このマップの特徴としては、何といってもリコールが強いことにある。

リコールが強いとなると城に隣接する水・地土地にマジックブーストを決め

やすく、単純に速さを求めるなら水か地ブックが有利ということになる。

 

水であればアプサラス・シーボンズ・ボジャノーイあたりをバランス良く入れて

バラ撒きにはスラッジタイタンあたりが妥当か。

地であればガーゴイル・グリマルキンあたりを拠点にし、リコールとの相性が

いいサクヤやドリアードを入れて堅実に領地を増やすのがセオリーだろうか。

 

ただし城に隣接すればするほど、リコール後に方向を選べる関係で「踏み」には

期待出来ない。踏み期待値であれば交差点の土地がある水の方が多少高いか。

 

これとは逆に、城と反対にある砦隣接土地にある風・火土地は比較的「踏み」が

発生しやすく、実際に試合を速めているのは大抵「踏み」によるものである

以上、火・風が水・地より遅いとは限らない。

 

踏み期待値の関係で砦付近に拠点が集中すると、足スペルを使って回避する

状況が増し、マジックブーストを決めるチャンスは減ってしまう。

火・風共に価値120の土地が城から８マス先にありリコール→HW8で

確保しやすく、交差点になっている火の方が期待出来る。

 

またこのマップは比較的戦闘が発生しやすいので、単純に達成の速さだけ

追い求めたところで領地を蹂躙されて、早々に再起不能にされかねない。

デコイ・ガスクラウド・スラッジタイタン・ナイキーといった、バラ撒きに

強いカードの投入が重要になってくると思われる。戦闘力を上げる為

コロッサスやブーメラン等も有効だが、どこまで入れるかは財布との

相談であろう。

 

火ブックの場合

城から8マス先に価値120の火土地がある為HW8は必須。デコイやガス

クラウドを殴れるパイロマンサーは欲しい。コンジャラーを飛ばす場所に

よってはセオリーから外れたプレイも可能で、城隣接土地に召喚→ヒーバルで

強引に拠点にし、マジックブーストを決めるのもよい。

クリーチャーは攻防共に安定感があるが、ナイキーに強いジェネラル＝カンが

それなりに便利。

 

水ブックの場合

価値120の土地が交差点になっており、確実に確保したいところ。HW6を

HW8と併用して投入すれば拠点回避率も上がるし一石二鳥。

同じ交差点持ちの火ブックに対抗する為イエティをごっそり投入するのも

お茶目と思われる。

連鎖の確実な確保が主な課題。同色被りが怖いので地形変化スペルは

最低4枚は欲しいところ。コンジャラー投入しても良い。

拠点への侵略は絶望的。足を入れるかピース投入が無難。

 

地ブックの場合

ドリアード・サクヤにより連鎖構築力は随一。マジックブーストもしやすいが

個々のクリーチャーのLv1での戦闘力に難があり、クリーチャーが事故ると

一番悲惨な目に遭う。地形変化スペルもしっかり入れておきたい。

ガルーダは入ってこれないが、このマップでガルーダにどこまで期待出来るか。

ナイトフィーンドやジェネラル＝カンを警戒した方がいいだろう。

 

風ブックの場合

ナイキー・マスターモンクをバラ撒いて、拠点確保にホーリーラマや

ワイバーンと、クリーチャー面では安定感がある。先制部隊＆ケツアゴ

コアトルで蹂躙するのも良し。マジックブーストが決めにくい分を

コーングースで補うのも有効。

侵略には速攻上げに強いナイトフィーンドが光るが、水に人気が集まると

期待値がガクッと下がり、かといって色被りを期待しないでガルーダを

投入出来るほど広いマップではない。いっそのこと拠点のことはほっぽって

先に進む桑原戦法の方が合理的。