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ワンスアポンアタイム (2017年7月5日)

さて、長々と繰り返してきた駄文を今日は一区切りとしたい。
(本当は幾らでも書けるのだけれど予見通りカルドブログが埋まっちゃうからね)
さっと読んでもよくわからない、精読してもよく分からない、
そういう文章であるのはもはや、改める気がない。
しかし伝えたいことは滴下したり滲ませたりしておいた。

不十分な領域がまだまだ残されているのだけれどね。
(メルさんの議論やリボルトの構築論に繋がるところまで続けたかったが気力が尽きた)

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クリーチャーの枚数比率。
増収と達成のプロセス、アプローチ。
その他既存の戦術に対する、スタンス。

これらを統合し、”構築する際の思想”とか”ブックアーキテクチャ”と呼ぶ。
(また、アーキテクチャのタイプに着目して分類するとアーキタイプという概念になる)
構築の理論と設計の思想から”大まかなブックの骨子”が浮かんでくる場合もある。

同一または類似の設計思想によって組まれたブックは”系”を成す。
”系”はその文脈と時間的連続性によって関連性をもつ。
(系が始祖から派生していく過程で、アーキタイプが変化する場合があるが、
 この場合アーキタイプは違うが、系は同じということがおきる)

手慣れてくると、”系”や”構築思想”の蓄積から、
プレイヤーが作り出したブックが何を見ているのか分かる場合がある。
以下はざっくりとした例である。

例1:
このブックはDS版から増収フレームを引きずっているな。
未だにマジックブーストを増収枠に刺してよしとしている。
しかし、疑似現金の概念がどうやら分かっていないのか、
クリーチャーリソースやドローなどの部分に無理が出てるな。

例2:
既存のあのブックの発展形を目指して作られてるな。
それだけあって革新的な発想はないけれど、
正当に漸進的な進歩が為されているみたいだ。
もとのブックよりクリーチャー機能の複線化と調整を図ってて、
新機能を追加したりしている。
元のブックと比較すると…

例3:
流行したymp型の多層防御に対して楔を入れられる構築になっているな。
しかもymp型を狩りに来た水ブックに対しても正面から対決できる硬さがある。
呪い戦での強さもあり、なにより奪ったL4を自分のものにすることが出来る。
相手として想像されるブックが守っていない部分に滑り込むように、
このブックの鋭いところが入っていくなぁ。

例4:
このブックは既存のつよいアーキタイプが登場するということを考慮に入れていない。
実戦に持っていく気になれない。

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一個一個の物語が鮮やかに、あるいはセピアに、記憶としてよみがえる。
が、そのすべてを整理することは最早諦めよう。
少しやっただけでカルドブログを埋め尽くしてしまうことが明らかだからだ。

例えばブックの防具を十分に引けない序盤戦に、
土地を侵略されづらい歩法があることを発見しプレイングに組み込んだ。

例えば王女杯で提唱されたチャリオット地変枠論は、
後の私たちの構築に強い影響を与えた。

例えば護符マップ手順不可逆論を展開し、
変則手順の考案が為され、優位性と弱点が論じられた。

例えば踏み理論に対して真剣に批判がなされ、
ポスト世界を仮定して踏み理論の限界が探られた。

例えば時間帯別でブックのもつ能力が最大化されるブックの観察から、
「気が付いたら手が出ない硬さを実現する」時間帯別硬度という構築が編み出された。

例えば1ドロー付き呪いスペルの登場による新しい力場を観測して、
アンチエレメントを核とした呪い戦という新しい軸線での攻防を規定した。

例えばあるカードと似た、カバレッジの微妙に異なる効果を持つ別のカードを投入し、
試合中にどこに向けるか?ということでプレイ中にブックを適応させる論が登場した。

例えばあるプレイヤーを完全にゲームから弾き出す、
殺しのカルドの是非、あるいは効果について真剣に議論された。

例えば多層防御構築がなされた環境で、
どのリソースに着目することで勝ちやすくなるかが語られた。

例えばランドトランスを入れていないブックが、
スペルターンに土地を売却する方法が検討された。

例えば、例えば、例えば、例えば。

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さて、この位にしておこう。
これらを全部全部下敷きとして覚え、理解していなくても、
カルドセプトはできるからね。

ただ、なんとなく私自身も記憶能力の低下が著しく、
個々の背景をずっと覚えて置ける自信がない。

重要な知見に抜けもあるだろう。
まあ、思い出したり、希望があったら、
書いたり書かなかったりすることだろうよ。

それではまぁ、みなさん、よいカルドライフを。

 

 

この記事への反応

  • はかせはかせ (2017年7月6日)

    はじめまして。
    リボルトからの若造のはかせと申します。
    最初から全部読ませていただきました。私の知らない「カルド史」を少しでも知ることができて、率直に嬉しかったです。ありがとうございました。
    私自身はアホな上、反骨精神だけで生きているような人間なのでこっきゅんさんが書かれたようなことを自分の中に落とし込むことはなかなか出来ないとは思いますが、僭越ながらいつかこのあたりのこともちゃんと理解できるようになれたらと思っております。

    ファボ代わりに、ご報告まで。

  • kokkyukokkyu (2017年7月6日)

    >>はかせさん
    コメントありがとうございます。favよりずっと好きですよ、うれしく思います。

    カルド史は昔のある時点でそのときのセプターが考えたことを集めてきて、どういう話だってばよ?ってやることで生まれてきました。
    既に誰かが通過した議論を理解し、どういう結論にまとまっていったのかを知れば、
    過去の誰かが考えた理論の穴を見つけ再構築するということもできるかもしれません。

    ただ、最近のセプターさんは既に誰かが通った道を再開拓しているようでして、
    少し老害的ではありますが、心配しているという機運が高まっていたりします。

    ここでオリジナルー!!って言い出すと一気に目が亡くなってくるんですが、
    理を詰めていく過程を身につけて行くセプターは強くなりますよ。

    はかせさんがよいカルドをできる事を願っております。

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さしてつよくもなく ひどくよわくもない。カルドセプト恐怖症の歌うセプター。余談ですが僕はLoveボタンが嫌いです。押すくらいなら、コメントを。

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