ドラゴン・ロードちゃん可愛い！

　最近感じるんですが、ひょっとして皆さんドラゴン・ロードを色物マップだと思っていませんか？　あ、やっぱりちょっと複雑な形だからって「どうせクソマップだろ（笑）」とか思ってる！　違うから！　ちょっとオリジナルだけれど、素直で良い子だから！　ビッチマップの10周年と一緒にするんじゃねーよ！　と言うわけで、愛しのドラゴン・ロードちゃんの解説を少ししてみたいと思います。

伸ばせばすっきり

　まずドラゴン・ロードの全体の形状をご覧下さい。

　まあ確かに、一見するとなんだかネタに走ったマップに見えます。では見方を変えて、このマップがドラゴンの形していなかったらどうなのか？　一般的な形に近い円上に伸ばしてみました。

　カルドセプトDSのマップエディターを使って作ってみました。複属性が無いので無属性で、橋が無いので転送円で代用していますが、雰囲気はつかめるのでは無いでしょうか。こうして伸ばして見ると、思いの外真っ当な形をしている気がしません？　ね？　ちょっとひねくれているけれど、ドラゴン・ロードちゃんは根はまじめで良い子なんです！

ドラゴン・ロードちゃんざっくりマップ攻略

概要

マップ名	目標魔力	初期魔力	砦収入	エリア	砦	特殊地形					通常地形								周回	ダイス	報酬
						祠	占	聖	転	店	無	火	水	地	風	複	変	計
ドラゴン・ロード	G8000	G200	G200	1	WE	–	占	聖	–	店	0	7	7	7	7	0	15	43	36歩	1〜8	12枚

　ドラゴンロードは1周36歩と長めですが、砦収入が200Gと多めです。魔力が足りなくなるということは少ないでしょう。土地価値は80Gが主で、龍の足のモーフィング土地だけが120Ｇです。

　特筆すべきは広さでしょうか。通常地形43個というのは、カザテガ46個と天空の祭壇44個に次いで3番目に広いマップです。さらにモーフィング土地も15個もあるので連鎖が組みやすく、今作では弱体化したとされるランドトランス戦略がしっかり機能します。私が実際対人戦を6戦行ったところ、すべて地のラントラブックを使った方が1位を獲得しています。ランドトランスで戦うか、もしくはラントラに対してどう戦うかしっかりとした指針が必要になりそうです。

　基本的に周回方向は反時計回り（城から頭に向かって歩く）が良いです。理由としては、最初の砦ボーナスを早く得られる、城から聖堂までの距離が短く周回ボーナスの資金を持ったまま聖堂アクセスがしやすい、リコールの周回短縮機能が期待できる（W砦上でリコールを撃てば15歩移動）となります。HW８で反時計周りすると地属性を抑えられることも、地ラントラブックの追い風となっています。

スペル構成

　まずはランドトランス。5～6連鎖は容易に確保できるので、護符価値コントロールや単純増幅に大活躍します。

　次いでリコール。最大短縮15歩は単純に強いです。周回方向の向きの強弱がはっきりしているマップなので、任意に周回方向を選べるのは魅力です。広いマップなので、領地指示機会もありがたい限りです。

　ランドドレインも検討に値するでしょうか。確保できる土地の数が多いので収入枠として捉えても、マナに比べてかなり優秀です。このマップで6試合やってみたのですが、5周回したのはわずか1回だけ。３～４周回で達成してしまうので、マナに頼るのは苦しいと思います。

クリーチャー構成

　まずモーフィング土地を抑えられる、コンジャラー、ブリングスなどは使いやすい印象があります。リコールで得られる領地指示と相性が良いのもオススメのポイントです。ドラゴンロードの場合は、ドラゴンの足の部分は入ってしまうと8歩損するので踏み込みたくは無いですが、あの土地は基礎価値が120Gなので1個は確保しておきたいところです。さらに、あの折り返しの形状は足に入ってさえしまえば領地指示が得やすいので、マジックブーストを決めやすいのです。120Ｇ土地なのでマジブの効率も良いです。やり過ぎ感はありますがグーバクイーン、スピリットウォークも考慮に入れて良いでしょう。

　モーフィング土地がここまで多いと、無属性クリーチャーは採用しにくいでしょう。モーフィングに色つきクリーチャーを置くのは非常に効率的なので、コロッサスなどは色つきのクリーチャーで代用した方が良さそうです。ただ、そうして色つきが増えれば増えるほどシェイドフォークが強くなってくるので、やっぱりこいつだけは例外と考えるべきでしょう。

ＧＰドラゴンロードみんなで遊びましょう！

　というわけで、ドラゴン・ロードちゃんの魅力、みんなわかったかな？　ＧＰドラゴンロードは8月26日（日）0：00～開始なので、皆さんどしどしご参加下さい！