しあわせのひととき
カルドセプトを遊んでいて楽しい時はどんな時でしょうか。
戦闘で読み勝った時?
高額地を踏んでもらった時?
レベル5を奪い取った時?
ドレインマジックでG1000以上の魔力を吸った時?
勝利した時?
ひとつの試合でも高ぶる場面はたくさんありますが、小さなエキサイトが起こる瞬間はもっとたくさんあります。
例えばカードを使う時です。
カードを使う時、人は少なからず快感を得られます。
たとえそれが悪手だと分かっていても、快感のためにカードを使ってしまうこともあるほどです。
カルドセプトは長時間に渡って凌ぎを削る攻防を繰り広げるため、セプターの心は常に疲弊していきます。
そんな中、心安らぐプレイングをご紹介しましょう。
“カードを使うことで快感を得て、カードを捨てるストレスをなくす”
そんなカルドセプト・ライフです。
はい。どうでもいい能書きでした。
この記事は“君の右手を光らせる 希望のドロースペル”から派生したおまけ記事です。
『ドロースペルを効率良く使うために手札を効率良く消費しよう』という趣旨です。
でも正直な話、僕が普段やる場合は快感のためです。
さばきやすさ
カードによって『さばきやすさ』というものがあります。
例えばマナは最もさばきやすいカードです。
いつ使っても無駄が生まれません。
よく周回直前で惜しむ人がいますが、そのためにカードを捨てていませんか?
ひとまず『さばきやすさ』を見ていきましょう。
とてもさばきやすい
マナ
前述の通り、最もさばきやすいカードです。初心者から上級者までお世話になります。
バイタリティなど
とりあえず使えるカードの筆頭です。しかしドローが付くので手札は減りません。さばいているというのか。
ブックに復帰するスペル
適当に使っても後でまた使える安心感がさばきやすさに繋がります。が、本当になにもしないと魔力・スペルターン・ドローの3つを浪費することになるので気をつけましょう。
バルダンダース(アンバーモス・スペクター)
コストが安く、ばらまきにも適当な侵略も同時にこなせるクリーチャーは非常にさばきやすいクリーチャー群です。
さばきやすい
足スペル
ホーリーワードやヘイストです。これもいつ使っても無駄になりにくいですね。しかし後半はとっておかないと痛い目を見るのは周知の通り。
トライアンフ
安くて使っておけばまず損はないでしょう。でも周回するまで呪いスペルが使いづらくなります。だからといって手札に溜めると今度は別のカードを捨てるハメに…。
ドレインマジック(ランドドレイン)
マナに近い面を持っています。損はしませんが、見せ札(見せることで相手に影響を及ぼすカード)としても強力なので保持しがち。
シャッター(スクイーズ・ブラックスミス・セフト)
俗に言う、捨てるなら使えスペルです。保険として持っておきたい場合も多々ありますが、その犠牲になるのはあなたの手札です。
アンチエレメント
バイタリティ同様、1枚ドローが付いてますが、これも見せ札として強いのでなかなか躊躇します。切り札でもありますしね。
ピース(リフレクション)
適当に使っておけば安心安全。が、相手が呪いスペルを持っている(引いてきそうな)場合は上書き用に保持しなくてはなりません。
ランドプロテクト
ひとまず撃っておけば安全を確保できます。しかし効率を求めて拠点候補に使おうとすると手札に溜まります。ホーリーラマに使っちゃう~?
中堅クリーチャー
ゴーレムくらいのクリーチャーです。ばらまきつつ、レベル1侵略くらいができると比較的さばきやすいです。
さばきにくい
パーミッション(リコール・テレポート)
特定のタイミングでは非常に強力ですが、そのタイミングまでほぼ使うことができません。手札にパーミッションが3枚来たときの絶望感たるや…。
マジックブースト
パーミッション同様、タイミングを選ぶスペルです。しかもかなり運に左右されます。最もさばきにくいカードと言っても過言ではありません。
メテオ(ローカスト・サブサイド・アースシェイカー)
切り札であり、強力な見せ札です。初手で来たらどうしましょうね。
バインドミスト(シニリティ)
メテオ同様の切り札ですね。まぁレベル1に使えなくもないでしょう。
地変スペル(インフルエンス)
意外と使える場面が限られていたり、妨害・逆転に必要だったりするのでさばきにくいです。
大型(拠点)クリーチャー
コストが重かったり防御型であったりすると、空地に止まった時など使える場面が限られてきます。
アイテム
アイテムは戦闘でしか使えず、戦闘があまり起きないとどんどん溜まっていきます。溜まるほど強くなりますが、最も手札の圧迫するカード群です。
さばきやすさの傾向
コストが安いほどさばきやすい
効果が一回り小さくなりますが、その分お手軽に使えるのでさばきやすさは上がります。
イビルブラスト<マジックボルト
マジックボルトは『MHP30を破壊する』ことはできませんが、『デコイ・アイドルを破壊』『削って移動侵略』『削れたクリーチャーにトドメ』くらいはお手の物。
ドレインマジック<ランドドレイン
ランドドレインはほぼマナみたいなもんです。
シニリティ<ソーンフェター
ある程度侵略力があればソーンフェターで足りることもあります。移動で消せないという地味な魅力も。
アンチエレメント<ディジーズ
レベル1ならディジーズの方が強いです。嫌がらせに最適。
メテオ<ローカスト
ローカストくらいなら中盤に撃てなくもない?
ミューテーション<グロースボディ
デメリットがないので非常にお手軽。HP30をHP40にするだけでもティラニー防げますしね。
汎用性が高いほどさばきやすい
当たり前ですが、使える場面が多いほどさばきやすいです。使える場面が多いというのはすなわち汎用性が高いということです。
イビルブラスト<ターンウォール
破壊ではなく強制変化でお茶を濁す。主にコンボ向き。
ボーテックス<ミューテーション
どちらも敵味方両方に使えますが、使える場面はミューテーションの方が多いです。
インフルエンス<地変スペル
コストは地変スペルの方が高いですが、序盤のばらまき具合ではインフルエンスは使えないこともあります。また、地変スペルは妨害にもよく使えます。
ローカスト<クインテッセンス
クインテッセンスは自分にも使えますし、レベル5には使えないので躊躇なくレベル4に使えるでしょう。
バランスが大事
お気づきの方も多いでしょうが、ここまで紹介したのはほとんどスペルカードです。
スペルカードは1ターンに1度、魔力があれば確実さばけるので、クリーチャーやアイテムよりもさばきやすいです。
しかしスペルカードばかりだと一向に手札は減りません。
ドロースペルもスペルカードなので、ドロースペルを活かすには必ずクリーチャーが必要になってきます。
そこで大事なのがクリーチャーとスペルのバランスです。
理想は1:1ですが、ドロースペルはスペルカードを水増しするので、ややクリーチャーが多いくらいが最も回転率が良い(=さばきやすい)です。
といってもクリーチャーはスペルと違って毎ターン使えるかどうか分かりません。特殊地形にばかり止まって手札が滞るのは誰もが体験するでしょう。
なのでマップや戦略によってこのバランスを調整するのが肝になってきます。
さばきやすい戦略
では実際どういった戦略が有効か。
援護
援護はクリーチャーをアイテム代わりに使い、手札を消費しやすいので無駄がほとんどないです。
これが援護ブックの強さの秘訣の一端です。
しかし手札にコロッサスなどを保持しておかなくてはならなかったりする面もあるので、回転率が良いとは言い切れません。
リビングアイテム
援護同様、クリーチャーとしても使えるアイテムは汎用性が高いためさばきやすいです。しかし土地の安定力は落ちるので、マップや他のカードとの連携が必要です。
低コストクリーチャー
バルダンダースやスペクターなどの低コストで嫌がらせ程度の侵略ができるクリーチャーを、ばらまきクリーチャーの主軸にするとさばきやすいです。
逆にスプライトやシェルクリーパなど防御寄りにすると、さばきやすさは落ちます。
バードも相手の領地を踏んだ際に使えるのでさばきやすいです。
イケイケ侵略
踏んだ土地を片っ端から侵略していくような制圧的なブックは非常に手札の消費が激しいです。
アイテムも躊躇無く使えるくらいのバランスだと尚回転率が上がります。
このへんは援護を軸にすると良いでしょう。
問題はコストがかかるので、マナを入れたり砦ボーナスの多いマップだと有効でしょう。
生け贄
コストに生け贄があるカードは回転率こそ上がらないものの、手札の消費がものすごいことになります。デコイやボジャノーイが適度に入れることでディスカードを抑えることができます。
強いの?
ディスカードを減らす戦略が一概に強いとは言えません。
ただしドロースペルを含め、効率良くカードを使えることができれば必ずアドバンテージ(優位性)は確保できます。
しかし何度も触れましたが、カルドセプトには見せ札という戦略があるので、使わずともアドバンテージを得るカードが強いとも言えます。
ただ見せ札は高度な駆け引きを要する戦術でもあり、冒頭で述べたように使わないストレスを感じることもあります。
ですのでそういうのが苦手なセプターはノー・ディスカード・スタイルの方が合うと思います。