来たことはありませんでした。自分でさえ納得させられていないのだから、他人に理解してもらえるはずはありませんね。しかし、これは問題をギフトだけに絞るから説明が難しくなるのではないか?と、バイタリティ4枚のブックを眺めていて思いました。ホープを入れない理由とギフトを入れない理由は非常によく似ている、いやほとんど同じであることに気付いたのです。
カルドセプトのブック構築にドロー強化は必須ではない
のっけから反感を買いそうな副題ですが、ちょっと待ってください。セプターの皆様の中に、「ホープを4枚入れてみたけど、ディスカードが増えるだけであまり強く感じない」という感覚を覚えた方はいらっしゃいませんでしょうか。私はこの経験、ムチャクチャあります。ホープを4枚入れてみたけど、あまり強くない。こういうブックを調整するならば、その方向性は2つ考えられます。
・ホープを抜く
・手札に保持したいカードを減らす
ホープを抜くのは、元々のブックコンセプトを維持したい場合に行う調整方法です。上記の「シニマトック」であれば、手札がマトックテイルとシニリティ込みの6枚でホープを使ったときに、マトックテイルとシニリティを保持するために、せっかく引いてきたカードを捨てる可能性が高いです。だったらホープよりも、ディスカードが発生しないバイタリティの方が、配置したクリーチャーを強化できる分お得ということになります。
手札に保持したいカードを減らすのは、ブックコンセプトを捨てて「ホープに合わせる」調整方法です。そもそもマトックテイルとシニリティなんて入れていなければ、ホープを使った結果ディスカードが発生したとしても、それほど悩むことはないでしょう。マトックテイルの代わりにキメラ、シニリティの代わりにマナを入れれば、より使いやすく円滑に回るブックになるはずです。
調整方法としては、どちらも間違ってはいません。ここで言いたいのは、「ドローの強化が必ずしもブックの強化に繋がるとは限らない」ということです。
実はホープは激ムズスペル
個人的には、ホープは「最も基本的なドローサポート」というイメージとは裏腹に、その性能を100%引き出すのは非常に難しいカードだと考えています。ホープの役割は主に2つあって、1つはブック圧縮、もう1つは手札の補充です。このうちブック圧縮の方はただ使えばいいだけなので容易ですが、手札の補充に関しては、ホープを引いてきたときに備えて常に手札を4枚以下にしてターンを終了しなくてはならないので、毎回ディスカードしないように使うのは至難の業です。本当にホープを使いこなそうというのであれば、例え手札のアイテムがグレアム1枚だけであろうとも、そのグレアムを使ってレベル1の土地を落としに行くぐらいの覚悟が必要と言えるでしょう。
| 「古代兵器」(by 機械科ボイラーズ) | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| バーンタイタン | 4 | ウォーターアムル | 3 | インシネレート | 1 |
| シーボンズ | 2 | グレムリンアムル | 2 | インフルエンス | 1 |
| ドルール | 2 | ゴールドグース | 4 | シャッター | 2 |
| ブラッドプリン | 4 | シンク | 1 | ||
| ボジャノーイ | 2 | チャリオット | 1 | ||
| リザードマン | 3 | ティラニー | 1 | ||
| リバイアサン | 3 | ファインド | 2 | ||
| ホープ | 4 | ||||
| ホーリーワード8 | 4 | ||||
| マジックブースト | 2 | ||||
| ランドプロテクト | 2 | ||||
| クリーチャー | 20 | アイテム | 9 | スペル | 21 |
「そこまでディスカードを気にしなくても良いのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、私の考えでは「ディスカードが発生するならば、ホープを入れている意味がない」んですよ。貴重なスペル使用機会を一つ使って、カードを引いているわけですから。それでディスカードが発生するぐらいなら、そのラウンドはホープではない何か別の、直接役に立つカードを引いてきた方がありがたいんじゃないかと思うわけです。
ギフトで失っているもの
ホープがいかに難しいカードかということを説明したところで、話をギフトに移行します。まずは、こちらのブックをご覧ください。
| 「バリアビーク」 - kikaikaboilers | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| アーマードラゴン | 2 | アングリーマスク | 1 | スニークハンド | 2 |
| リビンググローブ | 2 | ウォーロックディスク | 1 | チャリオット | 1 |
| アモン | 1 | グレムリンアイ | 1 | ドレインマジック | 1 |
| ケットシー | 1 | チェーンソー | 1 | バインドミスト | 1 |
| ティアマト | 2 | トライデント | 1 | バリアー | 4 |
| ネビロス | 1 | ナパームアロー | 1 | ファイアーシフト | 2 |
| バーナックル | 2 | ネクロスカラベ | 1 | フラクシオン | 1 |
| ファイアービーク | 4 | ブーメラン | 1 | マジカルリープ | 3 |
| ボルカニックドラゴン | 2 | ムラサメ | 1 | ||
| ムシュフシュ | 2 | ワンダーチャーム | 1 | ||
| フェイト | 4 | ||||
| ロックシェル | 2 | ||||
| クリーチャー | 25 | アイテム | 10 | スペル | 15 |
| レイピアさんの1day大会準決勝で使用。1位。 普通の火のバリアー型。リボルトのバリアーは強いと思うんですが、あまり使われてないですね。 ボルカニックドラゴンはナイトエラント対策で実験的に入れてみました。武器との二択もかけられるのでけっこう強いような気もするのですが、まだなんとも言えません。 ドローはギフトを ++++++++++++++++++++ ▼ | |||||
| このブックをCepter's Libなの。に送り、新たなブックの元とする →●Branch this book | このブックをBookSimulatorなの。に送り、分析や一人回し練習をする →●Analyse this book | ||||
リボルト初期のブックなので今見るとそんなに出来は良くないですが、まあそれは置いておくとして。このブック、最初はギフトが入っていました。私もリボルト発売当初は、「ギフトは入れ得カード」と信じて疑っていなかったのです。しかし、ギフトを使っているうちに「なんかやたらディスカードするしストレス溜まるし全然勝利に貢献している感じがしない」という感覚を覚えるようになりました。ついでに言うとこのブック、全然勝てませんでした。
例えば、ティアマト・ムシュフシュ・グレアイ・ムラサメ・バリアー・リープみたいな手札を想像してみてください。このような手札のときにギフトを引いてきたときのストレスは、筆舌に尽くし難いものがありました。フォーサイトの方が100倍マシです。引いてきたG・ノーチラスやランドアーチンを捨てればいいだけの走りブックとは、ワケが違うのです。イライラが頂点に達した私はついにギフトを全切りして、空いたスロットにフェイトをぶち込みました。
フェイトを入れた最初の試合で、なんか知らんけど勝てました。
しかしこの結果を受けても、こう考える人もいるでしょう。
「ギフトでディスカードをしたとしても手札の枚数は変わってないし魔力も得ているのだから、やはりギフトを使ったことで得をしているのでは?」
一見すると、確かにそのように見えます。ギフトを使ったことで失っているものなど、何一つないように見えます。しかし、実は確実に失っているものが一つあります。それは、「スペル使用機会」です。上記の例で言えば、このラウンドはギフトではない何か別の、直接役に立つカードを引いてきた方が、絶対にありがたいはずなのです。
で、ビギンズではギフト使うの?
ビギンズでギフトを使うかどうかは、まだわかりません。私の中ではあれは「チャリティに毛の生えたカード」なので、チャリティが入るようなコンセプトのブックがビギンズで組めるなら、ギフトを使う可能性はあります。
というわけで、最後にチャリティを入れていたブックの中でも気に入っているのを貼って、記事の終わりにしますかね。最後まで読んでいただいてありがとうございました。
| 「ダイナボロス」(by 機械科ボイラーズ) | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| ウェンディゴ | 3 | カウンターシールド | 2 | アースシェイカー | 1 |
| ウロボロス | 4 | ダイナマイト | 3 | アンチマジック | 2 |
| グレムリン | 2 | プリズムワンド | 2 | ウェザリング | 3 |
| コーンフォーク | 4 | チャリティ | 4 | ||
| レプラコーン | 1 | ドレインマジック | 2 | ||
| フライ | 4 | ||||
| ホープ | 4 | ||||
| ランドプロテクト | 2 | ||||
| リコール | 4 | ||||
| リフォーム | 2 | ||||
| ローカスト | 1 | ||||
| クリーチャー | 14 | アイテム | 7 | スペル | 29 |
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